今日のおじさん(気持ちは坊ちゃん)

55歳から走りはじめ、70歳サブ4なんとか維持したいと日々精進
ゆっくり長く走れば強い脚になれる・・信じて。

村岡ダブルフルウルトラランニング100Kバトル物語 続編

2014年10月04日 | レース模様
続きであります。

お山のてっぺん(51キロ地点の頂上標高1040M 蘇武岳)から、いよいよ
ジェットコースターに乗って、進撃開始であります。

と、そのまえに どうでもええ話ですが・・
上りの途中でいろんな仮装の方が抜いていかはりました。

女子高生も数名。その中の1人が走りぬけたときに併走していたお姉さんが坊
ちゃんに質問
あの方、女性ですよね?と・・・
いえいえ、男性でしょ、どうみても!
だって・・・ブラジャーしてますよ
何いうてはりますの。きっちりこだわる人やら、マニアはブラジャーはつけるでしょ! 
なんの根拠もない回答ですが
なんてこと話ながら上っていきました

やがて気温もあがってきて上りのきつさとあいまって汗びっしょり
のころ、前後抜きつ抜かれつのなすびのかぶりものを上半身を覆って、頭は
かんぜんにへたのところで覆っている兄ちゃん
これはみるからにしんどい。保温状態です

お気の毒なので声かけた。「しんどいでしょ・・この気温では」と。
なすびさん、即 「はい選択間違いましたですかね~」と。
「ドロップのエイドで脱がんと危ないですよ」と言うと即「はい」
と回答ありましたが・・・・
エイドごとで、まるでスターのごとくエイドのおばちゃんたちに人気あり
2ショットとったりで悦にはいっておりました。おそらく、なすびさん
最後までこれでいかはるでしょ。それにしても、このかっこうで速いです


さて、下りへ突入話。
51K→66Kまでの15K 1000Mから450Mまで下って下って下っての
脚を使い果たしてしまうか、足首を痛めてしまうかのリスク大長丁場です。
上りで抜かれた ぴょん吉兄さん を追っかけて飛ばす坊ちゃん

どんどん抜いていきます。が・・・
さすがに、100Kの緑ゼッケンをつけてる
フォームのきれいな方はすぐには追いつけません。

それでも、その背中を追っかけて飛ばしていきます。

途中、女性の方がどんどん男性たちもごぼう抜きでいくのを発見。
やるな~ 当然、なかなか追いつきません。
徐々につめて、ゼッケンの名前がみえるくらいにまで近づいた

なんとなんと、坊ちゃん所属ランニングクラブの主催者でもあり
過去に、坊ちゃんの初四万十ウルトラにむけていろいろアドバイスしてくれた
「たここ姫」さんではありませんか。
ほんまに、「たここ」って書いてるんですわ(●^o^●)

横に並んでごあいさつ。びっくりされてました。
たここさんは、膝かどこか痛めてはるので66Kにエントリ。
それでも、男性ごぼう抜きしてはる女性はそうそうおりませんですわな。

「坊ちゃん速い!!」なんてうれしいこと言ってくれ、
お言葉に甘えて調子にのってさらに下り速度アップでお先にいかせてもらいました。
66K地点から10時にスタートした44Kチームと合流しここから再び上りです。

450M合流地点から約2キロ弱を650Mまでのぼり。
短いとわかっていたらがんばれるのですが、あまりの長い下りをとばしてきたか
ら、次の上りは当然長いものとびびりながら・・・たしかここあたり
前回、おばさまに見捨てられたところではないだろうか。

思い出しながら、絶対今回は歩かないぞ!!とのろのろ亀ランで耐える
が・・・後ろからバイクの音。危ないので、前いくランナーにコールする。と\(◎o◎)/!
ものすごい勢いで、走ってあがる44キロのトップランナー。
さきほどのバイクは先導バイクでした。
(たしか、バイクだったような・・車?記憶あいまいです

あかん、なんちゅうスピードやと 心弱り歩きが入る・・

亀歩きに亀ランの繰り返し和佐父峠頂上エイド(67.2K)になんとか到着。
給水し頭から水かぶり 再び下りです。

目指すは、ずーと下りっぱなしで72.3Kにある射添会館エイド

650Mから 一気に500M激坂を下り150M地点までいきます。

このエイドは、ドロップバックみなさん置いてあり体のメンテナンス場所。

坊ちゃん、退路をたつつもりでドロップなし
ちゅうことは、ここは最長でも1分以内でスタートせねば。
過去2回、ここで一服したために、再び立ち上がるにはめちゃくちゃしんどかったのです

下る途中変な兄ちゃんに抜かれた

なにが変か! まず風体・・この下りを飛ばしておりれる走力の方は
それなりのみなりの方・・と、この坊ちゃんの認識が間違っていた。

どうみてもその辺を散歩しているような雰囲気
ウェアーからみると、まずTシャツのみ、帽子はなし。首にも暑さ対策なし。T
シャツ一枚。パンツ・・・短パンではありません。ちょっと厚手の膝くらいまで
あるどうみても公園内をちょっとのろのろジョグ風の半パン。
極めつけ・・・ソックスは\(◎o◎)/!ビジネスソックス!!!(綿100かも
しれませんが)
 それも、ちょっと太めのお坊ちゃまふうです。
人をみなりで判断してはいけません。親からそういわれ育ってきております
が・・・ほんまです。 このような、天才おぼちゃまがいてはるのです。
追いつけません・・置いていかれましたです。

あと少しで会館に到着するはずの記憶のある道までくると、お!!!前方にぴょんきち
兄さん発見。


やった・・ついに追いついた。でも、声かけない。

こっそり後ろ50Mくらい離れて追跡です。(いや、追いつけないのですが)
くらいついて、ついに到着。
ここで、声かけようときょろきょろしたのですがぴょん吉兄さんが見えない。
時間かけれないので、ソーメン1杯いただき給水し1分以内にスタート。

もしかして・・むふふ ぴょんきち兄さん 追い越したかも~。
この会館でおなか一杯食べるとえらい目にあうのです。

3キロほど上り三昧で、名物おはぎがいただける長楽寺。
なんとか走ってあがれるくらいの坂道・・歩きません。
長楽寺前までくると、いつも茶店で甘酒(あったかいのと冷たいの)2杯を
いただくのですが・・ショック お店が閉店してます。

希望は断たれた・・
長楽寺内お堂にのろのろはいり、出口手前でおはぎコーナ。
1個ずつお皿にのっておりますが、ここでじっくり座る時間はなし。
半分だけでもええですかとお断りし、とにかくおはぎを口にしてすぐに
スタート。外へでると、オールスポーツさん撮影。前行くお姉ちゃんポーズ
坊ちゃん・・走るのみ (超クールですやろ

しばらく走ると、高校生応援部隊がいてはります。
左側に間隔あけて一列に並んでエールを送ってくれます。
うれしくてハイタッチし元気もらいます。その先にも、応援部隊。
なんと、みなさんタブレットを手にしそこで、ゼッケンを検索し名前を読んでく
れます。なかなか、新兵器駆使してますやん。
坊ちゃんのスピードに検索スピードが間に合わず申し訳なそうな顔。
ほんまに使えるん?と冗談いいつつお礼を。

元気いただき、150M(75K地点)→500M(81Kエイドあけぼの山荘)6キロほど再び
登っていきます。
もうかなり脚がくたびれて、歩き走り歩き走り・・・ついにぴょん吉兄さんに追いつかれた

いつくるかいつくるかと・・もうつかまりました。なんで、先にいってしまうん
とお怒りの言葉いただきましたです
これせんと、登りハンディの代わりですから!!と。
さっそうと、登っていきました。まったく歩かないで・・くやしいです!!

ようやくあけぼの山荘に到着です。ここには、名物カレーエイド。
が・・もう給水だけでいっぱいいっぱい。しかし・・食べないわけにはいかな
い。(別にたべんでもええのに、ただの食いしん坊だけですが・・)
ばくばくと食べて、水でのどに流し込む。 でも・・おいしかった~

あとは、二個さきのエイドのお好み焼エイド(88K)地点まで7キロほど
ふたたび500M→150M いっきに下りです。カレーと水が胃の中でうまくブレンド
されて、げっぷとくるのを味わいながら必死でくだります。
ぴょん吉兄さんの背中をどこかで捕まえるために。

必死で飛ばし・・お好み焼エイドに到着。あまりのしんどさに、
もう胃がつけつけずお好み焼・・・パス(>_ぜんざいもち入りいただいたような気がします。

ここから、しばらくフラット。3キロほど先小北保育所エイドまでです。
このフラットで、ぴょんきち兄さんの背中発見。よし!!追いついたぞ。

距離がだんだんつめて、ぴょんきち兄さんエイドに入った。坊ちゃんも入った。
すぐに給水し、あたりみまわすといない・・・と思ったら後ろの道路段差に座り込んで
どなたかとお話。ここで先行しておかないと、ものすごい最後の難関上りがあっ
たはず。
今度は、ちゃんと声かけて「お先いきますよ!!」と挨拶。
が・・・・お先もくそもあったもんじゃない。
めちゃえげつない上りでした。最後ののぼりなんですが

150M(91.2K)→450M(95K:一二峠)4キロほど上り三昧 あと、10Kで終わると
思うと最後の追い込みでなんとかいける!!なんてのは、ここでは通じません。
 しばらくは、走っておりましたがもう誰も走っていない。
というか、走れるような坂じゃない

歩きます・・前へ前へ。少しでも平地ぎみになると走る・・なんとか頂上となる一二峠まできた。

上りでぴょんきち兄さんに追いつかれなかったぞ!!

よし、下りにはいると坊ちゃんの勝機あり。下りはぴょんきち兄さん苦手のはず。
残り5キロ・・・がんがん飛ばす・・あと3キロいけるぞ。
ここまでくると必死で走っているランナーは少ない。
また、前を走っている人も100Kゼッケンの方くらい。それもわずか。

が・・あろうことか足音が後ろから迫ってくる。ここにきて走れる人は
そうそういない・・・・その方はついにきた!!! 
そして、一緒に話していた方がそのすぐ後について
一気に横を走りぬけた \(◎o◎)/!
お先に~と声だけが残って姿は先にぶっ飛んでいったのだ

下りが、にがてなんて言ってたが、力温存してたのだ!!

必死でおいすがるも・・・勢いが違いフルマラソン並みのゴールへむかって突っ
込んでいく。キロ5分おそらくきっている速度

じょじょに背中が離れていく・・ゴールまであと1キロかというところで
さらにぴょんきち兄さんの後ろにいた方が刺した
なんちゅうパワー 。

後のぴょんきち兄さんの話・・まさか 後ろにぴたっとくっついてきており、刺
されるとは思ってなかったとのこと。

それでも、2人の速度はおちずに進んでいく。沿道の大声援がさらに2人を熱くさ
せたのかますます離れていく。
必死でおっかけ、ゴール直線のため右に曲がり見えなくなった。
沿道のみなさんにお礼を言える状態でなく、必死・・
坊ちゃんも曲がってゴールへ・・
前にゴールしたかたの切ったテープを拾おうとしているが坊ちゃんそのまんま
速度緩めず飛び込む。









慌てて拾ってくれたゴールテープ、なんとかまにあってくれたものの
記念すぶき大会名が、テープから読めない
まって治してもらうより、1秒の短縮を選んだのであります

大人になりきれない坊ちゃん・・・・・

11時間06分08秒 ぴょんきち兄さんより遅れること24秒でありました。
おかげで、モチベーションがきれることなく、最後まで走りきれ苦しくも
楽しかったレースとなりました。
また、秘密兵器ガーニーグ(肉刺対策)をしっかり足裏に
刷り込んだおかげで、肉刺いっさいなし・・完璧でした

ウルトラ自己ベスト、隠岐の島についで さらに更新できました。

今回の大会は、いつもの沿道のおじいちゃんおばあちゃんはもとより
地元高校生の若き力がいたるところで発揮されてたのが印象的。
ゴール後にいただいたぜんざい、お汁などをエイドのお母さんたちの
指導で、高校生たちが作っておりました

何度きても、この村岡ダブルフルは あったかく迎えてくれる
えげつない坂道いっぱいあるもの、走り終えると
また、来年もお腹いっぱい坂道とおいしいもの食べにくるね~と
思ってしまいます

コメント (4)
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