5月2日18時瑠璃光寺スタートに、ラン友さんたちが応援にかけつけてくれました。
うえぴょん師匠、K守師匠、けんじ兄さん みなさん、翌日の夕方18時スタートなのに。
そして、昨年に続き今年もまた松山からH野ご夫妻も見送ってくれました。H野ご夫妻は70Kで4日朝6時スタート。
今年こそ完踏3回目のチャレンジ( 1回目125:膝 2回目175K:両足肉刺のリタイア)
練習量もまずまずできており体調は問題なし。しいていうなら、出雲おろちからの肉刺の足裏しびれのみ。
天候予定は、最後の日午後雨予報・・これが大きく外れることに。
18時トップグループでスタート。がんがん飛ばすほどでもなくマイペースで
走りだすが35キロあたり・・前後誰ひとりいなくなり 道を見失い先に進むが
どうもおかしいと気づき細い道なのに車1台向こうから。
誰かすれ違いませんでしかと聞くと いなかったと。
元の分岐点まで引き返すと大勢のランナー来ており合流。
■CP1 58キロ0時すぎ
最初のチェックポイント豊田湖畔到着 今年もまた 徳島ラン友とんちゃんと
ここで再会。お互い昨年は、肉刺で苦しんだので今回はお手入れグッズリュックに
装備。坊っちゃんは、ほぼ50Kごとに靴下交換(ガーニーグでお手入れも実施)
■CP2 87キロ 5時前 ドロップバックのある油谷中学校到着
だんだん明るくなってきて海がきれい。いまにも雨降りそうな予想外の天候
ここで靴下交換し、食堂で牛丼いただきスタート。
雨降り始め、レインウェアー装着 激しくはないがこの日は天気のはずが
1日中雨模様になるとのこと。
途中、ぴょん吉兄さんにすれ違う しっかりとマイペースでさすがベテランですわ(●^o^●)
■CP4 107キロ 8時半前(14時間半経過)
川尻岬・沖田食堂 到着 カレー大盛り生卵つきいただく。
肉刺は親指きりきりくらいで順調
10キロ先立石観音アップダウンを耐え1時間半ほどで到着し、ごほうびに
アイスキャンデイ投入
いよいよ、激坂アップ の千畳敷へ 途中前後していた女性の方とおしゃべりしながらの歩き
・・もう少しというところで走りだす
■CP6 125キロ 11時半(17時間半経過)
千畳敷到着 ものすごい強風もあり観光客は少なめ お目当ては最後走って追い込んだ女性の方とCPパンチするとすぐに、
ごほうびソフトクリームを買いに行く。が・・・外の販売窓口閉鎖し店内のみ。
座って注文していると、ソフトは外で食べろと言われ・・ソフト食べながら走り出す。
6キロ先までは、今度はずーと下り坂 で日置(131K)40分ほどかかり到着
小学生の女の子たちがお接待で、カップ麺いただく。靴下ここで交換
雨だんだん本格的になってきている。
■CP7 144キロ 14時半(20時間半経過) 湯元温泉到着
新コースの往復路が今回設定だがこのときは土砂降り。のぼり往路
ここで、愛媛のウルトラ達人Yさん(67歳)と初ご挨拶
今回も41時間(46位)で完踏(@_@;)
坊っちゃん、ここでやらかしてしまった。折り返し地点信号渡り復路の先
エイドとCPパンチ箇所だとばかり思っており、ものすごい勢いでぶっ飛ばしてしまい
・・意味もない走り・・アホの極みです(ーー;) これがのちに・・
雨激しく体がひえきり危ないと判断しコンビニに入り、熱いミルクカフェ
そしてむしょうに牛乳ものみたくゲット。ここで腰、膝の痛みが大きくなってきたのでロキソニン投与で、気持ち切り替え。
152キロ 16時過ぎ (22時間経過)仙崎公園入り口到着
雨は小降り 静ヶ浦への往復12キロの旅
■CP8 158キロ 17時前(23時間経過) 静ヶ浦キャンプ場到着
だいぶ胃がやられてきた模様・・カレー並みなんとか食べきる。
建物の外に座り込んで、足のメンテナンス。痛いと思ったら親指肉刺が
水泡ができて膨れ上がり。はさみで裂き、皮もきりとばしバンドエイドで
メンテナンス・・・だいぶ楽になった。無論、靴下交換。
おかげで、足裏はなんともなく それなりに走れる。
仙崎公園まで戻ってくると、とんちゃんが待っていてくれておりm(__)m
あったかい~お風呂がある宗頭文化センター(昨年ここでアウト)
まで一緒にいく。途中ものすごい風・・そして雨 途中からずーと歩き
腰に違和感がかなりあり、この歩きで助かりました。
176キロ 21時前到着(27時間経過)宗頭文化センター到着
本格的な雨降りで、スタートびびる。
まったく食欲なく、冷え切った身体をお風呂であっため着替えとテーピング
張替え・・とにかく仮眠しようと23時半起床に設定し体育館にて横になる。(毛布2枚で、ストーブありなのであったかい)
起床し、食事むりやり押し込む
(味噌汁におにぎり1個を放り込んでかきこむ)
午前0時(30時間経過)外にでると雨は小降りに・・ラッキー 出陣
CP9 179キロの藤井商店まで数名の団体さんにくっついていきCP終了すると
このあとが188キロの三見駅までは上って下っての難所とのことなので
とにかく迷わないようにベテランさんにくっついて行く。
が・・・・ここが致命的でした
下りを後ろからゆっくりついていけばいいのに、ストップ&GOを繰り返したために腰にかなりの負担が来た模様。
身体のバランスがおかしくなってきはじめた。まっすぐたっていないのである。
■CP10 188キロ 2時すぎ(32時間経過)三見駅到着
ベンチで何名か転がって寝ていた大勢の人でごったがえしていた。
ここから先はかなり道がいりこんで山の中 大集団で移動
完全徒歩・・リュックの重さが腰にずんずんかかりさらに身体の傾斜がきて歩くことも辛くなりはじめる。
195キロ 4時前 (34時間経過)いよいよ萩市内入り口、玉江駅前到着
ここで、ソックス最後の交換をする。親指の肉刺以外はなんとかOK
身体の傾斜で、前に進む速度が遅くなりとんちゃんの背中がどんどん遠くなり
危ない予感
■CP11 198キロ 浜崎緑地公園
この3キロ でついにまともに走れる身体の状態でなくなってきた。
歩くのが精一杯。歩くのも痛い
とんちゃんもつきあってくれ ここからえんえんと歩く
ぱらぱらと、Bのランナーさんたちと遭遇しはじめる。
■CP12 207キロ 7時前(37時間経過)虎ヶ崎到着
7キロ進むのに3時間もかかり始めている自分の身体にもどかしく
それでも、ここからは歩いてでも完踏のめどがある距離。
まだ、少しでも走れる気力と体力は少し残っていると思っていた・・
カレーをいただくが、テーブルの端にある給水機まで立ち上がっていけず
そばにいたお兄さんにコップ渡してお願いした(ーー;)
残り44キロ、残された時間11時間 めちゃくちゃ余裕ある時間
脚が前にでれば・・・
食堂でてから裏山を回るごつごつしたアップダウンがさらに身体に負担がかったみたい。
それでも、下り入ると楽になり前にすすみ・・
■CP13 215キロ 9時前 金照苑・東光寺到着
ここに来る途中、うえぴょん師匠たちとすれ違う。道路向こうから声かけてもらい陶芸の村(最後のCP)でまってて、一緒に行こうと言われたが・・
とんでもない、そんな余裕が坊っちゃんにはなし。自分の進む距離と時間に
赤信号がともっているので先に進みますと返事
7キロ進むのに 2時間かかっているのだ!!
おまけに、また無茶をやってしまった。東光寺入り口を見失わないように
前行くランナーのあとをついて、ペースをあげてしまいこれがまた
負担になった模様・・・バカなことをした
■CP14 216.6キロ 9:05 (39時間経過)陶芸の村公園到着
最終CP終了 あとは関門とのたたかい
時間はたっぷり 35キロ 9時間もある!! は錯覚
このペースでも10時間以上(峠がそびえたつ)
まだあきらめず・・いけるとこまでいく
再び雨・・Cランナーが勢いよく駆け込んでくる
みなさんからエールをいただく
220キロ 旧村田蒲鉾店のエイドで給水・・胃がおかしくなっており食欲なし
とんちゃんがよくここまで一緒に併走してくれた。感謝です。
ここからはのぼり・・マイペースであがる
のぼりにはいり、普通の歩くよりも遅いのろのろ すれ違うCのランナーさん
みなさんが身体を心配してくださり(傾きがものすごいらしい)エールをくれる。
223キロ 萩往還道入り口急登り・・・ここからは杖がないと脚が前にだせない。
棒をひろって杖がわり、1本では身体支えられず2本拾って1歩ずつ前に。
石畳は、路面がすべってバランスを失うと倒れそうになりゆっくりゆっくり
前からくるCのランナーさんが気遣ってよけてくれるm(__)m
下りはさらに危ない 横向きになり1歩ずつ下る
体力は・・・ボトルはスポドリをいれているが甘すぎてもう身体が受け付けない。
のどからから・・と、後ろから声かけられた坊っちゃんより少し年配のお二人
ハイカーの方で心配しながらついてきてくれる。そして、便りない棒切れではあぶないと、小屋横に捨ててあった棒を拾ってきてくれた。
甘えついでにもう1本も探し出してもらいこの2本でしっかりと身体を支えられる。
さらに・・・飲み物はあるのと聞かれ・・水がほしいがないですというと
リュックから、酸素入りのおニューのボトルをわけてくださったm(__)m
ほんとうに感謝です。
先にすすませてもらう。やがて・・・すれ違ったCのランナーさんが今度は後ろから声を再びかけてくれる。
坊っちゃんがまだこんなところにいるのかとみなさんびっくりと心配をしてくれるm(__)m
次の峠のぼり・・・
前を行っていたおばちゃんが、ベンチでついに横になった。相当しんどいらしい。
横通過していくと、(@_@;)坊っちゃんも意識もうろうとしてきたので
ベンチで横になりしばし身体を休める。
意識戻ってきたので再び出発。 このころ、ぴょん吉兄さんが通過。声かけてエール もう完全にゴールは間違いなしみたいです。
日差しもきつくなってあまりに喉が異常に乾き始める。
私設エイドが途中にあり、椅子に座らせてもらった。熱いお茶をだしているのだが
テーブルのむこうまで歩いていけずがまんして、とってくれとも言えずがまんして休憩していると、再びさっきのハイカーさんお二人。
とっても心配してくれ今度は、自分の水筒から熱いほうじ茶をだしてついでくれました。(T_T)
なんという親切なお二人でしょ。前に進む元気をもらいました。
途中国道にでた。杖を突きながら1歩1歩・・炎天下で日差しがんがん
こんなところに私設エイドがあるんですね~なんとビールも出している
3箇所ある中で、かき氷をだしてくれてたので座らせてもらいいただく。
生き延びることできましたです。ほんまに感謝。
どんどん、Cの方が走りぬけていく。
国道からわき道へはいると、もう道がぬかるんでぐちゃぐちゃ。
これがまた辛い、杖をつく場所がない さらに進まない。
あと少しで佐々並エイドです、がんばってくださいとエールをいただく。
傾斜のきつい下りを進んでいると!!!なんと、後ろから声が
うえぴょん師匠がきました。あまりの悲壮な姿に心配してくれ、
ドリンクをわけてくれ、腰の負担を少しでも軽くしようと自分の腰ベルトを外し巻いてくれました。もう、佐々並エイドでリタイアする覚悟をしておりました。
これ以上すすむと、峠の山中で時間切れ自力で山は降りれない状態は明確。
このときすでに、1キロ進むのに30分~1時間かかる状態の身体です。
炎天下でこの歩行は、熱中症にならないほうが不思議です。
うえぴょん師匠は、佐々並まで背負って行ってあげるとまでいってくださいました(T_T) この言葉に、もう胸が一杯です。うえぴょん師匠のやさしさは神です。
後ろからついてきてもらい歩いていると、もう体力限界みたい 嘔吐まで。
やがて、K守師匠、けんじ兄さんも後ろからきて3人で坊っちゃんを佐々並まで
同行してくれました。
ここが、坊っちゃんの萩往還250K の部の最終ゴールです。
3回挑戦するも完踏できず。でも、今までの2回と違い最後の最後まで
(バカな走りの反省はあるものの)前に進み続けました。
よくがんばった自分に満足です。悔しさはありません。
萩は卒業できませんでしたが、今回で中途退学。最後の戦いでした。
この斜めに傾いた身体を心配してくれた、ランナーのみなさんこれだけ熱い
応援をいただけたのは坊っちゃんだけかもしれません。
そして、ラン友さん3人に 最終ゴール佐々並立ち会っていただき終わることができました。・・ここまで打っていたら 今涙がでてしまいました。
お世話になりました・・・・みなさん。m(__)m
ゼッケンをスタッフの方に返し、巡回バスに乗って瑠璃光寺へ向かいます。
2
36.8キロ 15時(45時間経過) 佐々並エイド
陶芸の村から20Kの距離 6時間かかってます。
けんじ兄さんに撮っていただきました。素敵な写真おおきにです。