こんなのできた!<3>

単調な生活に新発見を!  
日々の小さな出来事の写真日記

■ 短歌に親しむ 2(短歌)

2015-04-25 06:40:20 | 40 短歌に親しむ

短歌に親しむ 目次
 ■ 短歌に親しむ 2(短歌)

 ■ 短歌に親しむ 1(歌集、短歌会、yosshyの短歌奮闘記)
  ◇ 歌集
  ◇ 短歌会
  ◇ yosshyの短歌奮闘記
 
------------------------------------------------

2019/10/14
  《東海の小島の磯の白砂に
   われ泣きぬれて
   蟹とたはむる》 (岩波文庫『啄木歌集』 p.10)
2019/10/14
  《頬につたふ
   なみだのごはず
   一握の砂を示しし人を忘れず》 (岩波文庫『啄木歌集』 p.10)
2019/04/03 《わが園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも》 (大伴旅人 5-9、万葉集 上 p.217)

2018/10/19 《薬剤の副作用にて喉渇きふるさとの天然水ひたすら恋し》 (小谷稔 毎日新聞「やまと歌壇」 2018/10/19)
2017/11/23 《この寺の由来知らねば端に従き団体さんの行く方へ行く》 (河野裕子 『母系』)
2017/10/25 《子を連れて西へ西へと逃げて行く愚かな母と言うならば言え》 (俵万智)
2016/08/16 《足蹇を人に見らるるを憚るかわづか三軒残れる村に》 (小谷稔 『黙坐』)
2016/08/16 《花の名を季節を追ひつつ思ひ出し遂に寂しも声のなきもの》 (小谷稔 『黙坐』)

2016/08/16 《もの言へぬ四月を耐へてわが癒えし声を放たむ流るる雲に》 (小谷稔 『黙坐』)
2016/02/25 《終りなき時に入らむに束の間の後前ありや有りてかなしむ》 (土屋文明)
2015/12/06 《我妹子や我を忘らすな石上袖布留川の絶えむと思へや》 (作者不詳 万葉集 3013)
2015/09/16 《二十年投稿すれど選ばれず出したはがきは七千枚に》 (武市治子 朝日歌壇 2015/03/23)
2015/05/22 《うち日さつ 三宅の原ゆ 直土に 足ふみ貫き ・・・》 (万葉集 巻13 3295)

2015/05/22 《父母に知らせぬ子ゆゑ三宅道の夏野の草をなづみ来るかも》 (万葉集 巻13 3296)
2014/11/25 《残すほどの何があらうかこんなにも短い一生は駅間の時間》 (河野裕子 『葦舟』)
2014/11/25 《おはやうとわれらめざめてもう二度と目を開くなき君を囲めり》 (永田和宏)
2014/11/25 《手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が》 (河野裕子 『葦舟』)
2014/11/25 《あの胸が岬のように遠かった。畜生! いつまでもおれの少年》 (永田和宏 『メビウスの地平』)

2014/11/25 《逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと》 (河野裕子 『森のやうに獣のやうに』)
2014/05/20 《新しき年の始の初春の今日ふる雪のいや重け吉事》 (大伴家持 ②-166)
2014/05/06 《借りものの言葉で詠へぬ齢となりいよいよ平明な言葉を選ぶ》 (河野裕子 6-13 、 『家』)
2014/05/06 《ひとつ家に寝起きしてゐし日のことを大切に思ふ日この子にも来む》 (河野裕子 『家』)
2014/05/06 《じやがいもを買ひにゆかねばと買ひに出る この必然が男には分らぬ》 (河野裕子 『家』)

2014/04/29 《終りなき時に入らむに束の間の後前ありや有りてかなしむ》 (土屋文明 ⑤-178)
2014/04/21 《育つほどいよいよ父に似てきたるもの言はず傍へに佇つ気配まで》 (河野裕子 『体力』)
2014/04/21 《末つ子の紅の仕合はせはその父と兄にはさまれ雑踏を来る》 (河野裕子 『体力』)
2014/04/21 《白桃の生皮剥きゐて二人きりやがてこんな時間ばかり来る》 (河野裕子 『体力』)
2014/04/14 《怪態な新語なれども納得す歌会の後半暖房を切る》 (河野裕子 『日付のある歌』)

2014/04/14 《酢を打ちし飯を混ぜつつ甦りくる真中の二十代吉川の十代》 (河野裕子 『日付のある歌』)
2014/04/14 《読みながら息はしずかに合いてゆく西行の肺大きかりけむ》 (吉川宏志)
2014/03/20 《身をかがめもの言ふことももはや無し子はすんすんと水辺の真菰》 (河野裕子 7-42 、 『歳月』)
2014/03/20 《母さんとめつたに言はなくなりし子が二階より呼ぶユウコサンなどと》 (河野裕子 『歳月』)
2014/03/20 《こぞり立つぶ厚き鶏頭に手触れたり君を知り君のみを知り一生足る》 (河野裕子 『歳月』)

2014/02/28 《捨てばちになりてしまへず 眸のしづかな耳のよい木がわが庭にあり》 (河野裕子 『歩く』)
2014/02/28 《長くてもあと三十年しか無いよ、ああ、と君は応ふ椋の木の下》 (河野裕子 『歩く』)
2014/02/28 《賢くならんでよろしと朝のパン食ひつつあなたが私に言ふ》 (河野裕子 『歩く』)
2014/02/28 《湯湯婆とルビを打たねば読めぬ字に婆が居るのが何となく分る》 (河野裕子 『歩く』)
2014/02/17 《二人子の尻こもごもに掌に享けて湯の中のわれら父と母なり》 (河野裕子 『紅』)

2014/02/17 《朝に見て昼には呼びて夜は触れ確かめをらねば子は消ゆるもの》 (河野裕子 『紅』)
2014/02/17 《不意に来し雪風の中エプロンに子らを包みて走りし日ありき》 (河野裕子 『紅』)
2014/02/05 《逸雄の三十代とさせむ睡りゐる太き眉毛をしばし撫でゐつ》 (河野裕子 『はやりを』)
2014/02/05 《子の友が三人並びてをばさんと呼ぶからをばさんであるらし可笑し》 (河野裕子 『はやりを』)
2014/02/05 《たつたこれだけの家族であるよ子を二人あひだにおきて山道のぼる》 (河野裕子 『はやりを』)

2014/01/23 《チグハグに暮らす家族に猫二匹怪しみもせず付き合ひくるる》 (河野裕子 『日付のある歌』) 
2014/01/23 《パソコンの青き画面に向きゐるに「何やこれ」と言うて君に触らす》 (河野裕子 『日付のある歌』 
2014/01/23 《わたしよりわたしの乳房をかなしみてかなしみゐる人が二階を歩く》 (河野裕子 『日付のある歌』)
2013/12/27 《ふくふくと弾み返せる赤ん坊からだのどこも土に触れしことなし》 (河野裕子 9-58、『季の栞』) 
2013/12/24 《君を打ち子を打ち灼けるごとき掌よざんざんばらんと髪とき眠る》 (河野裕子 『桜森』)

2013/12/24 《子がわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯に入り子を抱き眠る》 (河野裕子 『桜森』)
2013/11/29 《このひとを伴侶に選びて三十年栗粒ほどの文句もあらず》 (河野裕子 『庭』) 
2013/11/18 《まがなしくいのち二つとなりし身を泉のごとき夜の湯に浸す》 (河野裕子 『ひるがほ』)
2013/11/18 《胎児つつむ嚢となりきり眠るとき雨夜のめぐり海のごとしも》 (河野裕子 ⑩-114、『ひるがほ』)
2013/11/11 《逆立ちしておまへがおれを眺めてた たつた一度きりのあの夏のこと》 (河野裕子 『森のやうに獣のやうに』) 

2013/11/11 《たとへば君 ガサッと落ち葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか》 (河野裕子 『森のやうに獣のやうに』)
2013/11/11 《ブラウスの中まで明かるき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり》 (河野裕子 1-54 『森のやうに獣のやうに』)
2013/11/11 《わが頬を打ちたるのちにわらわらと泣きたきごとき表情をせり》 (河野裕子 ④-87 『森のやうに獣のやうに』)
2013/10/26 《四人居て玲ちやんだけが女の子いけませんよ鼻くそ食べては》 (河野裕子 『母系』)
2013/10/26 《三人の男の兄弟の中にゐて二人の弟にパンツをはかす》 (河野裕子 『蝉声』)

2013/09/10 《手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が》 (河野裕子 『蝉声』)
2013/09/05 《誰からも静かに離れてゆきし舟 死にたる母を葦舟と思ふ》 (河野裕子 『葦舟』)
2013/08/16 《香具山は 畝傍ををしと 耳梨と 相争ひき 神代より かくにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 妻を争ふらしき》 (天智天皇 万葉集 13)
2013/08/16 《味酒 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山のまに い隠るまで 道の隈 い積るまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放けむ山を 心なく 雲の 隠さふべしや》 (額田王 万葉集 17)
2013/08/16 《春過ぎて 夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香具山》 (持統天皇 万葉集 28)

2013/08/16 《思ひ余り いたもすべなみ 玉たすき畝傍の山に 我は標結ふ》 (作者不詳 万葉集 1335)
2013/05/21 《春霞いよよ濃くなる真昼間の何も見えねば大和と思へ》 (前川佐美雄) 
2013/04/21 《近江の海夕波千鳥 汝が鳴けば心もしのに古思ほゆ》 (柿本人麻呂 万葉集 266) 
2013/01/01 《冬晴れの天二上よ山頂で酒あたためて皇子と飲みたし》 (高野公彦 朝日新聞新春詠) 
2012/04/30 《風をだに恋ふるはともし風をだに来むとし待たば何か嘆かむ》 (鏡王女 万葉集 4-489) 

2011/10/17 《打久津 三宅乃原従 常土 足迹貫 ・・・》 (万葉集 巻13 3295・3296) 
2011/07/06 《万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校》 (俵万智 「サラダ記念日」) 
2011/07/06 《「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日》 (俵万智 「サラダ記念日」) 
2011/04/16 《鳥獣虫魚のことばきこゆる真夜なれば青人草と呼びてさびしき》 (前登志夫 ①-128) 
2010/11/24 《うつそみの人なる我れや明日よりは二上山を弟背と我が見む》  (万葉集巻二165 大伯皇女)

2010/11/24 《ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ》 (万葉集巻三416、①-26 大津皇子)
2010/08/14 《しつかりと飯を食はせて陽にあてしふとんにくるみて寝かす仕合せ》 (河野裕子 7-29)
2010/08/14 《たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり》 (河野裕子 ⑥-161)
2009/12/27 《女子フィギュアの丸きおしりをみてありてしばしほのぼのと灯れり夫は》 (馬場あき子 6-182)
2009/11/22 《赤い実の無くなる順を教はりぬ鳥らに美味きものの順番》 (石川不二子 4-161)

2009/03/14 《春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山》 (持統天皇)
2009/03/14 《春すぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香久山》 (持統天皇)
2008/03/31 《桜ばないのち一ぱい咲くからに生命をかけてわが眺めたり》 (岡本かの子 3-28)
2008/03/30 《ちさきもの喜びあひて手を振ると思う桜の花の上の雨》 (与謝野晶子 6-23)
2008/01/25 《海鳥の風にさからう一ならび一羽くづれてみなくづれたり》 (若山牧水 1-19)

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■ 短歌に親しむ 1(歌集、短歌会、yosshyの短歌奮闘記)

2015-04-25 06:40:10 | 40 短歌に親しむ

短歌に親しむ 目次
 ■ 短歌に親しむ 2(短歌)

 ■ 短歌に親しむ 1(歌集、短歌会、yosshyの短歌奮闘記)
  ◇ 歌集
  ◇ 短歌会
  ◇ yosshyの短歌奮闘記
 
-------------------------------------------------

◇ 歌集
 

2019/10/14 『ロウソクの科学』より『啄木歌集』 『啄木歌集』
2016/10/02 縦書きが読みやすい

2016/08/16 小谷 稔 『黙坐』 『黙坐』

2014/05/06 『家』 この人にしてこの言葉 『家』
2014/04/21 『体力』 『体力』
2014/03/20 『歳月』―― 家族でいられる時間はそんなに長くない 『歳月』
2014/02/28 『歩く』 『歩く』 

2014/02/20 『万葉集』より『新古今和歌集』 『新古今和歌集』 

2014/02/17 『紅』 『紅』 
2014/02/05 『はやりを』 『はやりを』 
2014/01/23 『日付のある歌』 悔しい思いも綴られている 『日付のある歌』 
2013/12/27 『季の栞』 『季の栞』 
2013/12/24 『桜森』 『桜森』 

2013/11/29 『庭』 『庭』
2013/11/18 『ひるがほ』 『ひるがほ』 
2013/11/11 『森のやうに獣のやうに』 『森のやうに獣のやうに』 
2013/10/26 金木犀のかおり & 河野裕子著 『母系』 『母系』 
2013/09/10 勲章なく勤めを終へ & 『蝉声』 『蝉声』  

2013/09/05 『葦舟』 『蝉声』 & 囲碁名人戦2013始まる 『葦舟』 
2012/08/27 『山の辺 2012年9月号』 
2012/07/10 『たとへば君』 『たとへば君』  

2012/06/22 風景がない 『悲しみは憶良に聞け』  
2012/05/15 生きてきた証しに 『私の万葉集』 

2012/05/04 もう一つの解説書 『折々のうた』  
2012/05/01 ワイド版 岩波文庫 & 摘心 『岩波文庫 万葉集』 
2012/04/30 『日めくり万葉集』 『日めくり万葉集』 
2011/10/11 ガク、ガク、ガク & 『プーさんの鼻』 『プーさんの鼻』 
2011/06/10 『山の辺』 歌誌『山の辺』 


◇ 短歌会
2014/04/17 思うことあって脱会 『短歌会脱会』
2014/03/15 短歌会2014年3月 & ロボットアーム 『短歌会2014年3月』 
2014/02/15 短歌会2014年2月 『短歌会2014年2月』  
2014/01/18 短歌会2014年1月 & ボケます、ボケません小唄 『短歌会2014年1月』 
2013/12/14 餅つき大会 & 短歌会2013年12月 『短歌会2013年12月』 
2013/11/16 短歌会2013年11月 『短歌会2013年11月』 
2013/10/19 短歌会2013年10月 『短歌会2013年10月』 
2013/09/21 短歌会2013年9月 『短歌会2013年9月』 
2013/07/21 蓮の花 & 短歌会2013年7月 『短歌会2013年7月』 
2013/06/15 待望の雨 & 短歌会2013年6月 『短歌会2013年6月』  
2013/05/18 短歌会2013年5月、文法はちんぷんかんぷん 『短歌会2013年5月』 
2013/04/20 短歌会2013年4月 『短歌会2013年4月』 
2013/03/16 短歌会2013年3月 & トータル閲覧数がヘン 『短歌会2013年3月』  
2013/02/16 短歌会2013年2月 『短歌会2013年2月』 
2013/01/19 落書き? & 短歌会2013年1月 『短歌会2013年1月』 
2012/12/15 『三等重役』 & 短歌会2012年12月 『短歌会2012年12月』  
2012/11/17 短歌会2012年11月 ちょこっと直せば見違える 『短歌会2012年11月』    
2012/09/15 短歌会 2012年9月 『短歌会2012年9月』  
2012/07/21 予定が重なりて 『短歌会入会』 『短歌会2012年7月』 

◇ yosshy の短歌奮闘記
2019/02/24 勝手に短歌記念日8周年

2018/10/19 訃報 小谷 稔 さん
2018/02/25 金子兜太さん  勝手に短歌記念日7周年
2017/07/06 俵万智さん 50半ばに

2017/04/05 大岡 信 さん

2017/02/25 勝手に短歌記念日 6周年  ・・・だが 『短歌記念日6周年』
2016/11/26 黛 まどか 氏 「 引き算の美学 」 ~ 俳句を通して見る日本人の美意識と美徳 ~
2016/08/11 シルバーカーにおはようと声かけられて
2016/08/04 毎日新聞社から何回も電話

2016/02/24 勝手に短歌記念日 5周年 『短歌記念日5周年』

2016/02/17 短歌手帳
2015/12/21 積んどくが4冊となった
2015/09/16 座右の短歌・俳句
2015/06/26 すべてをさらしてここちよき風 百一首の入選 『入選百首』

2015/05/10 坪内稔典氏の講演 「 短歌的・俳句的 」 『坪内稔典氏の講演』

2015/04/29 奈良県万葉短歌祭2015 『奈良県万葉短歌祭2015』 
2015/02/24 勝手に短歌記念日も4回目 『短歌記念日4周年』
2014/11/25 河野裕子さん「短い一生は駅間の時間」 『河野裕子さん歌集15冊』 
2014/04/14 吉川宏志氏の講演 「歌の作り方・歌の読み方」 『吉川宏志氏の講演』

2014/04/13 奈良県万葉短歌祭2014 『奈良県万葉短歌祭2014』 

2014/03/26 万葉短歌祭入賞の通知、速達で
2014/02/24 始動 & 勝手に短歌記念日3周年 『短歌記念日3周年』 
2013/12/21 冊子の製本はおもしろい 『短歌会2013年の小冊子』 
2013/10/22 五十回の入選記念に

2013/09/04 小島ゆかりさん 

2013/08/16 近鉄百貨店の額縁、大和三山も映える 『大和三山の万葉歌』 
2013/08/06 濁りへと消ゆ
2013/07/30 塵が積もって50首目 『入選50首目』  
2013/07/14 大和歌人協会夏期短歌教室2013 & 雨の中の村まつり 『大和歌人協会夏期短歌教室2013』 

2013/06/10 『二人五脚』 ――― 失敗しない手作り本の作り方  

2013/06/06 手作りの本 ――― 4冊作り、1冊が完成 『歌集 二人五脚』  
2013/05/21 微小粒子の飛来 『NHK短歌2013/05/12のメモ』 
2013/04/24 時間の錘 『NHK短歌2013/04/21のメモ』  
2013/04/21 伊藤一彦氏の講演 『奈良県万葉短歌祭 伊藤一彦氏の講演』 

2013/04/16 一本減りたる恵方巻 『NHK短歌2013/04/14のメモ』 

2013/02/24 勝手に短歌記念日 『短歌記念日2周年』 
2013/01/04 切り抜きを集めれば 『朝日歌壇』 
2012/12/31 2012年、この1年 
2012/09/18 今朝の目覚めの清すがし 『30回目の入選』  

2012/09/17 『利休』 & 額 

2012/07/21 予定が重なりて 『短歌会入会』 『短歌会2012年7月』  
2012/07/09 イタチ君どうした 『大和歌人協会夏期短歌教室まとめ』 
2012/07/08 大和歌人協会夏期短歌教室 
2012/05/15 生きてきた証しに 『私の万葉集』 

2012/05/08 手のぬくもり胸までとどく 『今年の短歌の活動』 

2012/05/03 万葉集ウイーク 
2012/04/05 ってなんや・・・なんや・・・頭が割れそう 『文語文法』 
2012/03/24 突風 & 『NHK短歌 2012年4月号』 
2012/02/24 私の短歌記念日 

2012/02/19 テレビデビュー 『NHK短歌』 

2012/02/18 初めての短歌会 & 明日は早起き 『地域の短歌会』 
2012/02/17 明後日、テレビデビュー 
2012/01/30 NHKから電話 『NHK短歌入選』 
2011/11/15 鏑木正雄さんに感謝 

2011/09/01 二百十日 & 再開  

2011/08/18 新選者に高岡哲二さん & 秋播きの種2011 
2011/07/12 万葉集ってこんな時代のもの 
2011/07/06 俵万智さん 『短歌との出会い』  
2011/06/24 短歌をはじめたきっかけ 

2011/04/23 雨の一日 

2011/03/27 持続は力、懲りずに投稿  
2011/03/10 我が名はあらず 
2011/02/27 短歌入門書 
2011/02/24 恥ずかしながら・・・ 短歌初入選 

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■ yosshy の短歌 2

2015-04-25 06:20:20 | 41 yosshyの短歌

yosshy の短歌 目次
 ■ yosshy の短歌 2
 ■ yosshy の短歌 1
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2019/10/31 《同じ頃『ロウソクの科学』吾が読みゐき本を取り出し吉野さん祝ふ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2019/10/24 《冬野菜適度の雨に発芽良し被害地を思ひ長き草引く》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2019/10/10 《座蒲団の端につまずき情けなし自信も自負もありたる吾の》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/09/25 《大池に長く伸びゆく線ふたつ番ひのカルガモ離れずに行く》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/08/22 《約束のギリギリに来ていし同期生職退きてより一番に来る》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/07/18 《時間かけ書き上げし日の写真日記十年前の若さ懐かし》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/07/04 《三〇キロの玄米持ちて腰痛めし母叱りたるその歳を超ゆ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2019/06/13 《大玉は持てぬと言ひし母の歳となりて中玉の西瓜の水やりをする》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇) 180
2019/06/06 《鏡の吾の皺の太さは気にならず二十歳のこころで日々暮らしをり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/05/23 《夏野菜植ゑ終へ腰を掛くる畦蓮華の匂ひ漂ひくるなり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/05/09 《根元より倒れし桜も洞のある桜も咲きて籠つてをれず》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2019/04/11 《堤防の急な斜面に踏みしあと蓬を摘むは我だけにあらず》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2019/02/14 《体操のビデオで始むるシルバー会こもりがちなる人を誘ひて》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2018/11/11 《口なかでとろけるやうだと褒められて来季も作らう大きな茄子を》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/10/14 《異常気象続きの二〇一八年なにもなきごとに彼岸花咲く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/09/30 《過去に二度似たる台風 小さき手で雨戸押さへしこと甦る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/07/29 《個性ある噺家ひとりまた逝きぬ舌戦つきざらむあの世の笑点》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2018/06/10 《夏野菜計画通り植ゑをへて卒業式に似たるさびしさ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 170
2018/05/27 《心臓の鼓動のごとき点滴をぼんやり見てゐる術後の夜明け》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2018/04/15 《これからの暮しはおまけ良い野菜作りて人に喜ばれよう》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/04/01 《会議終へ議事録作りは楽しかり十七ページを一気に書き上ぐ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/03/25 《あの頃はなにも気づかず離れたりどうしてゐるだろあの時の人》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2018/02/11 《グランドに微かな風が吹きはじめ児は追ひかくる凧引く母を》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/02/04 《みぞおちの痛み気になる健診日大きな虹に心しづまる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2018/01/07 《小春日のつづきて畑は捗りぬ石をめくれば蛙も出でて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2017/12/17 《自家野菜のじまんのひとつは無農薬 虫を見てより子は口にせず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2017/12/03 《立冬に玉ねぎ苗を植ゑをれば静寂やぶり柿の葉の落つ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

選者は
朝日新聞: 高岡哲二先生(2011/09/01~ ) 
      : 鏑木正雄先生(2011/06/02 まで。2011/11/13 ご逝去) 
讀賣新聞: 高蘭子先生  
産経新聞: 筒井早苗先生
毎日新聞: 横山季由先生(2018/12/06~ )
      : 小谷稔先生(2018/10/18 まで。2018/10/18 ご逝去)

コメント

■ yosshy の短歌 1

2015-04-25 06:20:10 | 41 yosshyの短歌

2016/12/22 《角度変へ光当てれば微笑みぬ彼の人に似る能の小面》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇) 160
2016/12/16 《パソコンをたたく指輪が光りたりせめて四キロ減らせと女医は》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇 
2016/12/01 《腰入れて大根抜けば地面揺る震度は三とラジオの伝ふ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/11/17 《線香の香りにまじり木犀のにほひて母の逝きて四年か》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/10/27 《をののきて土掛けし白き卵より亀の三匹出でて驚く》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2016/10/21 《シルバー会一対三の参加率元気はつらつ媼軍団》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/10/06 《台風にプロの仕事を見せられる雨のかからぬ夕刊を受く》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/09/29 《職退きて革靴ひとつあれば足りゴム長すでに五回買ひ替ふ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2016/09/15 《碁敵のよきに出会ひぬ春は筍夏は真桑に葡萄をもらふ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/09/08 《六年も保存の白菜の種なるになにもなきごと五日で発芽》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2016/08/26 《紙いちまい重ぬるごとく稽古せよ音楽教師にわれもうなづく》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇) 150
2016/08/12 《弓なりになりて若きは太鼓打つ一打一打にわが血のさわぐ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/08/11 《シルバーカーにおはようと声かけられて草引くわれはもうひと頑張り》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/07/29 《検査さるる強き光に眼が痛み加齢のせいとまた言はれたり》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/07/21 《団塊のわが世代次々退けど成長支へし自負は消えざり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 

2016/07/07 《若者はひたすら太鼓を連打する六月の空破れんばかり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/06/29 《出たくとも同窓会に行けぬ友は集合写真のひとりを見つむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/06/22 《投下せし国の大統領と被爆者が抱き合ひ願ふは核なき世界》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/06/16 《酒を酌み未来語りし友といま野菜作りを教へ合ひをり》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2016/06/09 《朝に咲き夕べ萎るるアザサの花今を生きよと教ふるごとく》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)

2016/06/02 《新しき小学校の金次郎児らの高さに降り来て本読む》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇) 140
2016/05/26 《連休に図書館通ひの学生ら頼もしく見ゆ日本の未来》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/05/19 《老人会の名簿作りて八年目人口減少ここにも及ぶ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/05/18 《道順を変ふれば小さき幸のあり遅咲きの桜まさに満開》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/05/05 《よもぎ葉を擂りつぶすほど色増せり叔母の好めるわが家の草餅》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2016/04/22 《朝八時職員つぎつぎ塵拾ひ小さきことが役場を変へる》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/04/21 《手をつなぎ首振り歌ふ園児らのどんぐりころころに胸熱くなる》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/04/06 《花を植ゑ野菜育つが生き甲斐と熱き媼にわれも畑打つ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/03/30 《ひとり欠きまた一人減る同窓会別れの握手の次第に長く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/03/25 《血液の検査で服薬ひとつ減り梅の開花に心ほころぶ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2016/03/24 《大学に合格せりと碁仇は孫のことにて碁は上の空》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇) 130
2016/03/23 《角の立つことを言ふのも務めなり二年の修行と役を引き受く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/03/17 《ネコ通る窓辺はわれの指定席「籠もよみ籠持ち」あれから何年》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2016/03/10 《朝の日とともに出て来し旅のバス新婚以来ねと妻は寄り添ひ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/03/02 《幼子に世話好きがゐて凧上げの糸の引き方教へまはれり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2016/02/25 《二センチの庭の氷を取り出して新しき遊びを子らは始める》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2016/02/25 《束の間の後先かなし二本の紅梅白梅競ひつつ咲く》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2016/02/12 《ひと月を思案かさねて作りたる回覧板が三日で戻り来》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2016/02/10 《一年を欠詠なしに投稿せりおのれの歌に励まされつつ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2016/02/10 《毎週の歌壇切り抜き四冊目言葉作法のよき辞典なり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2016/01/06 《バイオリンの弓の動きは皆おなじオーケストラがどどつと迫り来》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 120
2015/12/17 《食事待つ人はなくなり二人して沈む夕日をいつまでも見る》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2015/12/03 《眼鏡屋につづき銀行・量販店はがきでバースデイを祝いてくるる》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/11/26 《職退きて六年経るに昨日また夢に出で来つネジ締め忘れ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/11/12 《職退きしその日に手帳の三十冊焼きて新たな一歩踏み出す》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 

2015/10/28 《さうだなあと頷くだけのこの人に話せば片づくわが悩みなど》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2015/10/16 《戸襖の猫の爪あと消さぬまま四度目の暑い夏が過ぎたり》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2015/10/15 《思いつく言葉並べて叱りたる子は出でゆきぬ論理矛盾と》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/10/08 《いつになく上機嫌なるわが母の十年前を今日のごと言う》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/10/07 《二〇二〇東京五輪にケチがつきわが青春が汚さるるやう》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2015/09/17 《年毎に夜中の目覚め増ゆること誰にもあると「深夜便」言ふ》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇  110
2015/09/04 《泣き虫は大石先生だけにあらず映画観るたび思ひ似かよふ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇 
2015/09/03 《この怒り何日たてどおさまらず茄子の紫咲きつぐ日々を》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/09/02 《出でゆきて電話の一本せぬ息子を父親似だと妻はまた言ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/08/21 《茄子胡瓜いちどに生りて食べきれず小分けにして妻は近所をまはる》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2015/07/16 《健康の話のはずむシルバー会ちから自慢は昔を語らず》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/07/09 《無意識の叔父のハミングわれも知る廃校となりし小学校歌》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 
2015/07/08 《還暦も耳順はず夢多き二十歳のころとなんら変はらず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2015/07/01 《怪我をせし鷺の眼はするどかり一歩また一歩とわれより離る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/06/26 《背伸びせる立ち居振舞に疲れたりすべてをさらしてここちよき風》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)

2015/06/25 《飲めぬのに酒強ひられき職退きて新茶の一服のんびり縁で》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇 ) 入選百首目 
2015/06/11 《裸の子を服持ちて追う若き母を久々に見る小児科待合》 ( yosshy 毎日新聞やまと歌壇)
2015/06/03 《子を強く叱りしことは忘れ去りわれは深夜に囲碁ゲームに興ず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/05/29 《ひとり身の訳など聞かばつらからうこちらは元気と電話を置きぬ》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2015/05/27 《もうすでに摘みし人あり寺川の急斜面登り蓬をさがす》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2015/05/01 《子ら孫ら引き連れそぞろ花まつりみたらし団子の行列につく》 ( yosshy 産経新聞奈良歌壇)
2015/04/22 《黒猫の二匹じやれあふ見つめつつわが齢思ひ飼ふをあきらむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/04/20 《音程の少しずれたる風に乗りコンドル飛び来真昼の畑に》 ( yosshy NHK短歌 永田和宏選)
2015/03/20 《校歌など疾つくに忘れてお開きは恩師の好きな青い山脈》 ( yosshy NHK短歌 永田和宏選)
2015/03/04 《寒に入り炬燵は魔もの吸ひこまれ首だけ出してテレビ見てゐる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2015/01/29 《かたまりて廃品回収する子らは白き息はきペコリとお辞儀》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇) 90
2015/01/21 《隣との間隔きちんと測りつつ玉ねぎ千本植ゑ終へて冬》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/01/14 《劇場に大歓声の湧きおこりき黄色いハンカチあまたはためきて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2015/01/07 《十五年乗りし車の前うしろのへこみを撫でて今朝別れたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/12/11 《村中の風の抜け道人まばらスマホ片手の車が通る》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)

2014/11/12 《目が合ひて膝にすわり来る白黒猫ゐのこづちの実をわれに取らせる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/10/23 《守り来し三百年の当屋相撲 女人解禁少子化に負けて》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2014/10/22 《口論の間あひ計りて入り来し十九年を暮らしし猫はも》 ( yosshy NHK短歌 梅内美華子選)
2014/10/08 《八月を過ぐれば結球せぬといふ母の教へにけふ白菜を蒔く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/09/10 《南京の垂直栽培は棚を抜け伸びたる蔓は鉄塔と競ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2014/08/26 《六人の兄弟姉妹を見送りて幼き日日を語る叔母はも》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 80
2014/08/05 《繰り返す同じ映像飽きあきてコマーシャル見ればときにおもしろ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/07/29 《青鷺は一点見つめて動かざり早苗田の鉄塔しづかに揺るる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/07/24 《早苗田に建築クレーンが伸びてきて核家族化がまた進みたり》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2014/07/20 《二人きりなりて一年なにもかも四分六に切り妻と食ひゐる》 ( yosshy NHK短歌 斉藤斎藤選)

2014/07/08 《生ごみの堆肥のなかに発芽せる南瓜八本択びて植うる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/07/03 《この年の同窓会は黙祷からわれらも考ふ歳になりたり》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)
2014/07/01 《六百本の太き玉ねぎ軒下に縛りて吊るす母なししごと》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/06/24 《先生の手を離したる園児らは蓮華畑をまろびまろべる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2014/06/12 《寺川を皐月の風が吹き抜けて光の粒が堰つつみ込む》 ( yosshy 朝日新聞朝日大和歌壇)

2014/05/27 《寅さんの映画見終へて寺川の桜の下の蓬を摘みぬ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 70
2014/05/21 《早期退社したるわれには花束もおめでたうもなし言ふてはならぬが》 ( yosshy NHK短歌 斉藤斎藤選)
2014/05/20 《手にしたる岩波文庫の万葉集 いや重け吉事より読み始む》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 
2014/04/22 《流し雛巡り合はせの身代りは細き目のままわれを見つめる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/04/13 《母のため作りし手摺けふはわれしかと掴まり膝を庇ひぬ》 ( yosshy 奈良県万葉短歌祭)

2014/04/02 《大寒も風がなければ暖かし脚立にのりて柿の枝切る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/02/11 《お千代さんの「あひたいなー」が流れ来て戻れない日を想ひめぐらす》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/01/28 《もうわれを諫むる人はなくなりぬやんはり諭しし亡き母憶ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2014/01/26 《指さしてTHATと教ふを後悔す徒歩一時間伝はらざりし》 ( yosshy NHK短歌 斉藤斎藤選)
2014/01/21 《するすると古老数人木にのぼり心配よそに剪定すすむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2014/01/07 《収穫も終りとなりてうら寂し明日にしやうか南瓜の二つは》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 60
2013/11/26 《オリンピックの招致活動すさまじやその精力を注げ復興に》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/11/05 《猛暑日の続くさなかの冬支度キャベツの種を多めに蒔きたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/10/22 《五十回の入選記念に手作りの歌集を編みぬ軌跡たどりつつ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/10/01 《生り口の真白くなりて爪立たず小暑の朝の南瓜収穫》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2013/09/24 《から梅雨の真つただなかの短歌会窓打つ雨に拍手がおこる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/09/17 《職退きて新しき出会ひ始まりぬ囲碁の翁と短歌の媼》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)
2013/09/10 《勲章なく勤めを終へて畑を打つ名知らぬ草と共に生きつつ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/09/03 《また留守とさみしげに妻は受話器置く日曜の定時の子への電話の》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/08/06 《池の鯉ごぼつと体をよぢりたり黒き鱗は濁りへと消ゆ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2013/07/30 《身を賭して渡航なしし鑑真和上の里帰りかなふ千二百年を経て》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 50
2013/06/25 《面塚の桜はまだかとブログの友けふ満開と写真載せたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  
2013/06/04 《つまるところ他人事として見てをりぬ遅ち進まざる復興のさま》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/05/21 《二月の野に微小粒子の飛来して山やま霞み大空かすむ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 
2013/04/16 《この年は一本減りたる恵方巻亡き母の好む甘さそのまま》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  

2013/03/26 《寒の日を幼に戻り突きたり張りたる氷のつめたさ楽し》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/02/26 《晴れ女最後のさいごも晴れ女十月の空に母を送りぬ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2013/02/19 《一人逝きまた一人逝くこの年の急な冷え込み身体に沁むる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  
2013/02/13 《このままの病状続けと願ひしも一日二日と医師は告げたり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 
2013/01/22 《妻とわれも母の病室に暮らしたり小さき机に広ぐる弁当》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2013/01/15 《寒き秋きのふ雄弁けふ寡黙日び衰ふる母に付き添ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 40
2013/01/08 《もうええわ、百まで生きたと言ひし母あんじようしてと医師に願へり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/12/11 《四十年精一杯に働けど妻に及ばぬ米磨ぎ教はる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/12/04 《選りに選つてこの日に台風襲来す月見あきらめ供への芋食ふ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/11/27 《朝日浴び古墳を泳ぐ鴨たちも千五百年の歴史語るや》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/11/16 《子の寝顔のぞくがごとく朝夕を発芽せるやと畑見回る》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/11/06 《蚊取り器を二つぶらさげ草引きす顔に食ひつきし藪蚊放れず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/10/09 《見るたびに大きな西瓜と母は言ひとぼけたふりでわれを喜ばす》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/10/02 《漸くに畑の盗人見つけしが愛くるしき顔のイタチを追はず》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/09/25 《デイの朝嫁に化粧をしてもらひ手鏡もちて母はほほ笑む》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/09/18 《梅雨半ば今朝の目覚めの清すがし八キロの梅甘き香放つ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 30
2012/09/04 《おでこには汗が出るまで浸かれよと言ひし母いま介護の入浴》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/08/28 《出不精の吾に届きたる子のメール、スカイツリーは空を突き抜く》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/08/07 《茄子胡瓜初もの二つ食ひ終へて妻らと笑ひぬ寿命延びむと》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/07/31 《インゲンは目のあるごとく正確に左に巻きて空に伸びゆく》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/8月号 《光陰矢気がつきたれば古りにしに囲碁と短歌を基礎より始む》 ( yosshy NHK短歌 坂井修一選)
2012/07/17 《丸顔の同窓生が四角顔どいつもこいつも親御に似たり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/06/19 《わが母校へ幼入学す待ちまちし朝を花一片帽子にのせて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 
2012/05/29 《日曜を妻のかけをる長電話向かうの声が弾みて聞こゆ》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/05/15 《生きてきた証しに何か残したく早き目覚めに指を折りゐる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/05/08 《看護師はごめんねと言ひ針を刺すその手のぬくもり胸までとどく》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 20

2012/04/24 《十人のをみなに囲まるる短歌会おきな一人にまなざし優し》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/04/17 《九十過ぐれば早き一日らし目覚めのたびに日の進む母》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)  
2012/04/03 《屋上に出でて眺むる二上山いつかは登らむ約しし人と》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/03/27 《大寒に赤黄青白傘の列跳ねる子駈ける子喋る子過ぐる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2012/02/28 《食べたこと記憶にないと言ひはじめ日日に老いゆく母を見つめる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸)

2012/02/19 《寄り添ひて道端の落ち葉踏みしむる二人五脚の老老散歩》 ( yosshy NHK短歌 坂井修一選 ) 
2012/02/07 《若き日の血がざわめきて立ち止まり詰将棋解きぬ文化祭にて》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/02/02 《鴨去りて園児の声は静かなり落ち葉の濠に初氷見ゆ》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 
2012/01/31 《青年は耳にささやき手をとりて恋人のごと祖母を介助す》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸 ) 

2012/01/17 《天候も人の心もままならず砕けぬ土を砕きゆくなり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 10

2012/01/10 《亀二匹が岸を離れて平泳ぎさざ波広がり大空揺する》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2012/1月号 《光より速き乗り物出来たとふあの日のあなたも一度会ひたい》 ( yosshy NHK短歌 坂井修一選) 
2011/11/26 《椋鳥の先頭一羽かじを切り分離融合群れて塒へ》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 
2011/10/18 《デイサービス初日の様子を母が言ふ何度も何度も「風呂がよかつた」》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2011/10/04 《雨の三日続けば胡瓜育つなり糸瓜のごとくぶら下がりをる》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 

2011/07/05 《町議選終へて人らにしこりなし静けさ戻りて胡瓜植ゑをり》 ( yosshy 讀賣新聞大和よみうり文芸) 
2011/05/12 《鬱金香花びら二片頬につけ今が盛りの桜のもとで》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇)
2011/04/14 《映像に一瞬写りし小さき文字願いを込めた「あきらめるな」と》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 
2011/02/24 《どか雪となりて見舞いの客も止み静寂なりし談話室午後》 ( yosshy 朝日新聞大和歌壇) 

選者は
朝日新聞: 高岡哲二先生(2011/09/01~ ) 
      : 鏑木正雄先生(2011/06/02 まで。2011/11/13 ご逝去) 
讀賣新聞: 高蘭子先生  
産経新聞: 筒井早苗先生
毎日新聞: 小谷稔先生(2018/10/18 まで。2018/10/18 ご逝去)

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俳句に親しむ 2

2015-04-25 06:00:20 | 44 俳句に親しむ

俳句に親しむ 目次
 ■ 俳句に親しむ(2) 
 ■ 俳句に親しむ(1)
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■ 俳句に親しむ 2

2019/10/01 《わが指に針置きざりし秋の蜂》 (加藤知世子 7-111)
2019/09/01 《天高し人間といふ落し物》 (上甲平谷 2-132)

2019/08/01 《蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな》 (芥川龍之介 6-81)
2019/07/01 《後より押され落ちつぐ滝の水》 (檜紀代 8-72)
2019/06/01 《紫陽花におもたき朝日夕日哉》 (中川乙由 ⑧-62)
2019/05/02 《葉をむけば汗かいてをり柏餅》 (亀井新一 ⑧-42)
2019/04/01 《降る雪や明治は遠くなりにけり》 (中村草田男)

2019/03/01 《木々おのおの名乗り出たる木の芽かな》 (小林一茶 1-4)
2019/02/01 《寒鴉己が影の上におりたちぬ》 (芝不器男 ⑦-169)
2018/12/01 《美しき眼をとりもどす嚏の後》 (小川双々子 3-145)
2018/11/01 《吊柿鳥に顎なき夕べかな》 (飯島晴子 ①-124)
2018/10/01 《台風の目つついてをりぬ予報官》 (中原道夫 1-178)

2018/09/01 《遠くまで行く秋風とすこし行く》 (矢島渚男 4-110)
2018/08/01 《打ち水の流るる先の生きてをり》 (上野泰 2-73)
2018/07/01 《何ともなやなう 何ともなやなう 人生七十古来稀なり》 (閑吟集 2-57)
2018/06/01 《滝落ちて群青世界とどろけり》 (水原秋桜子 7-56)
2018/05/01 《ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに》 (森 澄雄 1-38)

2018/04/01 《人が生き返る映画や四月馬鹿》 (松尾隆信 3-29)
2018/03/01 《肩うって春の霰のそれきりに》 (畑耕一 3-22)
2018/02/01 《おもしろう鴨の滑りし氷かな》 (岸田稚魚 9-171)
2018/01/11 《母許や春七草の籠さげて》 (星野立子 2-169)
2017/12/01 《屋根ゝゝはをとこをみなと棲む三日月》 (富沢赤黄男 ①-141)

2017/11/11 《手長猿秋天ひょいと掴みとる》 
          (K子さん 第28回 伊藤園新俳句大賞 一般の部A 大賞)
2017/11/11 《花屑の湿りをつけて靴の底》 
          (K男さん 第28回 伊藤園新俳句大賞 佳作特別賞)
2017/11/01 《空をあゆむ朗朗と月ひとり》 (荻原井泉水 ②-115)
2017/10/01 《駈ける蹴る踏む立つ跨ぐ跳ぶ転ぶ》 (渡辺白泉 5-104)
2017/09/01 《単線の鉄路押し上ぐ曼珠沙華》 (杉山とし 8-1) 

2017/08/01 《さやけくて妻ともしらずすれちがふ》 (西垣脩 ①-111) 
2017/07/01 《水に入るごとくに蚊帳をくぐりけり》 (三好達治 ③-74)
2017/06/01 《われむかし踏つぶしたる蝸牛かな》 (上島鬼貫 5-71)
2017/05/01 《虹を吐てひらかんとする牡丹かな》 (与謝蕪村 5-59)
2017/04/01 《柏餅配つて来ては一つくい》 (排風柳多留 3-48)

2017/03/01 《あたたかや万年筆の太き字も》 (片山由美子 8-15)
2016/12/01 《湯豆腐のかけらの影のあたゝかし》 (飴山実 ⑨-143)
2016/11/26 《古池や蛙飛びこむ水の音》 (松尾芭蕉)
2016/11/26 《花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ》 (杉田久女)
2016/11/26 《身一つとなりて薫風ありしかな》 (佐藤勲)

2016/11/01 《彼一語我一語秋深みかも》 (高浜虚子 ①-126)
2016/10/01 《松の葉の地に立並ぶ秋の雨》 (内藤丈草 2-124)
2016/09/01 《両翼の傾斜たのしむ蜻蛉かな》 (阿波野青畝 6-103)
2016/08/01 《子が食べて母が見てゐるかき氷》 (森澄雄 4-78)
2016/07/01 《梅雨続く小錦十人いるような》 (坪内稔典 2-62)

2016/06/01 《衣更へて魚のこころで町に出る》 (能村登四郎 7-54)
2016/05/02 《ふつつかな魚のまちがひそらを泳ぎ》 (渡辺白泉 6-48)
2016/04/01 《花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ》 (杉田久女 ①-14)
2016/03/01 《顔じゆうを蒲公英にして笑ふなり》 (橋石 2-25)
2016/02/01 《竹林の月の奥より二月来る》 (飯田龍太 ⑤-14)

2016/01/02 《ラガー等のそのかちうたのみじかけれ》 (横山白虹 ⑤-142)
2015/12/01 《父よりも母に親しき冬夜かな》 (佐藤紅緑 2-156)
2015/11/01 《小春日や石を嚙み居る赤蜻蛉》 (村上鬼城 ⑤-141)
2015/10/01 《わが影の壁にしむ夜やきりぎりす》 (大島蓼太 ①-121)
2015/09/16 《選外や夏は選者も好不調》 (高橋昌也 朝日俳壇 2015/07/27)

2015/09/01 《失ひし陣取り遊び路地に秋》 (池側喜代栄 7-100)
2015/08/01 《涼風の曲りくねつて来たりけり》 (小林一茶 ⑤-91)
2015/07/01 《ゆるやかに着てひとと逢ふ螢の夜》 (桂信子 ①-64)
2015/06/01 《風の百合雌蕊受粉のよろこびを》 (西島麦南 2-73)
2015/05/10 《たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ》 (坪内 稔典)

2015/05/10 《三月の甘納豆のうふふふふ》 (坪内稔典)
2015/05/01 《青蛙おのれもペンキぬりたてか》 (芥川龍之介 ④-81)
2015/04/01 《腰衣をまとひ甘茶を浴びたまふ》 (平畑静塔 6-28)
2015/03/01 《片隅で椿が梅を感じてゐる》 (林原耒井 ③-17)
2015/02/01 《山頂に杭打ちて山目覚ましむ》 (吉野義子 ⑥-20)

2015/01/03 《長松が親の名で来る御慶かな》 (志太野坡 ④-168)
2014/12/01 《ままごとのお金はもみぢ兄いもと》 (井本農一 ④-140)
2014/11/01 《茫々と取り乱したる薄かな》 (上島鬼貫 6-130)
2014/10/01 《足もとはもうまつくらや秋の暮れ》 (草間時彦 ⑤-135)
2014/09/01 《おさへねば浮き出しさうな良夜なり》 (平井照敏 ⑦-103)

2014/08/01 《夕顔や女子の肌の見ゆる時》 (千代女 ②-89)
2014/07/01 《土くれはどんな味する燕の子》 (正木ゆう子 2-62)
2014/06/01 《水底の影も尾を振り蝌蚪泳ぐ》 (大川俊哉 8-53)
2014/05/01 《文もなく口上もなし粽五把》 (服部嵐雪 2-45)
2014/04/01 《女身仏に春剥落のつづきをり》 (細見綾子 ①-5)

2014/03/01 《衣手の松の色はえ木彫雛》 (水原秋桜子 5-15)
2014/02/01 《梅の花空より降りて地の鱗》 (原コウ子 3-3)
2014/01/02 《二日はや青三日月に塵もなし》 (原コウ子 4-167)
2013/12/01 《咳をしても一人》 (尾崎放哉 5-152)
2013/11/01 《新米へ手を差し入れしぬくさかな》 (福地記代 3-135)

2013/10/01 《ゆびずもう親ゆびらしくたゝかえり》 (阿部青鞋 2-111)
2013/09/01 《単線の鉄路押し上ぐ曼珠沙華》 (杉山とし 8-121)
2013/08/01 《玉葱の転がるやうに妻の来し》 (小澤克己 9-94) 
2013/07/01 《瀧の上に水現れて落ちにけり》 (後藤夜半 ①-79) 
2013/06/01 《越後屋に衣さく音や更衣》 (榎本其角 ①-51) 

2013/05/01 《目には青葉山時鳥初鰹》 (山口素堂 ①-37) 
2013/04/01 《ゆで玉子むけばかがやく花曇》 (中村汀女 ⑧-20) 
2013/03/01 《両方に髭がある也猫の恋》 (小西来山 ⑤-10) 
2013/02/01 《医者患者同じ薬を嚥(の)んで冬》 (草間時彦 5-153) 
2013/01/01 《しんしんと寒さがたのし歩みゆく》 (星野立子 ②-162) 

2012/12/01 《竹馬の子のおじぎしてころびけり》 (星野立子 4-173) 
2012/11/01 《木がらしや目刺にのこる海のいろ》 (芥川龍之介 ①-127) 
2012/10/01 《梨食ふと目鼻片づけこの乙女》 (加藤楸邨 ①-110) 
2012/09/30 《ふりかねてこよひになりぬ月の雨》 (江左尚白 1-118) 
2012/09/01 《秋来ぬと目にさや豆のふとりかな》 (大伴大江丸 ①-83) 

2012/08/01 《金魚売買へずに囲む子に優し》 (吉屋信子 ③-48)  
2012/03/01 《いきいきと三月生まる雲の奥》 (飯田龍太 ⑤-14)  
2013/12/01 《咳をしても一人》 (尾崎放哉 5-152)
2011/12/31 《除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり》 (森澄雄 ④-167) 
2011/10/15 《牡丹雪水に映りて水に入る》 (堀田薫 西大寺境内の句碑) 
2011/07/26 《閑かさや岩にしみいる蝉の声》 (松尾芭蕉 ①-69)  

2011/06/01 《青梅の臀うつくしくそろひけり》 (室生犀星 ⑨-64) 
2011/03/23 《土筆摘穂先に黒き焦げのあと》 (安部桂 8-18) 
2011/03/03 《笑ふかに泣くかに雛の美しく》 (上野泰 6-11) 
2011/02/01 《梅一輪一りんほどのあたたかさ》 (服部嵐雪 ⑥-179) 
2011/01/20 《枯枝ほきほき折るによし》 (尾崎放哉 ②-155) 

2010/12/15 《糸瓜咲て痰のつまりし仏かな》 (正岡子規 ⑥-113) 
2010/12/15 《筒袖や秋の柩にしたがはず》 (夏目漱石 9-109、全集23巻p.166、27巻p.177) 
2010/12/15 《手向くべき線香もなく暮れの秋》 (夏目漱石 3-121、全集23巻p.166、27巻p.177)
2010/12/15 《霧黄なる市に動くや影法師》 (夏目漱石 ⑧-113、全集23巻p.166、27巻p.177)
2010/12/15 《きりぎりすの昔を忍び帰るべし》 (夏目漱石 全集23巻p.166、27巻p.177)

2010/12/15 《招かざる薄に帰り来る人ぞ》 (夏目漱石 全集23巻p.166、27巻p.177)
2010/12/14 《街燈のしやつくり点り冬の暮れ》 (後藤綾子 3-163) 
2010/12/10 《葛湯して佳境にちかき水滸伝》 (飴山實 3-163)  
2010/12/07 《いくたびも雪の深さを尋ねけり》 (正岡子規 ①-159)
2010/11/11 《手で顔を撫づれば鼻の冷たさよ》 (高浜虚子 ⑤-160) 

2010/10/22 《初秋の蝗つかめば柔かき》 (芥川龍之介 ⑤-104) 
2010/10/12 《水に止まり土に休めり秋の蝶》 (出口善子 5-111) 
2010/10/08 《寝がへりの方になじむやきりぎりす》 (内藤丈草 4-120) 
2010/10/07 《にせものときまりし壺の夜長かな》 (木下夕爾 ⑨-114) 
2010/10/06 《低く言ひ高く笑ふはおもしろき》 (武玉川 ⑥-120)

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