ブレイキン女子 AMI 湯浅亜実が金メダル パリオリンピック NHK 2024年8月10日 5時56分
パリオリンピックの新競技、ブレイキンの女子の決勝で、ダンサーネームAMIの湯浅亜実選手がリトアニアの選手に3対0で勝って、金メダルを獲得しました。
パリオリンピックで採用された唯一の新競技、ブレイキンはDJがかける音楽に合わせて1対1で交互に即興でダンスを披露し、技術や表現力、独創性などを競います。
25歳のAMIは決勝でリトアニアの17歳で去年の世界選手権を制したダンサーネームNICKAのドミニカ・バネビチ選手と対戦しました。
AMIは、1ラウンドでキレのある動きで音楽にあわせてピタリと動きを止める「フリーズ」を決めたほか、2ラウンドでは流れるような動きからしゃがんで手をつき、足さばきを見せる「フットワーク」を見せました。
そして、最後の3ラウンドでは音楽との融合性、「ミュージカリティ」で高得点を挙げ、3対0で勝って金メダルを獲得しました。
銀メダルはリトアニアのNICKA、銅メダルは中国の18歳でダンサーネーム671の劉 清※い選手でした。
※「い」は「さんずい」+「けもの偏」に「奇」
“まだ実感が沸かず ふわふわした感じ”
湯浅選手は、決勝直後のインタビューで「本当は決勝で披露する予定だったムーブを準決勝で出したので、決勝は楽しんで思い切りいこうと思っていた。いかに自分らしさを出せるかを考えて練習してきたので、緊張はしたが、いい意味でプレッシャーは感じなかった」と振り返りました。
その上で新競技の金メダリストになったことについて「本当なら泣きたいくらい、うれしいはずだが、まだ実感が沸いておらず、ふわふわした感じだ」と心境を話しました。
そして「家族やチームジャパンのサポートのおかげだ」と感謝の気持ちを話していました。
AMIのダンスの軸 “かっこよさ”
ブレイキンのすべての要素をトップレベルでこなすAMI、湯浅亜実選手がみずからのダンスの軸として挙げるのが「かっこよさ」です。
一つ一つの技やポーズ、それにスムーズな流れなど動きの細部にこだわってどの瞬間を切り取ってもかっこよく見えるダンスを追求してきました。
世界選手権を2回制するなどこれまで国内外で数多くのタイトルを手にしてきたAMIでしたが、「自分のスタイルでどこまでいけるのかを試したい」と臨んだオリンピック出場権をかけた大会では思わぬ苦戦を強いられました。
2連覇を狙った2023年の世界選手権ではリーグ戦でまさかの敗退。
続くアジア大会でも決勝で敗れ、なかなか結果を出せませんでした。
自分らしく踊ることを大切にしているAMIですが、思うように結果が付いてこない現状に葛藤を抱えていたといいます。
「今までの人生で一番ストレスがかかった時間だった」という苦しい時期で悩み抜いた末にたどりついた1つの答えが勝ち負けという結果にこだわるのではなく、「目の前のことに全力で自分らしく挑む」という気持ちでした。
そして、挑戦者の気持ちを持って臨んだオリンピックの予選シリーズでは持ち味とする流れるような「かっこいい」ダンスを出し切り、オリンピックの切符を勝ち取りました。
精神的にたくましくなり「選手全員の個性が輝くオリンピックになればいい」と自分のスタイルを世界で見せるためにステージに上がったAMI。
オリンピックで初めて実施されたブレイキンの最初の金メダリストになりました。
パリオリンピックの新競技、ブレイキンの女子の決勝で、ダンサーネームAMIの湯浅亜実選手がリトアニアの選手に3対0で勝って、金メダルを獲得しました。
パリオリンピックで採用された唯一の新競技、ブレイキンはDJがかける音楽に合わせて1対1で交互に即興でダンスを披露し、技術や表現力、独創性などを競います。
25歳のAMIは決勝でリトアニアの17歳で去年の世界選手権を制したダンサーネームNICKAのドミニカ・バネビチ選手と対戦しました。
AMIは、1ラウンドでキレのある動きで音楽にあわせてピタリと動きを止める「フリーズ」を決めたほか、2ラウンドでは流れるような動きからしゃがんで手をつき、足さばきを見せる「フットワーク」を見せました。
そして、最後の3ラウンドでは音楽との融合性、「ミュージカリティ」で高得点を挙げ、3対0で勝って金メダルを獲得しました。
銀メダルはリトアニアのNICKA、銅メダルは中国の18歳でダンサーネーム671の劉 清※い選手でした。
※「い」は「さんずい」+「けもの偏」に「奇」
“まだ実感が沸かず ふわふわした感じ”
湯浅選手は、決勝直後のインタビューで「本当は決勝で披露する予定だったムーブを準決勝で出したので、決勝は楽しんで思い切りいこうと思っていた。いかに自分らしさを出せるかを考えて練習してきたので、緊張はしたが、いい意味でプレッシャーは感じなかった」と振り返りました。
その上で新競技の金メダリストになったことについて「本当なら泣きたいくらい、うれしいはずだが、まだ実感が沸いておらず、ふわふわした感じだ」と心境を話しました。
そして「家族やチームジャパンのサポートのおかげだ」と感謝の気持ちを話していました。
AMIのダンスの軸 “かっこよさ”
ブレイキンのすべての要素をトップレベルでこなすAMI、湯浅亜実選手がみずからのダンスの軸として挙げるのが「かっこよさ」です。
一つ一つの技やポーズ、それにスムーズな流れなど動きの細部にこだわってどの瞬間を切り取ってもかっこよく見えるダンスを追求してきました。
世界選手権を2回制するなどこれまで国内外で数多くのタイトルを手にしてきたAMIでしたが、「自分のスタイルでどこまでいけるのかを試したい」と臨んだオリンピック出場権をかけた大会では思わぬ苦戦を強いられました。
2連覇を狙った2023年の世界選手権ではリーグ戦でまさかの敗退。
続くアジア大会でも決勝で敗れ、なかなか結果を出せませんでした。
自分らしく踊ることを大切にしているAMIですが、思うように結果が付いてこない現状に葛藤を抱えていたといいます。
「今までの人生で一番ストレスがかかった時間だった」という苦しい時期で悩み抜いた末にたどりついた1つの答えが勝ち負けという結果にこだわるのではなく、「目の前のことに全力で自分らしく挑む」という気持ちでした。
そして、挑戦者の気持ちを持って臨んだオリンピックの予選シリーズでは持ち味とする流れるような「かっこいい」ダンスを出し切り、オリンピックの切符を勝ち取りました。
精神的にたくましくなり「選手全員の個性が輝くオリンピックになればいい」と自分のスタイルを世界で見せるためにステージに上がったAMI。
オリンピックで初めて実施されたブレイキンの最初の金メダリストになりました。