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パリパラ 木村敬一が金:競泳男子100mバタフライ

2024-09-07 21:13:35 | オリンピック問題と話題
左が金メダルの木村敬一。右が銅メダルの富田宇宙



パリパラ 木村敬一が金 富田宇宙が銅 競泳男子100mバタフライ NHK 2024年9月7日 9時03分

パリパラリンピック、競泳の男子100メートルバタフライ、視覚障害のクラスで、木村敬一選手が金メダル、富田宇宙選手が銅メダルを獲得しました。

木村敬一が2連覇 富田宇宙が銅メダル
今大会、男子50メートル自由形で金メダルを獲得した全盲のエース、木村選手は予選1位、男子400メートル自由形で銅メダルを獲得した富田選手は2位で決勝に進みました。

レースは、木村選手がスタート直後からダイナミックな泳ぎでスピードに乗って飛び出し、50メートルをトップでターンしました。

木村選手は後半も力強いストロークで突き放し、パラリンピック新記録の1分0秒90のタイムでフィニッシュして金メダルを獲得しました。

木村選手はこの種目2大会連続の金メダルで、メダル獲得は4大会連続です。また、今大会、2つ目の金メダル獲得です。

富田選手も前半の50メートルを2番手でターンすると、後半も粘り強さを見せて、1分3秒89のタイムでフィニッシュし、この種目2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得しました。

銀メダルは、ウクライナのダニーロ・チュファロフ選手でした。

木村敬一「ベストが出る気配しかしなかった」
前回の東京大会に続く2大会連続の金メダルを獲得した木村選手は「ベストが出る気配しかしなかったので、いいレースができた。この環境の中で泳ぐことができて幸せだと思った」とうれしそうに話していました。
パラリンピック新記録をマークしたことについては「バタフライでベストを出すために、いろいろと取り組んできて金メダルを取れたことが最高だ。1分0秒台にいけることを示せてうれしい」と話していました。

富田宇宙「頑張ってきた成果だと思って感謝」
2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した富田選手は「なかなか調子が上がらなくて正直不安だったが、レース前にコーチが『自信を持って』と強く言ってくれて、何とか木村くんと一緒に表彰台上がれるので、頑張ってきた成果だと思って感謝したい」と話していました。
また、決勝のレースについて「予選でテンポが上がりきらず、持ち味のテンポをもう一度取り戻せるように調整したが、今度は別のところがうまくいかなくなってしまい、すごく悩みながらの挑戦だった」と話していました。

銀 ウクライナ選手「価値あるメダル」
この種目の世界記録保持者で銀メダルを獲得したウクライナのダニーロ・チュファロフ選手は「ひじのけがの影響でバタフライの練習があまりできなかったが世界記録保持者として自分にプレッシャーをかけて頑張ることができた」と振り返りました。
木村選手と富田選手と表彰台に上がったことについては「努力をした木村選手に負けたことに満足している。ライバルであり仲間である2人と表彰台に上がれたことは大変光栄だった」と話しました。
そのうえで「このメダルは国際社会に対してウクライナが頑張っていることを象徴する非常に価値があるものだ」と話しました。

注目
木村を指導 星奈津美さん「理想の形で締めくくり」
木村選手を指導する星奈津美さん(2023年3月)
木村選手の指導に当たり、オリンピックのロンドン大会とリオデジャネイロ大会の2大会連続で銅メダルを獲得した星奈津美さんは「予選は落ち着いて見られたが、決勝はほとんど見ていられなかった。タイムを見た時に本当に『やったー』という感情でした」と喜びを語りました。

ともにフォーム改良に取り組んだおよそ1年半の2人での歩みについて「最初のころは難しいことの方が多かったし去年の世界選手権でウクライナの選手に敗れたのを見て、パリ大会までに仕上げるのは難しいし時間がかかると思っていた」と話しました。

そのうえで「それでも前向きな木村選手の姿を見て私も頑張らないといけないと思えたし、自己ベストで金メダルという理想の形で締めくくることができてよかった。『本当におめでとう』と伝えたい」と、ねぎらっていました。
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