公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

人口減少時代へ

2005-12-28 12:25:38 | 公営競技論

Yahooニュースより

日本の総人口、初の減少=05年は1億2776万人-2万人ダウン・国勢調査速報

 竹中平蔵総務相は27日の閣議に、10月に実施した2005年国勢調査の速報値を報告した。日本の総人口は1億2775万6815人で、04年10月1日現在の推計人口(暫定補正後)と比べて約2万人減少した。総人口が前年を下回ったのは戦後初めて。厚生労働省が先に公表した05年の人口動態統計の年間推計で、死亡数が出生数を1万人上回る自然減となったが、海外移住や外国人の定住など社会的変動を含めても、日本は本格的な人口減少社会を迎えつつあることが浮き彫りとなった。
 総務省は今年2月時点で、04年10月1日現在の推計人口を1億2768万7000人と公表したが、国勢調査の速報値に基づき暫定的に遡及(そきゅう)補正を行い、1億2777万6000人に上方修正した。この結果、05年の総人口が04年を下回った。 


確かに大都市圏は増えているんだが、地方圏は軒並み減少し、ついに全体でマイナス成長となった。

また大阪・京都・兵庫といった今回増加したところも、増加率は低く、5年後の調査の際には減少に転じる可能性大。

とりわけ地方では、いわゆる「シャッター通り」と言われる商店街の沈没が明らかに。つまり「楽しみ」となるべきところがはっきりいって「ない」状態であり、そのため特に若い連中が離れて行っている現状。

それにしても、そんな状況なのに、例えば場外発売所を設置しようとなると、

「環境が悪くなる」

「治安はどうなるんだ」

なる話が出てくるが、人間のいない場所に環境とか治安とか関係ない気がするんだが。

また、いわゆる「シャッター通り」の店主連中に限って、「郊外型のSCが元凶」という一辺倒で終始する議論になるとか。そうではなくて、街に魅力がないだけの話だと思うんだが。

私が近くに住む「香里園」ってあるんだが、何とそこはダイエーがつぶれたというのに、商店街は活気がある。なぜか?

実は何年か前、再開発が進まない、昔「シロ」というスーパーがあった地に「ボートピア」を建設しようという話が持ちあがった。しかしながら、「環境が悪くなる」ということでもちろん反対。結局ボートピアの話はつぶれたが、一方でボートピアの話が出たことで、

「このままでは今度は競輪とかが話にくるかもしれない」

ということになって漸く重い腰を上げ、区画整備も進めて新たなる街づくりを志すことになった。

すると、ダイエーは確かにつぶれたが、香里園自体の人通りってのはそんなに減ってないし、また、新たな店が生まれることで活気も出てきた。

ということは実現こそしなかったが、公営競技が香里園という「死にかけ」の街を再生させたのである。

これが地方ならば、むしろ公営競技に入ってきてもらい、そんな中で新たなる街づくりを志したほうがいいようにも思うんだが。

確かに地方は車社会だから車さえあれば郊外に簡単に出て行けるが、郊外型のSCばっかりってのも、やっぱり「飽きてくる」し、楽しい街ってのはいくつあってもいいものと思うんだが。

そして、結局「飽き」がくると、人間っていうのはもっと刺激的なところへと移り住みたいものなのである。しかもSCにしたって今やつぶれるところが続々と出始めているのが現状。

もしSCがなくなったら、街自体も「消滅」。そんな現状が今の地方の姿。人口が減ったといったって、増えているところは必ずあるわけだから、やり方一つだと思うんだが。

かといって昔みたいに映画館など建てたところでダメだろうし、健康ランドなんか作ったところでこちらも限界があろう。

やっぱり刺激が欲しいんだって。地方こそもっと全国に点在している公営競技の存在を考えてみろよ。潜在的需要ってのは大きいはずなんだから。


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