今月に入ってから連日強烈な寒波が襲い、連日中止のニュースが入っている。
金沢競馬は早くも馬場状態の悪化により25日までの開催を中止することを決めているし、18日は中京競馬も9レース以降中止となり、CBC賞は24日に延期。また、名古屋・四日市・一宮競輪、笠松・名古屋競馬も中止になるなどとりわけ「東海地方」での中止が目立っている。
名古屋では58年ぶりに23センチの積雪を記録したという。これだけ積もれば当然雪に慣れていないところのためあらゆるところで支障をきたす。他でも例年のこの時期では過去20年ほど例がない記録的な大雪に見舞われているところも続出している。
大阪も例年ならばこの時期、最高で10度を越える日が多いというのに、今年は連日昼間でも7度とかいうレベルでしか上昇しない。
しかも今冬は、東部太平洋の赤道域の海水温が平年より低い状態が続くラニーニャ現象が起きる可能性があるという。同現象が発生すると、寒気を呼び込む偏西風の蛇行が1カ月以上続く恐れがある。
ということはこの先1月、2月といったあたりも「間違いなく」寒そう。
確かに12月の時期でこんなに寒かったことは過去にほとんどなかったな。むしろ12月という月は少々動けば「汗ばむ」月みたいな感覚があったからなぁ。
公営競技の場合、ホッカイドウ競馬及び函館や青森、弥彦といった競輪場は従来より11月初旬で開催が終了することから本場開催については問題はなかった。
ところがかつては開催をほとんどしていなかった金沢や富山といった北陸では、近年の暖冬化傾向により開催終了時期を1ヶ月ほど遅らせることができるようになった。また、ばんえい競馬にいたっては今シーズンより「通年開催化」が実現。
しかしながら、もともと12月もこれぐらい寒いのが当たり前であって、これまでが逆に異常すぎたということもいえるのかもしれない。
金沢競馬は代替開催予定についてはまだ決めかねている様子。今のままの状況が続けばこのまま今年度の開催を打ち切りせざるを得ないかもしれない。
ところで既に競艇の賞金王決定戦シリーズが始まるなどいよいよ各競技の「グランドチャンピオン」を決する大会が目白押しの時期に入るわけだが、下手をすると、「降雪順延」、さらに「今年度は中止やむなし」というような最悪の事態も考えねばならなくなるな。
とりわけ最高潮の盛り上がりムードとなっている有馬記念がもし「中止」になんてことになったら競馬会はもとより、あらゆる方面での「損失」も考えられるだけに何とか最悪の事態だけは免れたいところだが・・・
でも、天気ばっかりは人為的に操作などできないのは明白なわけで・・・