インサイダー取引 三井住友信託銀行元部長に有罪判決 東京地裁 NHK 2025年7月4日 15時14分
三井住友信託銀行の元部長がインサイダー取引をした罪に問われた裁判で、東京地方裁判所は「職務上の立場を悪用し、みずからの利益を追求した悪質な犯行だ」などとして、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
三井住友信託銀行の元部長、片山肇被告(55)は、2022年から去年にかけて、業務で知ったTOB=株式公開買い付けに関する未公表の情報をもとに、3つの銘柄の株式あわせておよそ3200万円分を買い付けたとして、金融商品取引法違反のインサイダー取引の罪に問われました。
4日の判決で、東京地方裁判所の開發礼子裁判官は「職務上の立場を悪用してみずからの利益を追求したもので、市場の公正性や健全性を損ない、一般投資家の信頼を失わせる悪質な犯行だ。老後資金を貯蓄したかったという動機に酌むべき点もない」と指摘しました。
その上で「自首して反省の態度を示している」などとして、懲役2年、執行猶予4年、罰金200万円と、6100万円余りの追徴金を言い渡しました。
三井住友信託銀行の元部長がインサイダー取引をした罪に問われた裁判で、東京地方裁判所は「職務上の立場を悪用し、みずからの利益を追求した悪質な犯行だ」などとして、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
三井住友信託銀行の元部長、片山肇被告(55)は、2022年から去年にかけて、業務で知ったTOB=株式公開買い付けに関する未公表の情報をもとに、3つの銘柄の株式あわせておよそ3200万円分を買い付けたとして、金融商品取引法違反のインサイダー取引の罪に問われました。
4日の判決で、東京地方裁判所の開發礼子裁判官は「職務上の立場を悪用してみずからの利益を追求したもので、市場の公正性や健全性を損ない、一般投資家の信頼を失わせる悪質な犯行だ。老後資金を貯蓄したかったという動機に酌むべき点もない」と指摘しました。
その上で「自首して反省の態度を示している」などとして、懲役2年、執行猶予4年、罰金200万円と、6100万円余りの追徴金を言い渡しました。