傘で「ヒヤリ」経験4割、横向きに持って「先端」当たると特に危険…衝撃は「ピアノ1台分相当」 読売新聞 2025/08/29 07:31
東京都が実施した傘の安全性に関するアンケート調査で、回答者の約4割が傘による危害や「ヒヤリ・ハット」を経験していたことがわかった。横向きに持った傘の先端が人に当たると特に危険性が高く、都が注意を呼びかけている。
調査は昨年11月、インターネットで都内在住の20歳以上の男女2000人に実施した。
傘による危害やヒヤリ・ハットの経験については、35・0%が他人の傘で受けた経験があったと答えたほか、自分の傘が他人に同様の経験をさせたとの回答も6・6%あった。
他人の傘で危害やヒヤリ・ハットを経験した場所(複数回答)は、駅の階段・エスカレーターが71・1%と最多。被害部位は脚が40・9%、手・腕が30・1%、腹が22・6%と続いた。
具体的な事例として「階段昇降時に、先端がみぞおちに刺さった」「エスカレーターで先端が顔の前にきた」といった記述があり、横向きに持った際のリスクが判明した。調査を踏まえた都の実験では、傘を横向きに持ち、腕を振るスピードで先端がぶつかった際の衝撃力は、ピアノ1台分相当の最大240キロ・グラム重に達した。人に当たれば失明や骨折につながる恐れがある。都は「傘の横持ちは極めて危険。必ず先端が下を向くように持ってほしい」としている。
東京都が実施した傘の安全性に関するアンケート調査で、回答者の約4割が傘による危害や「ヒヤリ・ハット」を経験していたことがわかった。横向きに持った傘の先端が人に当たると特に危険性が高く、都が注意を呼びかけている。
調査は昨年11月、インターネットで都内在住の20歳以上の男女2000人に実施した。
傘による危害やヒヤリ・ハットの経験については、35・0%が他人の傘で受けた経験があったと答えたほか、自分の傘が他人に同様の経験をさせたとの回答も6・6%あった。
他人の傘で危害やヒヤリ・ハットを経験した場所(複数回答)は、駅の階段・エスカレーターが71・1%と最多。被害部位は脚が40・9%、手・腕が30・1%、腹が22・6%と続いた。
具体的な事例として「階段昇降時に、先端がみぞおちに刺さった」「エスカレーターで先端が顔の前にきた」といった記述があり、横向きに持った際のリスクが判明した。調査を踏まえた都の実験では、傘を横向きに持ち、腕を振るスピードで先端がぶつかった際の衝撃力は、ピアノ1台分相当の最大240キロ・グラム重に達した。人に当たれば失明や骨折につながる恐れがある。都は「傘の横持ちは極めて危険。必ず先端が下を向くように持ってほしい」としている。