「協会けんぽ」賃上げなどで保険料収入増加 約6600億円の黒字 NHK 2025年7月4日 15時20分
中小企業の従業員などが加入する医療保険「協会けんぽ」の昨年度、令和6年度の決算は、賃上げなどによる保険料収入の増加でおよそ6600億円の黒字となりました。ただ後期高齢者医療制度への支援金の拠出が今後も高い水準で推移すると見込まれることなどから、財政状況を注視していく必要があるとしています。
中小企業の従業員や家族などおよそ4000万人が加入する「協会けんぽ」を運営する全国健康保険協会は昨年度の決算を発表しました。
それによりますと、収入は11兆8525億円で、前の年度より2421億円増えました。
主な要因は、賃上げなどによって保険料収入が増加したことで、被保険者1人当たりの月給の伸び率は、2008年の運営開始以降、2番目に高い、1.6%でした。
一方、支出は11兆1939億円で、前の年度より497億円増えました。
保険給付が増えたことや、後期高齢者医療制度への支援金が増加したことが要因だとしています。
この結果、全体の収支は6586億円の黒字となりました。
黒字は15年連続です。
全国健康保険協会は「加入者の高齢化や医療の高度化に加え、団塊の世代が後期高齢者になり支援金への拠出が今後も高い水準で推移すると見込まれるので、財政状況を注視していく必要がある」としています。
中小企業の従業員などが加入する医療保険「協会けんぽ」の昨年度、令和6年度の決算は、賃上げなどによる保険料収入の増加でおよそ6600億円の黒字となりました。ただ後期高齢者医療制度への支援金の拠出が今後も高い水準で推移すると見込まれることなどから、財政状況を注視していく必要があるとしています。
中小企業の従業員や家族などおよそ4000万人が加入する「協会けんぽ」を運営する全国健康保険協会は昨年度の決算を発表しました。
それによりますと、収入は11兆8525億円で、前の年度より2421億円増えました。
主な要因は、賃上げなどによって保険料収入が増加したことで、被保険者1人当たりの月給の伸び率は、2008年の運営開始以降、2番目に高い、1.6%でした。
一方、支出は11兆1939億円で、前の年度より497億円増えました。
保険給付が増えたことや、後期高齢者医療制度への支援金が増加したことが要因だとしています。
この結果、全体の収支は6586億円の黒字となりました。
黒字は15年連続です。
全国健康保険協会は「加入者の高齢化や医療の高度化に加え、団塊の世代が後期高齢者になり支援金への拠出が今後も高い水準で推移すると見込まれるので、財政状況を注視していく必要がある」としています。