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元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

寛仁親王牌2019回顧

2019-10-17 21:36:47 | 大レース回顧集





 「寛仁親王牌・G1」(15日、前橋)

 台風19号の影響で1日順延、15日12Rで行われた決勝戦は村上博幸(40)=京都・86期・SS=が1着。打鐘からカマした三谷竜生(奈良)を追走し、ゴール前でかわして、2014年2月の全日本選抜(高松)以来となる、4回目(4日間シリーズ以上は3回目)のG1優勝を飾り、賞金2940万円を獲得。KEIRINグランプリ2019(12月30日・立川)出場を決めた。三谷が2着に踏ん張り、近畿勢後位から外を踏んだ清水裕友(山口)が3着に入った。

 ヒーローの村上はゴール後、何度もガッツポーズをして喜びを爆発させた。表彰式では「うれしいです。三谷君が頑張ってくれたおかげですし、家族の支えもあったから優勝できました」と笑顔で語った。





 「寛仁親王牌・G1」(15日、前橋)

 台風19号の影響で1日順延、15日12Rで行われた決勝戦は村上博幸(40)=京都・86期・SS=が1着。打鐘からカマした三谷竜生(奈良)を追走し、ゴール前でかわして、2014年2月の全日本選抜(高松)以来となる、4回目(4日間シリーズ以上は3回目)のG1優勝を飾り、賞金2940万円を獲得。KEIRINグランプリ2019(12月30日・立川)出場を決めた。

 一方、G1V4を狙った中川誠一郎(40)=熊本・85期・S1=は9着大敗。清水裕友(山口)をマークしていたものの、赤板前から小松崎大地(福島)に飛びつかれて、あっさり番手を明け渡してしまったうえ、何もできなかった。

 検車場に引き揚げてすぐは、「(番手を)ジャッカルされて…」とラグビー用語を駆使して周囲の選手に説明。続けて「7割は(番手を競りに)こられると思っていました。あんなに早くから競られるとは…。外(競り)はキツいですね」と敗因を分析。

 ローラーでクールダウンしながら「次(熊本記念=久留米開催)、頑張ります」と語った。



令和元年10月15日

前橋(寬仁親王牌)の決勝は前を取った小松崎大地・和田健太郎がやった作戦は青板バックから上昇した清水裕友の番手で粘り、横をやれない中川誠一郎を飛ばす事だったとは、それでベタ流しをした清水を下げていた三谷竜生が村上博幸を連れて鐘スパート。優勝したのは直前の地元向日町記念を欠場した村上博幸、GⅠは松戸ダービー・高松全日本選抜に次いで3度目。GPは立川で獲って居り、これで脇本雄太の番手は約束。3着の清水も賞金で決定。

微妙に成ったのは9位に成った松浦悠士で、次のGⅠ小倉競輪祭で決勝に乗り3位内に入るか、決めている中川誠一郎・佐藤慎太郎・平原康多・村上博幸・郡司浩平の誰かゞ獲るのが条件に成りました。

売り上げの方は台風19号騒動もあってダメでした。それに考えさせられたのは6月から施行された新ルール、重注が消えて誘導が上がるのは賛成ですが、罰則の厳しさは一考。そして1月からスタートした記念の勝ち上がり、これは特別も同じ。優秀な頭脳で3着権利をやれる様なレース数にすべきだと思いますが、そうしないと9車立の競輪は下降の一途を辿る運命に、そう思いませんか。



>GⅠは松戸ダービー・高松全日本選抜に次いで3度目。


俺も最初はそう思ったのだが、村上は2010年のSSシリーズ風光るを制しているので、実は「4度目のGI制覇」なのだ。


関連記事:10/14 前橋・寛仁親王牌 決勝


■ 天候 曇:風速 0.0m

着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 5 村上 博幸 40 京 都 86 SS 9.4 差し
2 1 三谷 竜生 32 奈 良 101 SS 1/2車身 9.6 逃げ HB
3 2 清水 裕友 24 山 口 105 SS 1/8車輪 9.3
4 6 小松崎 大地 37 福 島 99 S1 1/4車輪 9.2
5 4 和田 健太郎 38 千 葉 87 S1 1/4車輪 9.1
6 3 木暮 安由 34 群 馬 92 S1 1 車身 9.1
7 8 園田 匠 38 福 岡 87 S1 1/4車輪 8.9
8 9 浅井 康太 35 三 重 90 SS 3/4車輪 9.2
9 7 中川 誠一郎 40 熊 本 85 S1 5 車身 9.2


2枠複
1=4 1,280円 (8)
3連複
1=2=5 2,580円 (7)
2枠単
4-1 2,470円 (14)
3連単
5-1-2 16,890円 (55)
2車複
1=5 1,690円 (7)
ワイド
1=5 810円 (10)
2=5 830円 (12)
1=2 610円 (8)
2車単
5-1 3,150円 (13)


直前のホーム・向日町記念を欠場していることもあって、状態は決して良くなかったはずの村上博幸だが、今大会は理事長杯と準決勝で鋭い脚を見せており、仮に三谷が行けなくても、混戦になれば、空いたところから来れる脚は仕上がっていたように思った。で、三谷が思い切って駆け、主導権取りをしてくれれば、優勝はもらったようなもの。後位追走の清水の動きだけを警戒すればいい展開となったが、清水も4角で脚が一杯。番手から抜け出し、「4日間以上開催GI」はこれが3度目の優勝(他は2010年の日本選手権、2014年の全日本選抜)となった。GIはもう一つ、2010年のSSシリーズ風光るを制している。

三谷は、電算機トラブルが原因で2日順延となった松戸の千葉記念を制し、中1日で今大会に挑んだが、動きそのものは4日間通して非常によかった。松戸の千葉記念のときもそうだったが、近時は、新人並みに、果敢に主導権を取りに行く競走を心がけている。出切れば、今回の決勝のように粘りこめる。

清水は絶好の3番手キープと思われたが、三谷の掛かりが良かったせいか、捲るタイミングを掴めぬまま3着一杯。GI制覇は持ち越し。

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