公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ゴール後落車するも、元Jリーガー・北井佑季がGI初優勝!:高松宮記念杯競輪2024回顧

2024-06-17 06:02:47 | 大レース回顧集




 「第75回高松宮記念杯競輪」(G1)決勝は16日、大阪・岸和田市の岸和田競輪場で、優勝賞金4790万円(副賞含む)と、「KEIRINグランプリ2024」(12月30日、静岡・静岡競輪場)の出場権をかけて、最終12Rで争われた。北井佑季(34)=神奈川・119期=が、正攻法から残り2周過ぎにピッチを上げた郡司浩平の先行に乗り、最終2コーナーから番手まくり。続いた和田真久留を振り切り、2月の全日本選抜競輪(岐阜)以来、2度目のG1決勝で初制覇を成し遂げた。大会3連覇を狙った古性優作は直線で中を割って出たが、落車滑入の3着に終わった。北井の次回出走予定は22日から開催されるG3久留米記念。

 静けさの中に猛々しさがある。そのキャッチコピーの如く、激しく、スピードある戦いだった。優勝! ゴール線をいち早く駆け抜けた北井もゴール過ぎて落車の憂き目にあった。レースはスタートを郡司浩平が奪い、北井佑季―和田真久留―新山響平―桑原大志―小林泰正―脇本雄太―古性―南修二で周回を繰り返す。残り2周前に後方の脇本が上昇すると、郡司がそのままピッチを上げ、先行態勢。脇本は6番手の外並走から前に踏み込めず打鐘過ぎの4コーナーで後退。古性は内に降り、残り1周で仕掛けた新山に合わせて、最終2コーナーから北井が発進。和田―小林―古性で続き、直線に入っても北井のペースは衰えず、そのままゴール。古性が鋭く、小林を張りながら中を割って出るが、落車滑入の3着まで。優勝した北井も接触して、ゴール過ぎに落車する激しいレースだった。

 北井佑季「発走前から力強い声援が聞こえ、力になったし、勇気を与えてくれた。同県の仲間に支えられ、決勝も郡司さんらの支えがあって優勝できたと思う。郡司さんの後ろは初めてでしたが、背中から熱い思いが感じられた。その気持ちを受け止めながら、また後ろの和田さんの気持ちを考えながら走った。準決勝で松井宏佑さん、決勝で郡司さんの番手戦だったので、今後は自分が前で熱い走りを見せたい。Jリーグから競輪選手。簡単な道のりではなかったけど、師匠(高木隆弘)の指導のもと、ここまでこれた。神奈川の、南関の、皆様がもり立ててくれての優勝です」



岸和田競輪GⅠ 能登半島支援 大阪・関西万博協賛 第75回高松宮記念杯競輪2024 決勝&優勝者インタビュー|後閑信一・金川光浩のレース徹底解説【本気の競輪TV】


第12R 決 勝 ■ 天候・晴:風速・2.2m

発走時間 16:30

X 1 1 南  修二 88 大阪 6/11 西2 6/13 西2 6/14 西白虎 8着 6/15 西準決 2着 6/16 決 勝 5着
▲ 2 2 新山 響平 107 青森 6/11 東1 6/12 東1 6/14 東青龍 4着 6/15 東準決 3着 6/16 決 勝 6着
  3 3 郡司 浩平 99 神奈 6/12 東1 6/13 東1 6/14 東青龍 2着 6/15 東準決 1着 6/16 決 勝 8着
  4 4 小林 泰正 113 群馬 6/12 東7 6/13 東3 6/14 東二予 2着 6/15 東準決 2着 6/16 決 勝 4着 
★ 4 5 脇本 雄太 94 福井 6/12 西7 6/13 西1 6/14 西白虎 1着 6/15 西準決 1着 6/16 決 勝 9着
  5 6 桑原 大志 80 山口 6/11 西4 6/13 西6 6/14 西二予 1着 6/15 西準決 2着 6/16 決 勝 7着
〇 5 7 古性 優作 100 大阪 6/11 西1 6/12 西1 6/14 西白虎 2着 6/15 西準決 1着 6/16 決 勝 3着
△ 6 8 和田真久留 99 神奈 6/12 東3 6/13 東1 6/14 東青龍 3着 6/15 東準決 2着 6/16 決 勝 2着
◎ 6 9 北井 佑季 119 神奈 6/11 東2 6/12 東2 6/14 東青龍 9着 6/15 東準決 1着 6/16 決 勝 1着

2枠複
6=6 640円 (3)
3連複
7=8=9 970円 (1)
2枠単
6-6 630円 (1)
3連単
9-8-7 2,340円 (1)
2車複
8=9 620円 (3)
ワイド
8=9 310円 (4)
7=9 230円 (1)
7=8 640円 (10)
2車単
9-8 770円 (1)
■ 着順

着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 9 北井 佑季 34 神奈川 119 S1 11.3 捲り B
2 8 和田 真久留 33 神奈川 99 S1 3/4車輪 11.2 マーク
3 7 古性 優作 33 大 阪 100 SS 1/2車身 11.0 落滑入
4 4 小林 泰正 29 群 馬 113 S1 微差 11.1
5 1 南 修二 42 大 阪 88 S1 1車身1/2 11.0
6 2 新山 響平 30 青 森 107 SS 3 車身 11.7
7 6 桑原 大志 48 山 口 80 S1 5 車身 11.9
8 3 郡司 浩平 33 神奈川 99 S1 大差 14.0 H
9 5 脇本 雄太 35 福 井 94 SS 大差 13.7

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20240617参議院政治改革に関... | トップ | 榛葉賀津也は「自民LOVE」人... »
最新の画像もっと見る

大レース回顧集」カテゴリの最新記事