東京マーケット・サマリー 2024年1月9日午後 6:15
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
144.05/144.10
1.0955/1.0959
157.84/157.85
NY午後5時
144.20/144.23
1.0949/1.0953
157.92/157.94
午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べて小安い144円前半で推移している。年明け以降に進んだドル高/円安の調整が入ったほか、国内輸出企業のドル売りも出たとみられ、ドルは軟調な値動きとなった。その後、夕刻に入ると、ドル/円は戻り歩調となった。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
33763.18
+385.76
33704.83
33,600.32─33,990.28
TOPIX
2413.09
+19.55
2412.12
2,400.73─2,429.89
プライム市場指数
1241.60
+10.07
1240.29
1,235.27─1,250.18
スタンダード市場指数
1192.92
+13.63
1185.19
1,185.19─1,192.92
グロース市場指数
894.32
+13.40
889.42
884.76─898.54
グロース250指数
705.64
+11.36
701.50
697.34─709.05
東証出来高(万株)
166160
東証売買代金(億円)
41349.03
東京株式市場で日経平均は、前営業日比385円76銭高の3万3763円18銭と続伸して取引を終えた。ザラ場、終値ともにバブル崩壊後高値を更新した。米ハイテク株高を好感する動きが優勢となり、東京エレクトロン(8035.T)、アドバンテスト(6857.T)など指数寄与度の高い半導体関連株がけん引した。前場は心理的節目3万4000円にあと約10円まで迫る場面もあった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1315銘柄(79%)、値下がりは311銘柄(18%)、変わらずは31銘柄(1%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
-0.017
ユーロ円金先(24年3月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.017%になった。前営業日(マイナス0.018%)から横ばい圏。「連休要因は剥落したが、地銀中心に調達ニーズはしっかりだった」(国内金融機関)という。
<円債市場>
国債先物・24年3月限
147.05
(+0.11)
安値─高値
146.83─147.10
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.580%
(-0.020)
安値─高値
0.600─0.580%
国債先物中心限月3月限は前営業日11銭高の147円05銭と続伸して取引を終えた。日銀のオペで超長期債の需給の良さが示されたことなどが支援材料となった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比2bp低下の0.580%。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.27─0.17
3年物
0.36─0.26
4年物
0.44─0.34
5年物
0.52─0.42
7年物
0.69─0.59
10年物
0.91─0.81
日経平均385円高、終値ベースでバブル後の高値更新=9日後場 2024/01/09 15:24
9日後場の日経平均株価は、前週末比385円76銭高の3万3763円18銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)は同19.55ポイント高の2413.09ポイントと4日続伸して取引を終えた。日経平均株価は終値ベースで昨年7月3日に付けたバブル崩壊後の高値(3万3753円)を更新した。前週末5日の堅調な値動きや、現地8日の欧米株式が上昇したことから買いが先行。午前9時9分には、同612円86銭高の3万3990円28銭と、心理的なフシ目の3万4000円に迫る場面もみられた。その後は、手がかり材料難のなか、利益確定売りが優勢の展開となり上値の重い場面もみられた。東証プライム市場の出来高は16億6160万株、売買代金は4兆1349億円。騰落銘柄数は値上がりが1315銘柄でプライムの8割近くとなった一方、値下がりは311銘柄、変わらず31銘柄だった。
市場では、「昨年末からの堅調な値動きが続くなか、日経平均株価が3万4000円に接近したことで、短期資金が手じまい売りを出したようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株や、SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株が上昇。オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株や、SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株も高い。ネクソン<3659>、ガンホー<3765>などの情報通信株や、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株も堅調。7&iHD<3382>、イオン<8267>などの小売株や、AGC<5201>、TOTO<5332>などのガラス土石株もしっかり。一方、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が下げた。
個別では、ファーマF<2929>、リケンNPR<6209>、セレス<3696>、ソリトン<3040>、オプティム<3694>などが上昇。半面、稲畑産業<8098>、ファインD<3649>、テラスカイ<3915>、北陸電力<9505>、川崎汽<9107>などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,878.66 +14.30 +0.77% +3.69% +28.89% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,615.69 +10.49 +0.65% +3.75% +29.81% 15:00
日経平均株価
33,763.18 +385.76 +1.16% +4.50% +29.99% 15:15
日経500平均
3,075.08 +50.89 +1.68% +4.42% +25.69% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,413.09 +19.55 +0.82% +3.81% +28.65% 15:00
日経300指数
509.87 +3.57 +0.71% +3.48% +29.36% 15:15
東証REIT指数
1,819.60 -3.70 -0.20% +0.39% -1.42% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,211.25 +8.67 +0.72% +4.22% +31.43% 15:00
東証グロース市場250指数
705.64 +11.36 +1.64% +4.56% -2.06% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,842.27 +38.00 +1.36% +5.12% +25.73% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,529.00 +25.86 +1.03% +3.55% +26.86% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,419.89 +13.27 +0.55% +3.05% +27.58% 15:00
日経平均
現在値 33,763.18↓ (24/01/09 15:15)
前日比 +385.76 (+1.16%)
始値 33,704.83 (09:00) 前日終値 33,377.42 (24/01/05)
高値 33,990.28 (09:09) 年初来高値 33,568.04 (24/01/05)
安値 33,600.32 (13:24) 年初来安値 32,693.18 (24/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅続伸、東エレクやアドバンテストが2銘柄で約154円分押し上げ 16:21 配信
9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり156銘柄、値下がり69銘柄、変わらず0銘柄となった。
8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。
米国株の上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き直後から日経平均は強く、上げ幅をじりじりと拡大。値がさの半導体関連株が大幅高となったことから、33990.28円まで上昇し、昨年の取引時間中の高値33853.46円(11月20日)を突破。買い一巡後は、為替の円高ドル安推移が重しとなったものの、終値ベースでバブル後の高値を更新した。
大引けの日経平均は先週末比385.76円高(+1.16%)の33763.18円となった。東証プライム市場の売買高は16億6160万株、売買代金は4兆1349億円だった。セクターでは、その他製品、機械、精密機器、金属製品、情報・通信業などが上昇した一方、海運業、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は79%、対して値下がり銘柄は18%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約78円押し上げた。同2位はアドバンテスト<6857>となり、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、オムロン<6645>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは信越化<4063>となり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位は京セラ<6971>となり、三菱商<8058>、アステラス薬<4503>、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>、太陽誘電<6976>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 33763.18(+385.76)
値上がり銘柄数 156(寄与度+460.53)
値下がり銘柄数 69(寄与度-74.77)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 24910 790 78.92
<6857> アドバンテ 4945 282 75.13
<9984> ソフトバンクG 6242 162 32.37
<4543> テルモ 4827 155 20.65
<6367> ダイキン工業 23260 510 16.98
<4519> 中外製薬 5552 164 16.38
<6645> オムロン 6677 391 13.02
<7974> 任天堂 7538 315 10.49
<9766> コナミG 8167 293 9.76
<4568> 第一三共 4117 86 8.59
<9613> NTTデータG 2030 50 8.24
<6098> リクルートHD 5894 76 7.59
<9735> セコム 10595 220 7.33
<4704> トレンドマイクロ 7688 219 7.29
<7832> バンナムHD 2906 67 6.69
<6954> ファナック 4130 40 6.66
<3659> ネクソン 2795 100 6.66
<2801> キッコーマン 8894 196 6.53
<9843> ニトリHD 18075 575 5.74
<6758> ソニーG 13340 170 5.66
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4063> 信越化 5552 -85 -14.15
<6971> 京セラ 2010 -45 -11.99
<8058> 三菱商事 2303 -50.5 -5.05
<4503> アステラス製薬 1739 -27.5 -4.58
<9983> ファーストリテ 34460 -40 -4.00
<6988> 日東電工 10585 -115 -3.83
<6976> 太陽誘電 3603 -80 -2.66
<7267> ホンダ 1518 -12.5 -2.50
<9107> 川崎汽船 6361 -246 -2.46
<6762> TDK 6467 -21 -2.10
<7272> ヤマハ発動機 1291 -19 -1.90
<6305> 日立建機 3831 -49 -1.63
<6981> 村田製作所 2889 -19 -1.52
<7751> キヤノン 3668 -27 -1.35
<7203> トヨタ自動車 2694 -7.5 -1.25
<9104> 商船三井 4802 -106 -1.06
<9101> 日本郵船 4668 -90 -0.90
<6301> 小松製作所 3779 -25 -0.83
<5713> 住友金属鉱山 4213 -49 -0.82
<7270> SUBARU 2743 -23 -0.77
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,413.09↑ (24/01/09 15:00)
前日比 +19.55 (+0.82%)
始値 2,412.12 (09:00) 前日終値 2,393.54 (24/01/05)
高値 2,429.89 (09:08) 年初来高値 2,400.53 (24/01/05)
安値 2,400.73 (13:24) 年初来安値 2,335.58 (24/01/04)
東証業種別ランキング:その他製品が上昇率トップ 15:40 配信
その他製品が上昇率トップ。そのほか機械、精密機器、金属製品、情報・通信業なども上昇。一方、海運業が下落率トップ。そのほか鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、銀行業なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. その他製品 / 4,566.21 / 3.24
2. 機械 / 2,733.17 / 1.71
3. 精密機器 / 10,843.17 / 1.70
4. 金属製品 / 1,340.32 / 1.59
5. 情報・通信業 / 5,415.79 / 1.56
6. 電気機器 / 4,175.45 / 1.55
7. 小売業 / 1,657.54 / 1.54
8. ガラス・土石製品 / 1,294.72 / 1.35
9. 水産・農林業 / 550.74 / 1.23
10. サービス業 / 2,854.32 / 1.17
11. 食料品 / 2,185.61 / 1.04
12. 空運業 / 243.82 / 1.00
13. 証券業 / 504. / 0.98
14. 建設業 / 1,581.43 / 0.93
15. 繊維業 / 657.37 / 0.92
16. 医薬品 / 3,514.41 / 0.91
17. 不動産業 / 1,757.92 / 0.75
18. 電力・ガス業 / 501.46 / 0.72
19. パルプ・紙 / 527.42 / 0.56
20. 陸運業 / 2,157.65 / 0.51
21. ゴム製品 / 4,325.83 / 0.29
22. 非鉄金属 / 1,143.62 / 0.22
23. 化学工業 / 2,433.78 / 0.13
24. その他金融業 / 912.59 / 0.09
25. 保険業 / 1,725.28 / 0.04
26. 輸送用機器 / 4,277.69 / -0.12
27. 卸売業 / 3,238.48 / -0.16
28. 倉庫・運輸関連業 / 2,671.03 / -0.29
29. 銀行業 / 258.76 / -0.38
30. 石油・石炭製品 / 1,457.25 / -0.40
31. 鉄鋼 / 775.61 / -0.68
32. 鉱業 / 571.8 / -1.23
33. 海運業 / 1,721.05 / -2.26
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 21,771.93↓ (24/01/09 15:00)
前日比 +175.07 (+0.81%)
始値 21,778.32 (09:00) 前日終値 21,596.86 (24/01/05)
高値 21,950.33 (09:08) 年初来高値 21,669.96 (24/01/05)
安値 21,667.61 (13:24) 年初来安値 21,088.93 (24/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,241.60↑ (24/01/09 15:00)
前日比 +10.07 (+0.82%)
始値 1,240.29 (09:00) 前日終値 1,231.53 (24/01/05)
高値 1,250.18 (09:08) 年初来高値 1,234.99 (24/01/05)
安値 1,235.27 (13:24) 年初来安値 1,201.69 (24/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,192.92↑ (24/01/09 15:00)
前日比 +13.63 (+1.16%)
始値 1,185.19 (09:00) 前日終値 1,179.29 (24/01/05)
高値 1,192.92 (15:00) 年初来高値 1,183.49 (24/01/05)
安値 1,185.19 (09:00) 年初来安値 1,166.04 (24/01/04)
東証グロース市場指数
現在値 894.32↓ (24/01/09 15:00)
前日比 +13.40 (+1.52%)
始値 889.42 (09:00) 前日終値 880.92 (24/01/05)
高値 898.54 (09:10) 年初来高値 902.08 (24/01/04)
安値 884.76 (13:25) 年初来安値 872.96 (24/01/04)
東証グロ-ス指数は大幅反発、米ハイテク株高を受けて買い優勢に/グロース市況 17:03 配信
東証グロース市場指数:894.32 (+13.40)
出来高:1億1988万株
売買代金1160億円:
東証グロース市場250指数:705.64 (+11.36)
出来高7759万株:
売買代金902億円:
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに大幅反発。値上がり銘柄数は378、値下り銘柄数は158、変わらずは25。 8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。 良好な外部環境を材料に、グロース市場は買い優勢で取引を開始。東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに上げ幅を拡大する強い展開となった。時間外の米10年債利回りが4.0%台で推移したことが影響して、買い一巡後の上値は重くなったものの、大引けまでしっかりとした推移が見られた。 個別では、短期資金が流入しAmazia<4424>がストップ高となったほか、データセクション<3905>、ITbookHD<1447>も引き続き買われた。時価総額上位銘柄では、BASE<4477>、ジーエヌアイグループ<2160>が買われた。値上がり率上位には、イーディーピー<7794>、ナルネット<5870>、フルッタフルッタ<2586>が名を連ねた。 一方、足元の上昇が目立っていたウェルプレイドR<9565>と同社の筆頭株主であるカヤック<3904>が売り優勢となった。また、ベビーカレンダー<7363>も売られた。時価総額上位銘柄では、ウェルスナビ<7342>、カバー<5253>が弱い。値下がり率上位には、バンクオブイノベ<4393>、サンバイオ<4592>がランクイン。 東証グロース市場Core指数では、BASE、ジーエヌアイグループのほか、GENDA<9166>、ライフネット<7157>、ispace<9348>が買われた。
グロース250
現在値 705.64↓ (24/01/09 15:00)
前日比 +11.36 (+1.64%)
始値 701.50 (09:00) 前日終値 694.28 (24/01/05)
高値 709.05 (09:13) 年初来高値 713.12 (24/01/04)
安値 697.34 (13:25) 年初来安値 689.79 (24/01/04)
東証REIT指数
現在値 1,819.60↓ (24/01/09 15:00)
前日比 -3.70 (-0.20%)
始値 1,820.80 (09:00) 前日終値 1,823.30 (24/01/05)
高値 1,824.73 (09:09) 年初来高値 1,826.57 (24/01/05)
安値 1,813.09 (13:24) 年初来安値 1,790.30 (24/01/04)
日経平均VI
現在値 19.20↑ (24/01/09 15:20)
前日比 +0.74 (+4.01%)
始値 18.93 (09:00) 前日終値 18.46 (24/01/05)
高値 19.39 (09:10) 年初来高値 19.19 (24/01/04)
安値 18.92 (09:00) 年初来安値 18.26 (24/01/05)
日経VI:上昇、高値警戒感も意識 16:05 配信
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比+0.74(上昇率4.01%)の19.20と上昇した。なお、高値は19.39、安値は18.92。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後も朝方は買いが優勢で、現物の日経平均は昨年11月20日につけた取引時間中の昨年来高値33853.46円を一時上回った。こうした値動きを受け、市場では株価の先高観が広がる一方、目先的な高値警戒感が意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、今日の日経VIは先週末の水準を上回って推移した。
日経平均先物
現在値 33,410.00↓ (24/01/06 06:00)
前日比 +90.00 (+0.27%)
高値 33,600.00 (01:03) 始値 33,360.00 (16:30)
安値 33,270.00 (22:03) 前日終値 33,320.00 (24/01/05)
TOPIX先物
現在値 2,399.50↑ (24/01/06 06:00)
前日比 +8.00 (+0.33%)
高値 2,413.50 (01:03) 始値 2,394.50 (16:30)
安値 2,390.00 (21:54) 前日終値 2,391.50 (24/01/05)
JPX日経400先物
現在値 21,645.00↓ (24/01/06 06:00)
前日比 +65.00 (+0.30%)
高値 21,780.00 (01:03) 始値 21,600.00 (16:30)
安値 21,580.00 (21:53) 前日終値 21,580.00 (24/01/05)
グロース250先物
現在値 693.00↑ (24/01/06 06:00)
前日比 +3.00 (+0.43%)
高値 700.00 (00:49) 始値 692.00 (16:30)
安値 687.00 (22:42) 前日終値 690.00 (24/01/05)
NYダウ先物 円建
現在値 37,608.00↓ (24/01/06 06:00)
前日比 -88.00 (-0.23%)
高値 37,851.00 (00:10) 始値 37,683.00 (16:30)
安値 37,490.00 (22:33) 前日終値 37,696.00 (24/01/05)
CME日経平均先物 円建
現在値 33,840.00↓ (24/01/08 15:59 CST)
前日比 +430.00 (+1.29%)
高値 33,915.00 始値 33,445.00
安値 33,240.00 前日終値 33,410.00 (24/01/05)
現在値 33,410.00 (24/01/05 16:37 CST)
前日比 +125.00 (+0.38%)
高値 33,605.00 始値 33,340.00
安値 33,235.00 前日終値 33,285.00 (24/01/04)
SGX日経平均先物
現在値 33,880.00↑ (24/01/09 05:14 SGT)
前日比 +570.00 (+1.71%)
高値 33,920.00 始値 33,335.00
安値 33,235.00 前日終値 33,310.00 (24/01/08)
現在値 33,415.00↓ (24/01/06 05:14 SGT)
前日比 +80.00 (+0.24%)
高値 33,610.00 始値 33,355.00
安値 33,280.00 前日終値 33,335.00 (24/01/05)
長期国債先物
現在値 146.880↑ (24/01/06 05:54)
前日比 -0.060 (-0.04%)
高値 147.070 (00:13) 始値 146.860 (15:30)
安値 146.740 (22:31) 前日終値 146.940 (24/01/05)
9日の日本国債市場概況:債券先物は147円05銭で終了 17:15 配信
<円債市場>
長期国債先物2024年3月限
寄付146円83銭 高値147円10銭 安値146円83銭 引け147円05銭
売買高総計15939枚
2年 456回 0.024%
5年 163回 0.189%
10年 372回 0.585%
20年 186回 1.336%
債券先物3月限は、146円83銭で取引を開始。米国のインフレ期待の後退を受けた金利低下が続いたほか、12月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く)の予想下振れや日銀の定例国債買い入れオペの無難通過を受けて買いが優勢になり、147円10銭まで上げた。現物債の取引では、全年限が買われた。
<米国債概況>
2年債は4.37%、10年債は4.02%、30年債は4.19%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.17%、英国債は3.80%、オーストラリア10年債は4.10%、NZ10年債は4.57%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.056 (24/01/06 03:05)
前日比 -0.001
日本国債5年
年利回り 0.202 (24/01/06 03:05)
前日比 +0.001
日本国債10年
年利回り 0.607 (24/01/06 03:05)
前日比 +0.006
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
2,893.25 +5.71 +0.20% -2.57% -8.91% 17:29
中国 上海A株指数
3,033.60 +6.10 +0.20% -2.56% -8.88% 17:29
中国 深センA株指数
1,826.44 +6.25 +0.34% -5.51% -15.02% 16:00
中国 深セン成分指数
8,971.72 +24.00 +0.27% -6.09% -21.65% 16:00
中国 上海B株指数
224.33 -6.31 -2.74% -1.97% -22.37% 17:29
中国 深センB株指数
1,055.15 -3.90 -0.37% -1.68% -11.33% 16:00
中国 上海50A株指数
2,245.62 +1.78 +0.08% -1.58% -18.11% 17:29
中国 上海180A株指数
7,175.92 +4.17 +0.06% -2.16% -15.74% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,444.99 +4.92 +0.20% -2.57% -8.88% 17:29
中国 創業板指数
1,750.78 +6.37 +0.37% -7.47% -28.26% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,292.50 +6.44 +0.20% -3.15% -17.96% 16:00
中国 深セン総合指数
1,746.03 +5.95 +0.34% -5.51% -15.01% 16:00
香港 ハンセン指数 16,190.02 -34.43 -0.21% -0.88% -24.30% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株) 5,449.76 -31.06 -0.57% -2.65% -25.20% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数 3,243.85 -2.46 -0.08% +1.15% -17.40% 17:08
韓国総合株価指数 2,561.24 -6.58 -0.26% +1.72% +8.98% 18:05
S&P・BSEセンセックス 71,386.19 +30.97 +0.04% +2.23% +17.51% 20:49
インドCNX NIFTY指数 21,544.85 +31.85 +0.15% +2.74% +19.02% 20:43
加権指数 17,535.49 -37.17 -0.21% +0.87% +18.87% 15:30
S&P/ASX200指数 7,520.52 +68.97 +0.93% +4.53% +5.16% 14:49
NZX50種グロス指数 11,844.40 +108.98 +0.93% +3.03% +1.70% 14:10
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,498.83 +3.13 +0.21% +3.94% +0.36% 18:05
ジャカルタ 総合指数 7,200.20 -83.37 -1.14% +0.57% +7.65% 18:00
シンガポール ST指数 3,197.96 +10.94 +0.34% +2.80% -3.28% 18:20
タイ SET指数 1,414.93 -3.52 -0.25% +2.46% -16.33% 19:03
ベトナム VN指数 1,158.59 -1.60 -0.14% +3.04% +9.90% 17:02
フィリピン 総合指数 6,618.52 +9.30 +0.14% +6.15% -2.53% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年1月9日午後 7:55
中国株式市場は小反発し、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300)は6営業日ぶりの上昇となった。
冬季の旅行需要の拡大を背景に、観光関連株が上昇をけん引した。
香港株式市場は6営業日続落。弱地合いが続いた。
野村のチーフ中国エコノミスト、陸挺氏は「2024年初週に回復の兆しはほとんど見られず、中国のアセットクラスに幅広くリスクオフの動きが出た」と指摘。「中国人民銀行(中央銀行)は来週15日に主要貸出金利を引き下げる可能性が高い」と述べた。
黒竜江省ハルビンなど、中国北東部はここ数週間、より温暖な地域からの国内観光客が増加している。
CSI観光関連株指数(.CSI930633)は3.8%上昇した。長白山旅遊(603099.SS)と大連聖亜旅遊(600593.SS)が10%上昇しストップ高。
不動産株(.CSI000952)と新エネルギー株(.CSI399808)は0.9%以上上昇。
香港ではハイテク大手(.HSTECH)が0.9%安。食品デリバリーの美団(3690.HK)が4.6%下落した。
ソウル株式相場は5営業日続落。半導体大手サムスン電子が下げを主導。同社の2023年10─12月期の営業利益が市場予想を大幅に下回る見通しとなったことが嫌気された。
総合株価指数(KOSPI)(.KS11)は昨年12月14日以来の安値で取引を終えた。5日続落は8月中旬以来の長さ。
サムスン電子(005930.KS)は2.35%安。10─12月期の営業利益がアナリスト予想を大幅に下回る前年同期比35%減少するとの見通しを示した。 もっと見る
同業SKハイニックス(000660.KS)は1.03%高。郭魯正最高経営責任者(CEO)は8日、人工知能(AI)向けを中心にメモリーチップ事業が成長し、同社の時価総額が今後3年間で2倍に拡大する可能性があると述べた。
インターネット検索大手のネイバー(035420.KS)は1.32%高、メッセージアプリのカカオ(035720.KS)は2.62%高だった。
ロイター調査によると、韓国銀行(中央銀行)は金融安定性を巡る懸念が一部にあるものの、11日の金融政策会合を含め、少なくとも7─9月期まで政策金利を据え置くとみられている。
取引された939銘柄のうち、上昇は574銘柄で、290銘柄が下落した。
シドニー株式相場は5営業日ぶりに反発して引けた。米株高に追随したほか、この日発表された昨年11月のオーストラリア小売売上高が市場予想より堅調だったことも材料視された。
S&P/ASX200指数(.AXJO)は0.9%高と昨年12月14日以来の伸びだった。鉱業、金融株が相場の上昇を主導した。
11月の豪小売売上高は前月比2.0%増と、2021年11月以来の伸びだった。市場予想の1.2%増を上回った。
豪準備銀行(中央銀行)は12月に開いた金融政策会合の議事要旨で、大規模安売りイベント「ブラックフライデー」が通常の季節的な消費パターンをゆがめていると指摘しており、今回のデータを見極める公算が大きい。
ディープ・データ・アナリティクスのソマサンダラム最高経営責任者(CEO)は「個人消費はクリスマスにピークを迎えたとみられる。今年は弱い消費サイクルに突入しているのではないか」と指摘。また「中銀は利上げを望んでおらず、インフレ率が5%を超える中で利下げもできない」と述べた。
市場はさらなる手掛かりを求め、10日発表される昨年11月のインフレ指標に注目している。
他方、週内に発表される米インフレ指標を控え、ハイテク株主導で米株式相場が上昇したこともリスク選好を強めた。
金融株指数(.AXFJ)は1%高。四大銀行は1.0─1.3%高。
鉱業株指数(.AXMM)は0.7%高。BHPグループ(BHP.AX)、フォーテスキュー・メタルズ(FMG.AX)はそれぞれ0.6%高と1.1%高。
IT株指数(.AXIJ)は2%高。会計ソフトウエア大手のゼロ(XRO.AX)は3%上昇した。
産金株指数(.AXGD)は金相場の上昇につられ0.5%高。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
2893.2513
+ 5.7134
+ 0.20
2887.1095
2900.7266
2878.4123
(.SSEC)
前営業日終値
2887.5379
中国
CSI300指数
3292.499
+6.443
+0.20
3286.708
3304.601
3273.843
(.CSI300)
前営業日終値
3286.056
香港
ハンセン指数
16190.02
-34.43
-0.21
16256.10
16414.79
16190.02
(.HSI)
前営業日終値
16224.45
香港
ハンセン中国株指数
5449.76
-31.06
-0.57
5486.23
5538.63
5449.76
(.HSCE)
前営業日終値
5480.82
韓国
総合株価指数
2561.24
-6.58
-0.26
2598.31
2599.37
2556.00
(.KS11)
前営業日終値
2567.82
台湾
加権指数
17535.49
-37.17
-0.21
17585.40
17694.26
17517.55
(.TWII)
前営業日終値
17572.66
豪
S&P/ASX指数
7520.50
+69.00
+0.93
7451.50
7541.90
7451.50
(.AXJO)
前営業日終値
7451.50
シンガポール
ST指数
3197.96
+10.94
+0.34
3197.48
3205.80
3189.26
(.STI)
前営業日終値
3187.02
マレーシア
総合株価指数
1498.83
+3.13
+0.21
1497.17
1503.93
1496.84
(.KLSE)
前営業日終値
1495.70
インドネシア
総合株価指数
7200.203
-83.372
-1.14
7299.783
7311.638
7180.16
(.JKSE)
前営業日終値
7283.575
フィリピン
総合株価指数
6618.52
+9.30
+0.14
6628.55
6678.35
6618.52
(.PSI)
前営業日終値
6609.22
ベトナム
VN指数
1158.59
-1.60
-0.14
1160.19
1162.83
1155.46
(.VNI)
前営業日終値
1160.19
タイ
SET指数
1414.93
-3.52
-0.25
1427.51
1428.44
1414.42
(.SETI)
前営業日終値
1418.45
インド
SENSEX指数
71386.21
+30.99
+0.04
71770.91
72035.47
71307.27
(.BSESN)
前営業日終値
71355.22
インド
NSE指数
21544.85
+31.85
+0.15
21653.60
21724.45
21517.85
(.NSEI)
前営業日終値
21513.00
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.93% 11,844.39 +108.97H:11,856.69L:11,735.4201/09
[CFD] 日本 日経平均 33,741.10 日経比:-22▼0.07%H:33,880L:33,69021:15
中国 上海B株 ▼2.74% 224.33 -6.31H:225.02L:221.2001/09
中国 上海A株 ▲0.20% 3,033.60 +6.10H:3,041.43L:3,018.0301/09
中国 深セン成分 ▲0.27% 8,971.72 +23.99H:9,042.45L:8,912.0301/09
中国 深センB株 ▼0.37% 1,055.15 -3.90H:1,061.98L:1,054.3301/09
中国 深センA株 ▲0.34% 1,826.44 +6.24H:1,841.03L:1,814.2201/09
[CFD] HangSeng サンデー 16,120.90 指数比:-69▼0.43%H:16,420L:16,05921:15
香港 レッドチップ指数 ▲0.18% 3,252.20 +5.89H:3,283.36L:3,233.6016:59
9日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で4日ぶり反発、空運株に買い 18:00 配信
9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比5.71ポイント(0.20%)高の2893.25ポイントと4日ぶりに反発した。
金融緩和の期待感が相場を支える流れ。複数メディアが9日までに報じたところによれば、中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策司の鄒瀾・司長はこのほど、「公開市場操作や中期貸出制度(MLF)、預金準備率などの金融政策ツールを用いて、与信の合理的な伸びを支援する」と述べ、早期の緩和を示唆した。中国10年債利回りの低下基調が強まっていることも、緩和観測を後押ししている。また、上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、2022年4月以来の安値を付けただけに、値ごろ感も着目された。ただ、上値は重い。影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題が依然としてくすぶっているほか、ファンドの解約換金による売り圧力も警戒された。「中国の証券当局は、運用会社の株売り越し規制を解除したもよう」などと報じられる。中国証券監督管理委員会(証監会)は昨年、低迷するA株市場を支えるため、主要な運用会社に対し、1日あたり株式売買の売り越しを禁じていた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、空運の上げが目立つ。春秋航空(601021/SH)が4.0%高、中国南方航空(600029/SH)が3.8%高、中国国際航空(601111/SH)が2.8%高、中国東方航空(600115/SH)が1.6%高で引けた。旅客増が期待される。中国では今月26日、春節(旧正月)前後の特別輸送態勢「春運」期間がスタートする。中国民用航空局の予測によると、3月5日までの「春運」40日間で、航空旅客数は延べ8000万人に達する見通しだ(1日当たり200万人に拡大し、過去最多を更新する見込み)。また、中国民用航空局の内部会議では、24年に業界全体の黒字化を目指すとの目標を掲げている。
消費関連株もしっかり。免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が6.4%高、百貨店の王府井集団(600859/SH)が2.5%高、食品の桃李面包(603866/SH)が2.2%高、家電の海爾智家(600690/SH)と自動車の長城汽車(601633/SH)がそろって1.0%高で取引を終えた。中国旅遊集団中免については、業績成長も支援材料。同社が8日引け後に報告した23年通期の業績速報では、純利益が前年比で33.5%増加した。
石炭株も高い。安源煤業集団(600397/SH)が5.9%、エン鉱能源(600188/SH)が3.0%、広匯能源(600256/SH)が2.6%、鄭州煤電(600121/SH)が2.4%ずつ上昇した。不動産株、インフラ関連株、医薬株、素材株、銀行株なども買われている。
半面、証券株は安い。国聯証券(601456/SH)が2.6%、東方証券(600958/SH)が1.7%、太平洋証券(601099/SH)が1.4%、国金証券(600109/SH)が1.0%ずつ下落した。メディア・娯楽株、公益株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が6.31ポイント(2.74%)安の224.33ポイント、深センB株指数が3.90ポイント(0.37%)安の1055.15ポイントで終了した。
9日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で6日続落、京東3.2%下落 18:04 配信
9日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比34.43ポイント(0.21%)安の16190.02ポイントと6日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が31.06ポイント(0.57%)安の5449.76ポイントと3日続落した。売買代金は819億800万香港ドルに低迷している(8日は844億4210万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。中国不動産デベロッパーや影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題、米中関係の悪化など依然として不安視されている。ただ、下値は限定的。中国の金融緩和観測が強まる中、ハンセン指数などはプラス圏で推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が7.2%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が4.6%安、電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(9618/HK)が3.2%安と下げが目立った。京東集団については、傘下企業の一部業務に会計上の疑念が浮上したこともマイナス。京東集団は8日、即時配送サービスを手がける傘下の達達集団(DADA/NASDAQ)について、定期的な内部監査の過程で、一部事業の会計を巡る疑わしい行為が発覚したと報告した。この発表を受け、8日のナスダック市場では達達のADRが急落。前日比45.87%安の1.70米ドルで取引を終えた。
セクター別では、海運が安い。上記した東方海外のほか、海豊国際HD(1308/HK)が4.9%、太平洋航運集団(2343/HK)が4.3%、中遠海運HD(1919/HK)が2.7%ずつ下落した。
中国不動産セクターもさえない。旭輝(884/HK)が4.2%安、越秀地産(123/HK)が2.9%安、融創中国HD(1918/HK)が2.2%安、雅居楽集団HD(3383/HK)が1.3%安で取引を終えた。
半面、家電やスポーツ用品、小売など消費セクターはしっかり。海信家電集団(921/HK)が8.5%高、創維集団(751/HK)が1.4%高、特歩国際(1368/HK)が3.5%高、361度国際(1361/HK)が2.1%高、中国旅遊集団中免(1880/HK)が4.2%高、百盛商業集団(3368/HK)が2.4%高で引けた。免税店運営の中国旅遊集団中免については、業績成長も支援材料。同社が8日引け後に報告した23年通期の業績速報では、純利益が前年比で33.5%増加した。
一方、本土市場は4日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.20%高の2893.25ポイントで取引を終了した。空運株が高い。消費関連株、石炭株、不動産株、インフラ関連株、医薬株、素材株、銀行株なども買われた。半面、証券株は安い。メディア・娯楽株、公益株も売られた。