東京マーケット・サマリー・最終(8日) 2023年8月8日4:08 午後
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 143.06/08 1.0975/79 157.08/12
NY午後5時 142.49/53 1.1002/03 156.74/78
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の143円前半。米金利の先高観や、日銀の政策修正が後ずれするとの思惑で円売り・ドル買いが進行。ドルは一時、143.43円まで上昇したほか、クロス円でも円売り地合いが強まった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 32377.29 +122.73 32430.61 32,238.59─32,539.88
TOPIX 2291.73 +7.80 2294.15 2,286.29─2,300.27
プライム指数 1179.36 +4.00 1180.48 1,176.57─1,183.77
スタンダード指数 1117.40 +0.76 1118.03 1,116.85─1,119.57
グロース指数 968.55 -15.64 983.55 968.55─983.96
東証出来高(万株) 144563 東証売買代金(億円) 36710.36
東京株式市場で日経平均は、前営業日比122円73銭高の3万2377円29銭と、続伸して取引を終えた。前日の米国株高や為替の円安が相場を支援した。一方、上値では利益確定や戻り待ちの売りが出て伸び悩んだ。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが993銘柄(54%)、値下がりは772銘柄(42%)、変わらずは70銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.073
ユーロ円金先(23年9月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.073%になった。前営業日(マイナス0.075%)からほぼ横ばい。「市場参加者の資金調達意欲は引き続き弱い」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年9月限 146.72 (+0.12)
安値─高値 146.39─146.81
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.605% (-0.015)
安値─高値 0.635─0.605%
国債先物中心限月9月限は前営業日比12銭高の146円72銭と続伸して取引を終えた。30年債入札結果が順調となったことが好感され、超長期ゾーンを中心に金利が低下。国債先物もその流れが波及し、強含んだ。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比
1.5bp低下の0.605%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.22─0.12
3年物 0.31─0.21
4年物 0.40─0.30
5年物 0.48─0.38
7年物 0.66─0.56
10年物 0.87─0.77
日経平均は122円高と3日続伸、前場終値を挟んでもみ合い―電気・ガス、海運など堅調=8日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2023/08/08 15:17
8日後場の日経平均株価は前日比122円73銭高の3万2377円29銭と3営業日続伸。朝方は、7日の米国株高を受け、買いが先行した。円安・ドル高基調もあって、日経平均は前場中盤に3万2539円88銭(前日比285円32銭高)まで上伸した。ただ、時間外取引での米株価指数先物安が重しとなり、先物売りを交えていったん下げに転じ、一時3万2238円59銭(同15円97銭安)まで軟化した。その後はプラス圏に持ち直したが、後場は前場終値3万2358円10銭(前日比103円54銭高)を挟んでもみ合う場面が目立った。
東証業種別株価指数(全33業種)では、電気・ガス、海運、食料品など25業種が値上がりし、保険、精密、鉱業など8業種が値下がりした。東証プライム銘柄の54.1%が上昇した。
東証プライムの出来高は14億4563万株、売買代金は3兆6710億円。騰落銘柄数は値上がり993銘柄、値下がり772銘柄、変わらず70銘柄。
市場からは「外国人投資家は夏休みモードに入りつつあり、海外オーダーは細ってきている。来週はさらに静かになるだろう。決算にらみで動く短期筋もいるが、全体的には手控え状態だ」(外資系証券)との声が聞かれた。
業種別では、中部電力<9502>、関西電力<9503>、東ガス<9531>、大阪ガス<9532>などの電気ガス株が堅調。川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株も高い。明治HD<2269>、味の素<2802>、サントリBF<2587>などの食料品株も買われた。三井不<8801>、三菱地所<8802>、東急不HD<3289>などの不動産株や、住友ゴム<5110>、浜ゴム<5101>などのゴム製品株も値を上げた。小田急<9007>、JR西日本<9021>、NXHD<9147>などの陸運株や、ダイキン<6367>、コマツ<6301>、クボタ<6326>などの機械株も物色された。
半面、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>、東京海上<8766>などの保険株が軟調。HOYA<7741>、東精密<7729>などの精密株も安い。石油資源<1662>、K&Oエナジ<1663>などの鉱業株や、任天堂<7974>、ヤマハ<7951>などのその他製品株も値を下げた。
個別では、プロパティA<3464>が一時ストップ高となり、ブラザー<6448>、ティラド<7236>などの上げも目立った。半面、LIFULL<2120>、ARM<8769>、スペース<9622>などが値下がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,787.00 +6.85 +0.38% +1.61% +17.70% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,532.15 +4.37 +0.29% +1.17% +18.67% 15:00
日経平均株価
32,377.29 +122.73 +0.38% -0.03% +14.61% 15:15
日経500平均
2,963.97 +3.17 +0.11% +0.97% +13.54% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,291.73 +7.80 +0.34% +1.63% +17.44% 15:00
日経300指数
485.73 +1.95 +0.40% +1.97% +17.57% 15:15
東証REIT指数
1,874.97 -2.60 -0.14% +1.20% -7.20% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,144.14 -0.46 -0.04% +1.21% +20.18% 15:00
東証マザーズ指数
758.08 -12.69 -1.65% -3.71% +5.22% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,654.32 -3.02 -0.11% +1.92% +14.70% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,422.78 +14.72 +0.61% +2.63% +15.54% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,308.46 +17.93 +0.78% +1.11% +16.49% 15:00
中国 上海総合指数
3,260.62 -8.21 -0.25% +2.00% +0.73% 17:29
中国 上海A株指数
3,418.19 -8.63 -0.25% +2.00% +0.79% 17:29
中国 深センA株指数
2,145.54 -7.13 -0.33% +1.01% -6.06% 16:00
中国 深セン成分指数
11,098.45 -46.58 -0.42% +1.93% -9.78% 16:00
中国 上海B株指数
275.20 -0.05 -0.02% +3.36% -9.39% 17:29
中国 深センB株指数
1,214.66 +1.97 +0.16% +5.61% -3.73% 16:00
中国 上海50A株指数
2,631.38 -3.20 -0.12% +5.70% -4.70% 17:29
中国 上海180A株指数
8,466.69 -19.31 -0.23% +4.49% -2.08% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,755.10 -6.95 -0.25% +2.00% +0.75% 17:29
中国 創業板指数
2,228.91 -11.86 -0.53% +2.75% -16.70% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,979.73 -10.42 -0.26% +4.03% -4.06% 16:00
中国 深セン総合指数
2,051.03 -6.80 -0.33% +1.02% -6.05% 16:00
日経平均
現在値 32,377.29↑ (23/08/08 15:15)
前日比 +122.73 (+0.38%)
始値 32,430.61 (09:00) 前日終値 32,254.56 (23/08/07)
高値 32,539.88 (10:07) 年初来高値 33,772.89 (23/06/19)
安値 32,238.59 (11:03) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日続伸、アドバンテと東エレクが2銘柄で約71円分押し下げ16:23 配信フィスコ
8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり164銘柄、値下がり58銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は3日続伸。7日の米株式市場でダウ平均は407.51ドル高と4日ぶり反発、ナスダック総合指数は+0.61%と5日ぶり反発。ニューヨーク連銀総裁がインフレ動向次第では来年の利下げが正当化される可能性に言及し、投資家心理が改善した。米国株の反発や為替の円安を追い風に日経平均は176.05円高からスタート。序盤は買いが先行し、一時32539.88円(285.32円高)まで上昇した。
しかし、心理的な節目の回復が目先の達成感につながり、その後は失速。時間外取引の米株価指数先物の軟化や香港ハンセン指数の下落が重しとなり、一時下落に転じる場面もあった。前引けにかけてプラス圏を回復したが、午後は今週後半にかけて控える米国債四半期入札や米消費者物価指数(CPI)を控えて様子見ムードが強まり、膠着感の強い展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比122.73円高の32377.29円となった。東証プライム市場の売買高は14億4563万株、売買代金は3兆6710億円だった。セクターでは電気・ガス、海運、食料品が上昇率上位に並んだ一方、保険、精密機器、鉱業が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は42%だった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、コムシスHD<1721>、キッコーマン<2801>、味の素<2802>、などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテ<6857>となり1銘柄で日経平均を約53円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、信越化<4063>、アステラス製薬<4503>、ヤマハ<7951>、第一三共<4568>、トヨタ自<7203>、などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 32377.29(+122.73)
値上がり銘柄数 164(寄与度+256.41)
値下がり銘柄数 58(寄与度-133.68)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 7022 105 +21.35
<9983> ファーストリテ 33950 160 +16.27
<6367> ダイキン工 28235 370 +12.54
<6954> ファナック 4160 53 +8.98
<1721> コムシスHD 3093 255.5 +8.66
<2801> キッコマン 7980 228 +7.73
<2802> 味の素 5606 218 +7.39
<4578> 大塚HD 5447 210 +7.12
<4523> エーザイ 9327 185 +6.27
<6988> 日東電 9878 176 +5.96
<8015> 豊田通商 8451 156 +5.29
<6762> TDK 4986 52 +5.29
<4704> トレンド 6664 153 +5.18
<2269> 明治HD 3650 344 +4.66
<3382> 7&iHD 5963 116 +3.93
<7267> ホンダ 4453 53 +3.59
<6098> リクルートHD 4938 35 +3.56
<6971> 京セラ 7286 52 +3.52
<4543> テルモ 4473 26 +3.52
<9735> セコム 9564 103 +3.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6857> アドバンテス 17855 -785 -53.20
<8035> 東エレク 20695 -180 -18.30
<4063> 信越化 4509 -84 -14.23
<4503> アステラス薬 2160 -31 -5.25
<7951> ヤマハ 4562 -112 -3.80
<4568> 第一三共 4242 -37 -3.76
<7203> トヨタ自 2423.5 -20.5 -3.47
<3659> ネクソン 2495 -51 -3.46
<7741> HOYA 16520 -190 -3.22
<7735> スクリーンHD 14515 -385 -2.61
<7974> 任天堂 6159 -73 -2.47
<5713> 住友鉱 4611 -136 -2.30
<8766> 東京海上 3078 -37 -1.88
<6861> キーエンス 60440 -530 -1.80
<6753> シャープ 864.5 -47.6 -1.61
<7733> オリンパス 2306.5 -9 -1.22
<4901> 富士フイルム 7980 -32 -1.08
<6752> パナソニック 1644 -26.5 -0.90
<6723> ルネサス 2463.5 -25.5 -0.86
<5803> フジクラ 1125.5 -24 -0.81
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,291.73↑ (23/08/08 15:00)
前日比 +7.80 (+0.34%)
始値 2,294.15 (09:00) 前日終値 2,283.93 (23/08/07)
高値 2,300.27 (10:08) 年初来高値 2,337.91 (23/08/01)
安値 2,286.29 (11:03) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:電力・ガス業が上昇率トップ15:37 配信フィスコ
電力・ガス業が上昇率トップ。そのほか海運業、食料品、不動産業、ゴム製品なども上昇。一方、保険業が下落率トップ。そのほか精密機器、鉱業、その他製品、銀行業なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 電力・ガス業 / 448.34 / 2.77
2. 海運業 / 1,423.4 / 2.46
3. 食料品 / 2,044.16 / 2.16
4. 不動産業 / 1,587.92 / 1.55
5. ゴム製品 / 4,125.74 / 1.22
6. 陸運業 / 2,104.3 / 1.12
7. 機械 / 2,710.43 / 0.85
8. 建設業 / 1,432.02 / 0.84
9. 小売業 / 1,590.09 / 0.83
10. 空運業 / 257.38 / 0.78
11. ガラス・土石製品 / 1,227.9 / 0.75
12. 卸売業 / 3,208.52 / 0.74
13. パルプ・紙 / 495.64 / 0.73
14. 倉庫・運輸関連業 / 2,484.96 / 0.67
15. 繊維業 / 669.65 / 0.50
16. 金属製品 / 1,243.94 / 0.44
17. 鉄鋼 / 745.17 / 0.41
18. 証券業 / 411.28 / 0.38
19. その他金融業 / 834.78 / 0.30
20. 医薬品 / 3,563.92 / 0.30
21. 情報・通信業 / 5,199.08 / 0.19
22. サービス業 / 2,650.04 / 0.18
23. 水産・農林業 / 534.18 / 0.15
24. 化学工業 / 2,335.37 / 0.13
25. 石油・石炭製品 / 1,211.32 / 0.07
26. 輸送用機器 / 4,039.32 / -0.09
27. 非鉄金属 / 1,121.04 / -0.12
28. 電気機器 / 3,975.46 / -0.13
29. 銀行業 / 235.72 / -0.16
30. その他製品 / 4,089.48 / -0.18
31. 鉱業 / 541.61 / -0.34
32. 精密機器 / 10,771.95 / -0.58
33. 保険業 / 1,512.03 / -0.68
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 20,741.21↑ (23/08/08 15:00)
前日比 +77.88 (+0.38%)
始値 20,756.95 (09:00) 前日終値 20,663.33 (23/08/07)
高値 20,816.32 (10:08) 年初来高値 21,188.71 (23/08/01)
安値 20,684.43 (11:03) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,179.36↑ (23/08/08 15:00)
前日比 +4.00 (+0.34%)
始値 1,180.48 (09:00) 前日終値 1,175.36 (23/08/07)
高値 1,183.77 (10:08) 年初来高値 1,203.20 (23/08/01)
安値 1,176.57 (11:03) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,117.40↓ (23/08/08 15:00)
前日比 +0.76 (+0.07%)
始値 1,118.03 (09:00) 前日終値 1,116.64 (23/08/07)
高値 1,119.57 (10:00) 年初来高値 1,126.73 (23/07/04)
安値 1,116.85 (11:08) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 968.55↓ (23/08/08 15:00)
前日比 -15.64 (-1.59%)
始値 983.55 (09:00) 前日終値 984.19 (23/08/07)
高値 983.96 (09:01) 年初来高値 1,100.78 (23/06/21)
安値 968.55 (15:00) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は大幅反落、金利高受けて幅広い銘柄が軟調推移/グロース市況17:26 配信フィスコ
東証グロース市場指数:968.55 (-15.64)
出来高:1億2285万株
売買代金:1101億円
東証マザーズ指数:758.08 (-12.69)
出来高:9724万株
売買代金:871億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって大幅反落、値上がり銘柄数は138、値下り銘柄数は371、変わらずは29。本日のグロース市場は軟調な展開となった。前日7日の米国株式市場のダウ平均は反発。「NY連銀のウィリアムズ総裁がインフレ動向次第では来年の利下げが正当化される可能性に言及した」と7日付けのNYタイムズ紙が報じたことが好感された。金利先高観の後退でハイテクが買い戻され、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は反発、堅調な展開となった米株市場を横目に、本日の東証グロ-ス指数は大幅に反落した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落スタート後、前引けにかけて下げ幅を大きく広げた。後場からも売り優勢の展開が続いて終日マイナス圏で軟調に推移、両指数ともにほぼ安値引けとなった。米10年債利回りが4.09%と先週末4日の4.04%から再び上昇しており、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株の重しとなった。また、国内では主力企業の決算が本格化するなか、プライム市場中心に投資家の注目が集まり、新興市場は蚊帳の外状態となった。値下り銘柄数が371と幅広い銘柄が軟調に推移しており、出来高や売買代金も低調。東証マザーズ指数は1.65%安、東証グロース市場Core指数は2.45%安で時価総額上位銘柄が下落をけん引した。個別では、23年12月期上期は営業赤字が拡大したモダリス<4883>が29%安で値下がり率トップに、23年12期第2四半期決算の発表を延期すると発表した東京通信G<7359>が悪材料視されて13%安となった。また、前日まで買い優勢の展開が続いて急騰を続けていたアジャイル<6573>が利食い売り優勢から10%安となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やM&A総研<9552>などが軟調に推移、値下り率上位には、JIG-SAW<3914>、エコナビスタ<5585>などが顔を出した。一方、23年12月期上期は営業黒字に転換したブロードエンタープライズ<4415>が10%高で値上がり率トップに、24年3月期の業績予想を上方修正したJ・TEC<7774>が6%高となった。また、小型風力発電機の実証実験を23年秋から開始すると前日午後に発表して引き続き買い材料視されたバルミューダ<6612>が6%高となった。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>や弁護士ドットコム<6027>などが堅調に推移、値上がり率上位には、シンメンテ<6086>、免疫生物研究所<4570>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、M&A総研、JTOWER<4485>などが下落した。
マザーズ指数
現在値 758.08↓ (23/08/08 15:00)
前日比 -12.69 (-1.65%)
始値 770.09 (09:00) 前日終値 770.77 (23/08/07)
高値 770.53 (09:01) 年初来高値 871.35 (23/06/21)
安値 758.08 (15:00) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,874.97↓ (23/08/08 15:00)
前日比 -2.60 (-0.14%)
始値 1,876.92 (09:00) 前日終値 1,877.57 (23/08/07)
高値 1,880.63 (11:27) 年初来高値 1,908.59 (23/07/27)
安値 1,871.77 (14:04) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 20.13↓ (23/08/08 15:20)
前日比 -0.24 (-1.18%)
始値 20.01 (09:00) 前日終値 20.37 (23/08/07)
高値 20.47 (12:02) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 19.63 (10:15) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感が緩和16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比-0.24(低下率1.18%)の20.13と低下した。なお、高値は20.47、安値は19.63。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後、日経225先物が午前の中頃に一時下げに転じ、日経VIが上昇に転じる場面があった。しかし、日経225先物を売り急ぐ動きはなく、その後は下値の堅い展開となったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードはやや緩和し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。
日経平均先物
現在値 32,410.00↓ (23/08/08 06:00)
前日比 +90.00 (+0.28%)
高値 32,430.00 (05:09) 始値 32,330.00 (16:30)
安値 32,200.00 (19:30) 前日終値 32,320.00 (23/08/07)
TOPIX先物
現在値 2,294.50↓ (23/08/08 06:00)
前日比 +6.50 (+0.28%)
高値 2,295.50 (04:58) 始値 2,289.00 (16:30)
安値 2,280.50 (19:29) 前日終値 2,288.00 (23/08/07)
JPX日経400先物
現在値 20,730.00↓ (23/08/08 06:00)
前日比 +25.00 (+0.12%)
高値 20,775.00 (05:54) 始値 20,720.00 (16:30)
安値 20,640.00 (19:29) 前日終値 20,705.00 (23/08/07)
東証マザーズ指数先物
現在値 767.00↓ (23/08/08 06:00)
前日比 +2.00 (+0.26%)
高値 769.00 (16:38) 始値 767.00 (16:30)
安値 763.00 (17:49) 前日終値 765.00 (23/08/07)
NYダウ先物 円建
現在値 35,521.00↓ (23/08/08 06:00)
前日比 +296.00 (+0.84%)
高値 35,549.00 (05:37) 始値 35,243.00 (16:30)
安値 35,164.00 (19:52) 前日終値 35,225.00 (23/08/07)
CME日経平均先物 円建
現在値 32,415.00 (23/08/07 15:59 CST)
前日比 +435.00 (+1.36%)
高値 32,435.00 始値 31,965.00
安値 31,790.00 前日終値 31,980.00 (23/08/04)
SGX日経平均先物
現在値 32,395.00↓ (23/08/08 05:08 SGT)
前日比 +135.00 (+0.42%)
高値 32,430.00 始値 32,260.00
安値 32,205.00 前日終値 32,260.00 (23/08/07)
長期国債先物
現在値 146.410↑ (23/08/08 05:54)
前日比 -0.190 (-0.13%)
高値 146.610 (16:14) 始値 146.560 (15:30)
安値 146.380 (05:21) 前日終値 146.600 (23/08/07)
8日の日本国債市場概況:債券先物は146円72銭で終了17:09 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年9月限
寄付146円45銭 高値146円81銭 安値146円39銭 引け146円72銭
売買高総計21324枚
2年 451回 0.014%
5年 159回 0.192%
10年 371回 0.607%
20年 185回 1.294%
債券先物9月限は、146円45銭で取引を開始。前日NY市場での米金利上昇にともない売りが先行し、146円39銭まで下げた。その後、財務省の30年債入札の結果は強いとの見方や米金利の低下を受けて買いが強まり、146円81銭まで上げた。現物債の取引では、全年限が買われた。
<米国債概況>
2年債は4.74%、10年債は4.01%、30年債は4.17%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.49%、英国債は4.36%、オーストラリア10年債は4.01%、NZ10年債は4.76%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.046 (23/08/08 02:05)
前日比 +0.001
日本国債5年
年利回り 0.206 (23/08/08 02:05)
前日比 +0.002
日本国債10年
年利回り 0.631 (23/08/08 02:05)
前日比 +0.006
アジア株式市場サマリー:引け(8日) 2023年8月8日6:08 午後
中国株式市場は、小幅下落。この日発表された7月の中国貿易統計は輸出入ともに予
想以上に減少したが、市場の反応は限定的だった。香港市場は不動産株主導で下落した。
中国・香港市場相互取引で、海外勢は中国株を68億元(9億4278万ドル)売り
越し。これは3週間ぶりの高水準。
当局の新たな汚職取り締まりが始まったことを受け、7月末から7%以上下げていた
ヘルスケア株は幾分持ち直した。製薬大手の恒瑞医薬は2.6
%高。7月31日から20%下落していた。
香港市場では、本土系不動産開発株が4.7%安。ドル建て債2本の利払い
不履行を発表した碧桂園は14.4%下落した。
ハイテク大手も2.6%下落した。
ソウル株式市場は5営業日続落して引けた。中国の貿易統計が不調だったことや、米
国のインフレ統計への警戒感から、リスク選好度は弱まった。
総合株価指数(KOSPI)は7月11日以来の安値で引けた。
7月の中国の輸出入は予想よりも大幅に減少し、中国の成長見通しを脅かすと同時に
、需要を押し上げるための新たな景気対策を政府に求める圧力が高まった。
シンハン・セキュリティーズのアナリストは、今週の米国のインフレ統計後の金融引
き締めへの懸念についても指摘した。
半導体大手のサムスン電子は1.31%安、同業SKハイニックスは2.71%安。
一方、電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは2.14%上昇した。
他の主力銘柄では、自動車株が上昇。しかし、オンラインプラットフォーム株とバイ
オ製薬株は下落した。
取引された933銘柄のうち、上昇は253銘柄。
外国人投資家は1362億ウォン(約1億0349万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場の株価は小反発で終了。序盤の上昇分の大半を消した。主要国のイ
ンフレ統計を控え市場では警戒感が優勢だった。9日の中国、10日は米国のインフレ指
標に注目している。
8日発表された7月の中国貿易統計によると、輸入は前年同月比12.4%減と予想
(5%減)より大幅な落ち込みとなった。輸出は14.5%減と、やはりエコノミスト予
想(12.5%減)を下回った。
IGのアナリスト、トニー・シカモア氏は「ASX200は期待外れの展開となった
。低調な経済指標と弱めの決算が重なり、序盤の上昇分の大半を失った」と指摘した。
シドニー市場ではアイルランドのダブリンに本社を置く建材大手のジェームズ・ハー
ディーが14.2%高で終了、値上がり率トップだった。同社が示した第2四半
期決算の利益見通しが予想を上回った。
金融株は横ばいで、序盤の上昇分の大半を失った。コモンウェルス銀行の2
023年度決算発表を9日に控え、4大銀行のうち2行は小幅高で引けた。
輸出依存度の高い鉱山株指数は0.6%安。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3260.6196 - 8.2115 - 0.25 3260.7218 3274.5186 3246.6745
前営業日終値 3268.8311
中国 CSI300指数 3979.732 -10.421 -0.26 3980.042 4002.290 3963.463
前営業日終値 3990.153
香港 ハンセン指数 19184.17 -353.75 -1.81 19308.55 19370.80 19112.61
前営業日終値 19537.92
香港 ハンセン中国株指数 6587.75 -146.56 -2.18 6639.89 6661.57 6560.54
前営業日終値 6734.31
韓国 総合株価指数 2573.98 -6.73 -0.26 2598.29 2601.41 2568.15
前営業日終値 2580.71
台湾 加権指数 16877.07 -118.93 -0.70 17006.46 17043.56 16812.59
前営業日終値 16996.00
豪 S&P/ASX指数 7311.10 +1.90 +0.03 7309.20 7342.50 7309.20
前営業日終値 7309.20
シンガポール ST指数 3313.79 +3.92 +0.12 3317.82 3320.16 3305.75
前営業日終値 3309.87
マレーシア 総合株価指数 1451.00 +5.19 +0.36 1444.21 1452.47 1441.63
前営業日終値 1445.81
インドネシア 総合株価指数 6868.813 -17.553 -0.25 6886.507 6915.051 6861.64
前営業日終値 6886.366
フィリピン 総合株価指数 6472.97 -34.81 -0.53 6517.13 6541.64 6465.98
前営業日終値 6507.78
ベトナム VN指数 1242.23 +0.81 +0.07 1241.42 1246.22 1239.01
前営業日終値 1241.42
タイ SET指数 1518.44 -14.07 -0.92 1534.61 1536.81 1518.44
前営業日終値 1532.51
インド SENSEX指数 65846.50 -106.98 -0.16 66048.81 66057.53 65752.63
前営業日終値 65953.48
インド NSE指数 19570.85 -26.45 -0.13 19627.20 19634.40 19533.10
前営業日終値 19597.30
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージランド▼0.55%11,868.75-65.49H:0.00L:0.0008/08
[CFD] 日本 日経平均32,236.40日経比:-140▼0.44%H:32,372L:32,15021:51
中国 上海B株▼0.02%275.20-0.05H:275.77L:274.6608/08
中国 上海A株▼0.25%3,418.19-8.63H:3,432.80L:3,403.5708/08
中国 深セン成分▼0.42%11,098.44-46.59H:11,156.21L:11,075.4508/08
中国 深センB株▲0.16%1,214.66+1.96H:1,216.83L:1,210.5408/08
中国 深センA株▼0.33%2,145.54-7.13H:2,153.77L:2,140.2008/08
[CFD] HangSeng サンデー18,973.40指数比:-210▼1.10%H:19,425L:18,93621:51
香港 レッドチップ指数▼1.39%3,713.57-52.37H:3,752.08L:3,686.8116:59
8日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で続落、不動産株に売り17:07 配信フィスコ
8日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.21ポイント(0.25%)安の3260.62ポイントと続落した。
中国経済を巡る不透明感が重しとなる流れ。地方政府や不動産デベロッパーの債務問題がクローズアップされている。「中国の地方政府傘下で、インフラ建設などの資金調達を担う投資会社、地方融資プラットフォーム(LGFV)の資金繰りが一段と悪化しているもよう」と報じられたほか、「一部デベロッパーは、米ドル建て社債の利息を期限までに支払うことができなかった」などとも伝わっている。人民元安の進行も警戒。中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元レートの対米ドル基準値を3営業日ぶりに元安方向で設定した。外国為替市場では人民元安・米ドル高が進み、約3週ぶりの元安水準で推移している。取引時間中に公表された7月の貿易統計に関しては、輸出と輸入がそれぞれ予想以上に落ち込んだ。「当局は景気対策を更に強める」との見方につながり、指数は一時プラス圏に浮上。ただ、上昇の勢いは続かなかった。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の下げが目立つ。華遠地産(600743/SH)が9.0%安、金地集団(600383/SH)が3.3%安、新城控股集団(601155/SH)が2.6%安、信達地産(600657/SH)が2.0%安で取引を終えた。
証券株も安い。太平洋証券(601099/SH)が8.2%、中原証券(601375/SH)が4.2%、国聯証券(601456/SH)が3.2%、国金証券(600109/SH)が2.6%ずつ下落した。
ハイテク株もさえない。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.5%安、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が2.3%安、光ファイバー・ケーブル製造の烽火通信科技(600498/SH)とスーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)がそろって1.9%安で引けた。公益株、銀行・保険株、自動車株、インフラ関連株、軍事関連株なども売られている。
半面、医薬品株はしっかり。人福医薬集団(600079/SH)が3.4%、天士力医薬集団(600535/SH)が3.0%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.6%ずつ上昇した。前日のマーケットでは、産業統制の強化が警戒され急落している。「中国で医薬品業界を対象とした『反腐敗キャンペーン』が全面的に始動した」などと報じられていた。エネルギー株、素材株、メディア・娯楽株、空運株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.05ポイント(0.02%)安の275.20ポイント、深センB株指数が1.97ポイント(0.16%)高の1214.66ポイントで終了した。
8日の香港市場概況:ハンセン1.8%安で続落、碧桂園14%下落18:00 配信フィスコ
8日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比353.75ポイント(1.81%)安の19184.17ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が146.56ポイント(2.18%)安の6587.75ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は1046億1980万香港ドルに拡大している(7日は789億7930万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。人民元安の進行や、地方政府の債務問題が懸念材料として意識された。中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元レートの対米ドル基準値を3営業日ぶりに元安方向で設定。外国為替市場では人民元安・米ドル高が進み、約3週ぶりの元安水準で推移している。債務問題を巡っては、「中国の地方政府傘下で、インフラ建設などの資金調達を担う投資会社、地方融資プラットフォーム(LGFV)の資金繰りが一段と悪化しているもよう」などと報じられた。取引時間中に公表された7月の貿易統計に関しては、輸出と輸入が事前予想を超えてそろって落ち込んでいる。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、管理サービスやデベロッパーなど本土不動産の下げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が14.4%安、碧桂園服務HD(6098/HK)が9.7%安、龍湖集団HD(960/HK)が4.9%安で引けた。不動産業界を巡る債務問題が再燃している。上記した碧桂園は8日、今月6日に期日を迎えた米ドル建て社債2本について、利払いを実施できなかったことを明らかにした。
自動車セクターも安い。蔚来集団(9866/HK)が5.1%、小鵬汽車(9868/HK)が4.0%、比亜迪(1211/HK)が3.9%、理想汽車(2015/HK)が3.7%ずつ下落した。「価格競争」の再発を警戒。証券専門紙は8日、中国で値下げや割引キャンペーンの実施を発表する自動車メーカーが8月に入り増えていると報じた。
食品飲料や酒造、スポーツ用品の消費セクターもさえない。日清食品(1475/HK)が4.1%安、康師傅HD(322/HK)が3.0%安、中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.9%安、農夫山泉(9633/HK)が2.2%安、華潤ビールHD(291/HK)が4.1%安、百威亜太HD(1876/HK)が2.2%安、李寧(2331/HK)が3.4%安、特歩国際HD(1368/HK)が2.8%安で取引を終えた。
「ネット」銘柄も売られる。動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が4.6%安、インターネット検索の百度集団(9888/HK)が3.9%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が3.2%安と値を下げた。
一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.25%安の3260.62ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。証券株、ハイテク株、公益株、銀行・保険株、自動車株、インフラ関連株、軍事関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。エネルギー株、素材株、メディア・娯楽株、空運株も買われた。