東京マーケット・サマリー(7日) 2023年8月7日6:28 午後
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 142.10/12 1.0991/95 156.21/25
NY午後5時 141.75/78 1.1010/12 156.05/09
午後5時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の142円前半。時間外取引で米長期金利が小幅に上昇し、ドル買い・円売りが進んだ。市場では、朝方下落していた日経平均株価が持ち直し3万2000円台を回復したことで、リスクオフの円買いが一服したとの指摘もあった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 32254.56 +61.81 31921.28 31,830.23─32,306.87
TOPIX 2283.93 +9.30 2262.62 2,260.69─2,285.17
プライム指数 1175.36 +4.77 1164.52 1,163.55─1,175.96
スタンダード指数 1116.64 +6.38 1109.25 1,106.57─1,116.64
グロース指数 984.19 +7.81 969.17 963.85─984.43
東証出来高(万株) 145509 東証売買代金(億円) 34327.38
東京株式市場で日経平均は、前営業日比61円81銭高の3万2254円56銭と小幅に続伸して取引を終えた。前週末の米株安を受け朝方は軟調に推移したが、その後は押し目買いが入ったほか、為替の円高が一服したことで、日経平均は底堅く推移した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1315銘柄(71%)、値下がりは474銘柄(25%)、変わらずは46銘柄だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.075
ユーロ円金先(23年9月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.075%になった。前営業日(マイナス0.072%)からやや低下した。「ビッドサイドの調達ニーズは引き続き弱い」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年9月限 146.60 (+0.24)
安値─高値 146.52─146.69
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.620% (-0.020)
安値─高値 0.630─0.620%
国債先物中心限月9月限は前営業日比24銭高の146円60銭と続伸して取引を終えた。米金利低下が追い風だった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比2bp低下の0.620%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.22─0.12
3年物 0.32─0.22
4年物 0.40─0.30
5年物 0.48─0.38
7年物 0.66─0.56
10年物 0.89─0.79
日経平均は61円高と続伸、米株先物高支えに上げ転換―好決算銘柄中心に物色広げる=7日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2023/08/07 15:20
7日後場の日経平均株価は前週末比61円81銭高の3万2254円56銭と続伸。朝方は、前週末の米国株安を受け、売りが先行した。円高・ドル安も重しとなり、日経平均は寄り付き後まもなく3万1830円23銭(前週末比362円52銭安)まで下落した。ただ、一巡後は時間外取引での米株価指数先物の堅調推移を支えに切り返した。後場入り後には上げに転じ、終盤には3万2306円87銭(同114円12銭高)まで値を上げた。なかで、好決算銘柄を中心に物色を広げた。
日経平均プラス寄与度では、アステラス薬<4503>の34円弱を筆頭にKDDI<9433>が9円弱、第一三共<4568>が8円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、水産・農林、医薬品、繊維製品など23業種が値上がりし、電気・ガス、建設、その他金融など10業種が値下がりした。東証プライム銘柄の71.6%が上昇した。
東証プライムの出来高は14億5509万株、売買代金は3兆4327億円。騰落銘柄数は値上がり1315銘柄、値下がり474銘柄、変わらず46銘柄。
市場からは「米株先物高のフォローや、好決算銘柄への物色が続いている。日経平均は3万2000円を割り込むと買いが入り、下値は固まりつつある。ただ、上値を買うような材料もなく、当面もみ合う可能性がある」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産・農林株が堅調。アステラス薬<4503>、住友ファーマ<4506>、第一三共<4568>などの医薬品株も買われた。東レ<3402>、帝人<3401>などの繊維製品株や、オリンパス<7733>、HOYA<7741>、島津製<7701>などの精密株も高い。コスモエネH<5021>、ENEOS<5020>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株も値を上げ、三井不<8801>、三菱地所<8802>、東急不HD<3289>などの不動産株も引き締まった。
半面、東電力HD<9501>、九州電力<9508>、北海道電力<9509>などの電気・ガス株が軟調。大成建設<1801>、大林組<1802>、鹿島<1812>などの建設株も安い。オリックス<8591>、みずほリース<8425>などのその他金融株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などの銀行株も売られた。丸紅<8002>、住友商<8053>、三菱商<8058>などの卸売株も値を下げた。
個別では、富山第一銀行<7184>、日本CMK<6958>がストップ高となり、ヤマシンF<6240>などの上げも目立った。半面、スクエニHD<9684>、サンケン<6707>、ジャスト<4686>などが値下がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,780.15 +6.98 +0.39% +1.22% +17.52% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,527.78 +6.43 +0.42% +0.88% +18.75% 15:00
日経平均株価
32,254.56 +61.81 +0.19% -0.41% +14.48% 15:15
日経500平均
2,960.80 +15.64 +0.53% +0.87% +13.29% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,283.93 +9.30 +0.41% +1.29% +17.29% 15:00
日経300指数
483.78 +1.99 +0.41% +1.56% +17.23% 15:15
東証REIT指数
1,877.57 +24.40 +1.32% +1.34% -7.15% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,144.60 +3.25 +0.28% +1.25% +20.50% 15:00
東証マザーズ指数
770.77 +6.48 +0.85% -2.10% +5.53% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,657.34 +15.02 +0.57% +2.04% +14.94% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,408.06 +7.87 +0.33% +2.01% +14.78% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,290.53 +14.40 +0.63% +0.32% +16.22% 15:00
中国 上海総合指数
3,268.83 -19.25 -0.59% +2.26% +1.30% 17:29
中国 上海A株指数
3,426.81 -20.20 -0.59% +2.26% +1.35% 17:29
中国 深センA株指数
2,152.67 -14.39 -0.66% +1.34% -5.00% 16:00
中国 深セン成分指数
11,145.03 -93.03 -0.83% +2.36% -9.16% 16:00
中国 上海B株指数
275.24 -2.46 -0.89% +3.38% -8.82% 17:29
中国 深センB株指数
1,212.70 -9.76 -0.80% +5.44% -2.79% 16:00
中国 上海50A株指数
2,634.58 -14.26 -0.54% +5.83% -5.04% 17:29
中国 上海180A株指数
8,486.00 -54.30 -0.64% +4.73% -2.08% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,762.05 -16.26 -0.59% +2.26% +1.31% 17:29
中国 創業板指数
2,240.77 -22.60 -1.00% +3.30% -16.50% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,990.15 -30.43 -0.76% +4.30% -4.01% 16:00
中国 深セン総合指数
2,057.82 -13.77 -0.66% +1.35% -4.99% 16:00
日経平均
現在値 32,254.56↓ (23/08/07 15:15)
前日比 +61.81 (+0.19%)
始値 31,921.28 (09:00) 前日終値 32,192.75 (23/08/04)
高値 32,306.87 (14:52) 年初来高値 33,772.89 (23/06/19)
安値 31,830.23 (09:01) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続伸、アステラス薬とKDDIの2銘柄で約42円押し上げ16:22 配信フィスコ
7日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり132銘柄、値下がり93銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は続伸。先週末4日の米株式市場でNYダウは3日続落。7月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り、金利先高観の後退に伴い買い戻しが先行した。一方、賃金の上昇が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が払しょくできず、また、米アップルの低調な決算への失望もあり取引終了にかけて下げに転じた。米株安を受けた今日の日経平均は271.47円安からスタートした。朝方の売り一巡後は、発表が本格化している国内企業の4-6月期好決算期待が相場の下支え要因となった。また、午前の時間帯に、一時1ドル=141円50銭台と先週末4日15時頃と比べ1円ほど円高・ドル安水準となった円相場が、円高一服となったことも東京市場で輸出株などの株価下支え要因となり、日経平均は朝安の後に下げ渋り、後場は概ねプラス圏で下値の堅い展開となった。
大引けの日経平均は前日比61.81円高の32254.56円となった。東証プライムの売買高は14億5509万株、売買代金は3兆4327億円だった。セクターでは水産・農林業、医薬品、繊維製品などが上昇。一方、電気・ガス業、建設業、その他金融業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。
値上がり寄与トップはアステラス薬<4503>、同2位はKDDI<9433>となり、2銘柄
で日経平均を約42円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもアステラス薬で10.05%高、同2位はシャープ<6753>で8.60%高だった。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035>となり、2銘柄で日経平均を約46円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは大成建設<1801>で8.71%安、同2位は大林組<1802>で6.95%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 32254.56(+61.81)
値上がり銘柄数 132(寄与度+203.92)
値下がり銘柄数 93(寄与度-142.11)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4503> アステラス薬 2191 200 +33.89
<9433> KDDI 4116 43 +8.74
<4568> 第一三共 4279 82 +8.34
<4543> テルモ 4447 56 +7.59
<7741> HOYA 16710 440 +7.46
<7733> オリンパス 2315.5 51.5 +6.98
<7951> ヤマハ 4674 194 +6.57
<4519> 中外薬 4177 60 +6.10
<9766> コナミG 8139 178 +6.03
<4523> エーザイ 9142 151 +5.12
<4911> 資生堂 6193 148 +5.02
<6971> 京セラ 7234 65 +4.41
<7832> バンナムHD 3140 34 +3.46
<6367> ダイキン工 27865 100 +3.39
<4452> 花王 5656 98 +3.32
<6902> デンソー 9835 98 +3.32
<8801> 三井不 2930.5 93.5 +3.17
<6724> エプソン 2305 45.5 +3.08
<4507> 塩野義薬 6102 88 +2.98
<8766> 東京海上 3115 55 +2.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 33790 -240 -24.40
<8035> 東エレク 20875 -220 -22.37
<6857> アドバンテス 18640 -310 -21.01
<9984> ソフトバンクG 6917 -62 -12.61
<6762> TDK 4934 -48 -4.88
<2802> 味の素 5388 -130 -4.41
<7269> スズキ 5289 -121 -4.10
<8058> 三菱商事 7090 -94 -3.19
<1801> 大成建 4914 -469 -3.18
<1802> 大林組 1217.5 -91 -3.08
<8002> 丸紅 2429 -75.5 -2.56
<6645> オムロン 7177 -75 -2.54
<8591> オリックス 2587 -60.5 -2.05
<2801> キッコマン 7752 -59 -2.00
<6861> キーエンス 60970 -570 -1.93
<7270> SUBARU 2609.5 -55 -1.86
<7735> スクリーンHD 14900 -210 -1.42
<6976> 太陽誘電 4072 -41 -1.39
<6273> SMC 70150 -380 -1.29
<6305> 日立建機 4292 -37 -1.25
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,283.93↓ (23/08/07 15:00)
前日比 +9.30 (+0.41%)
始値 2,262.62 (09:00) 前日終値 2,274.63 (23/08/04)
高値 2,285.17 (14:52) 年初来高値 2,337.91 (23/08/01)
安値 2,260.69 (09:03) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:水産・農林業が上昇率トップ15:37 配信フィスコ
水産・農林業が上昇率トップ。そのほか医薬品、繊維業、精密機器、石油・石炭製品なども上昇。一方、電力・ガス業が下落率トップ。そのほか建設業、その他 金融業、銀行業、卸売業なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 水産・農林業 / 533.39 / 3.44
2. 医薬品 / 3,553.39 / 2.32
3. 繊維業 / 666.33 / 2.18
4. 精密機器 / 10,835.01 / 2.10
5. 石油・石炭製品 / 1,210.47 / 1.87
6. 不動産業 / 1,563.63 / 1.75
7. 鉱業 / 543.44 / 1.59
8. 鉄鋼 / 742.1 / 1.56
9. 化学工業 / 2,332.24 / 1.40
10. 保険業 / 1,522.31 / 1.15
11. その他製品 / 4,096.98 / 1.06
12. ゴム製品 / 4,075.87 / 1.01
13. 小売業 / 1,577.06 / 0.77
14. サービス業 / 2,645.38 / 0.73
15. 情報・通信業 / 5,189.01 / 0.62
16. 倉庫・運輸関連業 / 2,468.39 / 0.54
17. 陸運業 / 2,080.99 / 0.43
18. 機械 / 2,687.47 / 0.32
19. ガラス・土石製品 / 1,218.71 / 0.16
20. 空運業 / 255.38 / 0.03
21. 電気機器 / 3,980.56 / 0.01
22. 証券業 / 409.73 / 0.01
23. 輸送用機器 / 4,042.84 / 0.01
24. 金属製品 / 1,238.45 / -0.05
25. 非鉄金属 / 1,122.39 / -0.12
26. パルプ・紙 / 492.03 / -0.16
27. 海運業 / 1,389.29 / -0.18
28. 食料品 / 2,001.01 / -0.28
29. 卸売業 / 3,185.04 / -0.47
30. 銀行業 / 236.09 / -0.62
31. その他金融業 / 832.25 / -0.66
32. 建設業 / 1,420.06 / -0.82
33. 電力・ガス業 / 436.25 / -1.10
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 20,663.33↓ (23/08/07 15:00)
前日比 +87.62 (+0.43%)
始値 20,462.39 (09:00) 前日終値 20,575.71 (23/08/04)
高値 20,676.66 (14:52) 年初来高値 21,188.71 (23/08/01)
安値 20,442.79 (09:01) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,175.36↓ (23/08/07 15:00)
前日比 +4.77 (+0.41%)
始値 1,164.52 (09:00) 前日終値 1,170.59 (23/08/04)
高値 1,175.96 (14:52) 年初来高値 1,203.20 (23/08/01)
安値 1,163.55 (09:01) 年初来安値 958.19 (23/01/04
東証スタンダード市場指数
現在値 1,116.64↑ (23/08/07 15:00)
前日比 +6.38 (+0.57%)
始値 1,109.25 (09:00) 前日終値 1,110.26 (23/08/04)
高値 1,116.64 (15:00) 年初来高値 1,126.73 (23/07/04)
安値 1,106.57 (09:10) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 984.19↓ (23/08/07 15:00)
前日比 +7.81 (+0.80%)
始値 969.17 (09:00) 前日終値 976.38 (23/08/04)
高値 984.43 (15:00) 年初来高値 1,100.78 (23/06/21)
安値 963.85 (09:03) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は続伸、売り先行も切り返し、大引けにかけて強含む/グロース市況16:51 配信フィスコ
東証グロース市場指数:984.19 (+7.81)
出来高:1億963万株
売買代金:1092億円
東証マザーズ指数:770.77 (+6.48)
出来高:8704万株
売買代金:869億円
本日のグロース市場では、グロース市場指数、マザーズ指数がそろって続伸、値上がり銘柄数は336、値下り銘柄数は179、変わらずは23。本日のグロース市場は売り先行も切り返し、大引けにかけて強含む展開となった。4日の米国市場でダウ平均は150.27ドル安の35065.62ドル、ナスダックは50.48ポイント安の13909.24で取引を終了。7月雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を下回り、金利先高観の後退に伴い買い戻しが先行した。その後も長期金利の低下やオンライン小売りアマゾン・ドット・コム(AMZN)の好決算を背景にハイテクが強く、一段高となった。しかし、雇用統計で賃金の上昇が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測は完全には払しょくされなかった。また、消費者物価指数(CPI)への警戒感に加え、携帯端末アップルの低調な決算を失望した売りが強まると、終盤にかけて下落に転じた。こうした米株市場の流れもあったが、本日の東証グロ-ス指数は続伸した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタートした後、両指数ともじしじりと下げ幅を縮める展開。後場に入ってプラス転換し、その後は大引けにかけて上げ幅を広げる動きに。なお、東証マザーズ指数は0.85%高、東証グロース市場Core指数は0.86%高。個別では、アクアライン<6173>が17.94%高で値上がり率トップに。23年9月期の営業利益予想を上方修正したJWS<7386>、23年12月期営業利益予想の上方修正などが引き続き材料視されたGMOTECH<6026>、サブスク型リーガルリサーチサービスの参画出版社に東京大学出版会が新たに加わったと発表した弁護士コム<6027>、自動レジを用いた本場さぬきうどん店を展開すると発表したアスタリスク<6522>がそれぞれ大幅高となった。売買代金上位銘柄では、BASE<4477>やAiming<3911>などが堅調に推移、その他値上がり率上位には、アジャイル<6573>、テクノロジーズ<5248>などが顔を出した。一方、メイホーHD<7369>が12.12%安で値下がり率トップに。第3四半期決算を発表したタカヨシ<9259>が11.77%安、23年6月期予想の上方修正を発表するも修正幅を受けて嫌気売りが優勢となったアドベンチャー<6030>が4.13%安。売買代金上位銘柄では、M&A総研<9552>やGENDA<9166>などが軟調に推移、その他値下り率上位には、エコナビスタ<5585>、LaboroAI<5586>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、弁護士ドットコムが上昇した反面、ビジョナル<4194>などが下落した。
マザーズ指数
現在値 770.77↓ (23/08/07 15:00)
前日比 +6.48 (+0.85%)
始値 758.31 (09:00) 前日終値 764.29 (23/08/04)
高値 770.98 (15:00) 年初来高値 871.35 (23/06/21)
安値 753.78 (09:03) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,877.57↓ (23/08/07 15:00)
前日比 +24.40 (+1.32%)
始値 1,858.45 (09:00) 前日終値 1,853.17 (23/08/04)
高値 1,878.09 (14:59) 年初来高値 1,908.59 (23/07/27)
安値 1,858.45 (09:00) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 20.37↓ (23/08/07 15:20)
前日比 -0.49 (-2.35%)
始値 21.40 (09:00) 前日終値 20.86 (23/08/04)
高値 21.70 (09:18) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 20.34 (14:21) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、株価底堅く警戒感が後退16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は7日、前日比-0.49(低下率2.35%)の20.37と低下した。なお、高値は21.70、安値は20.34。先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。ただ、日経225先物は先週末までの3日続落で1260円下落しており、下値では買い戻しが入りやすく、朝安の後は底堅い動きとなり、日経225先物は上げに転じた。こうした値動きに加え、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移したことも安心感となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは午前の中頃に低下に転じた。
日経平均先物
現在値 31,930.00↓ (23/08/05 06:00)
前日比 -220.00 (-0.68%)
高値 32,290.00 (01:45) 始値 32,110.00 (16:30)
安値 31,920.00 (20:47) 前日終値 32,150.00 (23/08/04)
TOPIX先物
現在値 2,260.50↓ (23/08/05 06:00)
前日比 -10.50 (-0.46%)
高値 2,282.50 (01:45) 始値 2,269.00 (16:30)
安値 2,260.50 (20:47) 前日終値 2,271.00 (23/08/04)
JPX日経400先物
現在値 20,460.00↑ (23/08/05 06:00)
前日比 -75.00 (-0.37%)
高値 20,650.00 (01:44) 始値 20,515.00 (16:30)
安値 20,455.00 (05:44) 前日終値 20,535.00 (23/08/04)
東証マザーズ指数先物
現在値 752.00↓ (23/08/05 06:00)
前日比 -7.00 (-0.92%)
高値 767.00 (01:54) 始値 757.00 (16:30)
安値 747.00 (05:50) 前日終値 759.00 (23/08/04)
NYダウ先物 円建
現在値 35,096.00↓ (23/08/05 06:00)
前日比 -288.00 (-0.81%)
高値 35,567.00 (01:46) 始値 35,346.00 (16:30)
安値 35,096.00 (04:42) 前日終値 35,384.00 (23/08/04)
CME日経平均先物 円建
現在値 31,930.00 (23/08/04 16:37 CST)
前日比 0.00 (0.00%)
高値 32,290.00 始値 31,900.00
安値 31,865.00 前日終値 31,930.00 (23/08/03)
SGX日経平均先物
現在値 31,980.00↑ (23/08/05 05:14 SGT)
前日比 -155.00 (-0.48%)
高値 32,290.00 始値 32,145.00
安値 31,920.00 前日終値 32,135.00 (23/08/04)
長期国債先物
現在値 146.600↓ (23/08/05 06:00)
前日比 +0.240 (+0.16%)
高値 146.650 (04:24) 始値 146.360 (15:30)
安値 146.250 (21:30) 前日終値 146.360 (23/08/04)
7日の日本国債市場概況:債券先物は146円60銭で終了17:16 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年9月限
寄付146円56銭 高値146円69銭 安値146円52銭 引け146円60銭
売買高総計11270枚
2年 451回 0.018%
5年 159回 0.205%
10年 371回 0.629%
20年 185回 1.326%
債券先物9月限は、146円56銭で取引を開始。米国の雇用者数の予想下振れを受けた金利低下にともない買いが優勢になり、146円52銭から146円69銭まで上げた。ただ、あすの財務省の30年債入札やあすからの米国の四半期定例入札を控え、引けにかけて買いはやや後退した。現物債の取引では、全年限が買われた。
<米国債概況>
2年債は4.83%、10年債は4.09%、30年債は4.24%近辺で推移。
債券利回りは上昇。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.57%、英国債は4.41%、オーストラリア10年債は4.19%、NZ10年債は4.72%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.053 (23/08/05 02:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り 0.218 (23/08/05 02:05)
前日比 +0.003
日本国債10年
年利回り 0.647 (23/08/05 02:05)
前日比 +0.004
アジア株式市場サマリー:引け(7日) 2023年8月7日4:35 午後
中国と香港株式市場は下落して終了した。中国当局から強力な景気刺激策
が打ち出されず、この先もデフレ圧力が経済活動を圧迫するとの懸念が強まった。
UBP銀行のアジア担当シニアエコノミスト、カルロス・カサノバ氏はメモで「外需の弱まりが第3・
四半期も引き続き景気の足を引っ張る」との見方を示した。
「デフレ圧力が高まる可能性が高い」とし、物価の下振れは内需の不振と軟調な上流の物価の影響が大
きいと分析した。
中国本土では大半のセクターが下落し、不動産株とヘルスケア株の下げが目
立った。
上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」に上場したファウンドリー(半導体の受託製造
)大手の華虹半導体は13%高で取引を開始したが、その後は伸び悩み2%高で引けた。同社
の香港上場株は11%近く下落した。
中国の反腐敗キャンペーンが深刻化する中、ヘルスケア株は4年ぶりの安値を付けた。
香港のハイテク株はほぼ横ばい。本土の不動産開発業株は3%近く下落した。
シドニー株式市場は反落した。ヘルスケア株と金融株の下落が重荷になった。米労働市場の減速を示し
た7月の米雇用統計を受け、市場は世界経済の先行きを引き続き警戒している。
4日発表された米雇用統計では、就業者数の伸びが予想を下回った。一方、オーストラリア準備銀行(
中央銀行)は今年の豪州の成長率とインフレ見通しを引き下げた。
世界中の投資家は、経済の回復に関する手掛かりを得ようと、今週発表される米国と中国のインフレ指
標に注目している。
AETOSキャピタルグループの調査・分析責任者、グレン・イン氏は「きょうのシドニー市場の軟調
さと値動きの激しさはおおむね、発表を控えた7月の米消費者物価指数(CPI)の影響によるものだ」と
指摘。「市場はCPIが12カ月連続の低下から上昇に転じるとみており、原油相場が先月に約20%上昇
するなど、リスク回避の心理が間違いなく出ている」と述べた。
金融株指数は0.4%安。「四大銀行」はいずれもマイナス圏で取引を終えた。
ヘルスケア株指数は1.1%安。米レスメドの豪上場株とCSLは、それぞ
れ4%と1.2%下落した。
鉱業株指数は鉄鉱石相場の下落につられ、0.4%安。中国の景気刺激策の具体的な中身が発表されず
、市場では懸念が広がっている。BHPやフォーテスキュー・メタルズ、リオ・ティント
は0.4─1.4%安だった。
ソウル株式市場は4営業日続落して引けた。自動車・電池メーカー株の下げ幅が、半導体や電子商取引
関連株の上昇率を上回った。
総合株価指数(KOSPI)は7月12日以来の安値で終了した。
4日発表された7月の米雇用統計では、就業者数が予想を下回る伸びとなった。ただ、堅調な賃金の伸
びと失業率が3.5%に改善し、労働市場で需給逼迫(ひっぱく)が継続していることを示した。
未来アセット証券のアナリストは「雇用統計は米経済が減速し、市場に高い利食い圧力がかかっている
ことを示した」と述べた。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは4.81%安。同業サムスンSDI<0064
00.KS>とSKイノベーションはそれぞれ、2.83%と5.22%下落した。
LG化学は3.30%安、鉄鋼大手ポスコ・ホールディングスは5.56%安
。また、現代自動車は2.19%安、傘下の起亜は3.72%安。
バイオ製薬株も下落。一方、半導体関連株とオンラインプラットフォーム株は上昇した。
インターネット検索大手のネイバーは2023年4─6月期決算が好感され、4.92%
高で約10年ぶりの高値を付けた。
取引された933銘柄のうち、上昇は361銘柄。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3268.8311 - 19.2531 - 0.59 3276.7756 3276.7756 3258.5372
前営業日終値 3288.0842
中国 CSI300指数 3990.153 -30.426 -0.76 4002.968 4002.968 3977.017
前営業日終値 4020.579
香港 ハンセン指数 19537.92 -1.54 -0.01 19474.66 19581.82 19352.35
前営業日終値 19539.46
香港 ハンセン中国株指数 6734.31 +1.73 +0.03 6705.40 6754.08 6649.71
前営業日終値 6732.58
韓国 総合株価指数 2580.71 -22.09 -0.85 2591.58 2607.36 2580.71
前営業日終値 2602.80
台湾 加権指数 16996.00 +152.32 +0.90 16870.81 17032.32 16868.74
前営業日終値 16843.68
豪 S&P/ASX指数 7309.20 -16.10 -0.22 7325.30 7325.70 7294.60
前営業日終値 7325.30
シンガポール ST指数 3309.87 +17.48 +0.53 3296.89 3312.87 3293.70
前営業日終値 3292.39
マレーシア 総合株価指数 1445.81 +0.60 +0.04 1444.89 1449.38 1442.13
前営業日終値 1445.21
インドネシア 総合株価指数 6886.366 +33.524 +0.49 6852.842 6904.356 6852.84
前営業日終値 6852.842
フィリピン 総合株価指数 6507.78 +56.94 +0.88 6498.59 6522.59 6485.03
前営業日終値 6450.84
ベトナム VN指数 1241.42 +15.44 +1.26 1233.10 1241.42 1230.38
前営業日終値 1225.98
タイ SET指数 1532.51 +2.05 +0.13 1533.18 1540.22 1519.37
前営業日終値 1530.46
インド SENSEX指数 65953.48 +232.23 +0.35 65811.40 66067.90 65748.25
前営業日終値 65721.25
インド NSE指数 19597.30 +80.30 +0.41 19576.85 19620.45 19524.80
前営業日終値 19517.00
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージランド▼0.08%11,934.24-8.96H:0.00L:0.0008/07
[CFD] 日本 日経平均32,278.90日経比:+24▲0.08%H:32,377L:32,22021:11
中国 上海B株▼0.89%275.24-2.46H:277.70L:274.8308/07
中国 上海A株▼0.59%3,426.81-20.20H:3,435.11L:3,416.0008/07
中国 深セン成分▼0.83%11,145.03-93.03H:11,207.58L:11,113.1408/07
中国 深センB株▼0.80%1,212.70-9.76H:1,221.42L:1,210.3908/07
中国 深センA株▼0.66%2,152.67-14.39H:2,162.19L:2,146.8508/07
[CFD] HangSeng サンデー19,480.30指数比:-57▼0.29%H:19,575L:19,32021:11
香港 レッドチップ指数▼0.30%3,769.93-11.30H:3,784.54L:3,741.3516:59
7日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で3日ぶり反落、医薬と不動産に売り16:48 配信フィスコ
週明け7日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.25ポイント(0.59%)安の3268.83ポイントと3日ぶりに反落した。
投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。人民元安の進行や、米中の対立が懸念材料としてくすぶっている。米利上げ継続の観測が強まる中、外国為替市場では人民元が対米ドルで下落基調を強めた。米国の対中政策を巡っては、バイデン米大統領が近く、先端技術分野などでの中国投資を制限する大統領令を発する見通し――などと報じられている。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、医薬品の下げが目立つ。健康元薬業集団(600380/SH)が9.2%安、天士力医薬集団(600535/SH)が6.9%安、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.7%安、薬明康徳(603259/SH)が2.1%安で引けた。産業統制の強化が警戒される。「中国で医薬品業界を対象とした『反腐敗キャンペーン』が全面的に始動した」などと報じられた。
不動産株も急落。華遠地産(600743/SH)がストップ(10.0%)安、金地集団(600383/SH)が4.2%安、新城控股集団(601155/SH)が3.7%安、保利地産(600048/SH)が3.3%安で取引を終えた。
金融株もさえない。中国人寿保険(601628/SH)が2.1%安、中国銀河証券(601881/SH)が1.8%安、中信銀行(601998/SH)が1.7%安ずつ下落した。消費関連株、素材株、運輸株、インフラ関連株なども売られている。
なお本日は、半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH、1347/HK)が上海のハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」に重複上場。公募価格(52.00人民元)を13.23%上回る58.88人民元で寄り付き、公募比2.0%高の53.06人民元で初日を終えた。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.46ポイント(0.89%)安の275.24ポイント、深センB株指数が9.76ポイント(0.80%)安の1212.70ポイントで終了した。
7日の香港市場概況:ハンセン0.01%安で小反落、医薬品セクター急落18:00 配信フィスコ
週明け7日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比1.54ポイント(0.01%)安の19537.92ポイントと反落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は1.73ポイント(0.03%)高の6734.31ポイントと続伸した。売買代金は789億7930万香港ドルに縮小している(4日は1144億1320万香港ドル)。
様子見ムードが漂う流れ。中国では今週から7月経済指標の発表が相次ぐ予定だ。8日に貿易統計、9日に物価統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など。金融統計も15日までに公表される。内容を見極めたいとするスタンスが積極的な売買を手控えさせた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、江蘇省拠点の翰森製薬集団(3692/HK)が10.0%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が7.7%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が7.3%安と下げが目立った。
セクター別では、医薬品が安い。上記した翰森製薬のほか、百済神州(6160/HK)が7.4%、中国神威薬業集団(2877/HK)が5.5%、康希諾生物(6185/HK)が5.2%ずつ下落した。産業統制の強化が警戒される。「中国で医薬品業界を対象とした『反腐敗キャンペーン』が全面的に始動した」などと報じられた。
中国の保険・証券セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が4.6%安、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.4%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.2%安、中信証券(6030/HK)が2.1%安、海通証券(6837/HK)が1.6%安で引けた。
半面、石油・石炭セクターは高い。中国海洋石油(883/HK)が2.6%、中国石油天然気(857/HK)が1.8%、中国石油化工(386/HK)が1.6%、エン鉱能源集団(1171/HK)が2.0%、中国神華能源(1088/HK)が1.8%ずつ上昇した。
発電セクターもしっかり。華能国際電力(902/HK)が2.5%高、中国電力国際発展(2380/HK)が1.7%高、華電国際電力(1071/HK)が1.1%高、電能実業(6/HK)が2.0%高、中電HD(2/HK)が1.2%高で取引を終えた。香港電力大手の中電に関しては、中間決算の黒字転換も材料視されている。
なお、本日は半導体ファウンドリー中国大手の華虹半導体(688347/SH、1347/HK)が上海のハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」に重複上場。本土市場では公募比2.0%高と上昇したが、材料出尽くし感が広がった香港では11.0%安と急落した。
一方、本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.59%安の3268.83ポイントで取引を終了した。医薬品株が安い。不動産株、金融株、消費関連株、素材株、運輸株、インフラ関連株なども売られた。