東京マーケット・サマリー 2023年8月1日6:15 午後
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 142.70/72 1.0978/82 156.68/72
NY午後5時 142.28/31 1.0993/97 156.45/49
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の142円後半。日米の金融政策の差が改めて意識される中で円売り地合いが続いているほか、堅調な米経済指標でドルが強含んでいる。一時142.84円まで上昇し約3週間ぶりの高値を付けた。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33476.58 +304.36 33292.31 33,203.88─33,488.77
TOPIX 2337.36 +14.80 2327.00 2,321.37─2,337.91
プライム指数 1202.96 +7.63 1197.09 1,194.74─1,203.20
スタンダード指数 1122.81 +2.61 1121.19 1,119.78─1,122.85
グロース指数 996.19 +4.42 994.60 991.14─1,002.69
東証出来高(万株) 167854 東証売買代金(億円) 43076.79
東京株式市場で日経平均は、前営業日比304円36銭高の3万3476円58銭と、続伸して取引を終えた。前日に続き、きょうも米国株式市場や為替の円安基調に支えられる格好となった。取引時間中に発表されたトヨタ自動車の発表も材料視された。TOPIXは連日の年初来高値更新となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1064銘柄(57%)、値下がりは710銘柄(38%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.063
ユーロ円金先(23年9月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.063%になった。前営業日(マイナス0.061%)からやや低下した。「ビッドサイドのニーズは総じて弱かった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年9月限 147.05 (+0.25)
安値─高値 146.72─147.09
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.590% (-0.010)
安値─高値 0.600─0.590%
国債先物中心限月9月限は前営業日比25銭高の147円05銭と反発して取引を終えた。日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用柔軟化を受けた国債売りが小休止した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp低下の0.590%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.20─0.10
3年物 0.29─0.19
4年物 0.36─0.26
5年物 0.44─0.34
7年物 0.63─0.53
10年物 0.85─0.75
日経平均は304円高と大幅続伸、先物買い交え一段高―好決算のトヨタ株高も支え=1日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2023/08/01 15:19
1日後場の日経平均株価は前日比304円36銭高の3万3476円58銭と大幅続伸。朝方は、7月31日の米国株高や円安歩調を受け、買い優勢で始まった。日経平均は上げ幅を拡大し、前場終盤にはいったん3万3400円台を回復した。後場は、利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、その後は先物買いを交えて一段高となり、大引け間際には3万3488円77銭(前日比316円55銭高)まで上伸した。午後1時25分に、市場予想を上回る23年4-6月期の好決算を発表したトヨタ<7203>が堅調な値動きを示し、相場の支えとなった面もある。
日経平均プラス寄与度では、東エレク<8035>の61円を筆頭にアドバンテスト<6857>が53円強、ファストリテ<9983>が37円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、電気・ガス、海運、輸送用機器、医薬品など29業種が値上がりし、銀行、保険など4業種が値下がりした。東証プライム銘柄の57.9%が上昇した。
東証プライムの出来高は16億7854万株、売買代金は4兆3076億円。騰落銘柄数は値上がり1064銘柄、値下がり710銘柄、変わらず61銘柄。
市場からは「円安が進む中、トヨタの好決算効果で輸出関連企業に業績期待が広がりそうだ。戻り売りへの警戒感はあるが、上値をにらんでいるとみられる」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、東電力HD<9501>、東北電力<9506>、東ガス<9531>などの電気・ガス株が上昇。商船三井<9104>、川崎汽<9107>、郵船<9101>などの海運株や、日産自<7201>、三菱自<7211>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>などの輸送用機器株も高い。小野薬<4528>、塩野義薬<4507>、中外薬<4519>などの医薬品株も引き締まった。日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、コマツ<6301>、日立建機<6305>、クボタ<6326>などの機械株も値を上げた。
半面、りそなHD<8308>、三井住友<8316>、ゆうちょ銀行<7182>、コンコルディ<7186>などの銀行株が軟調。第一生命HD<8750>、かんぽ生命<7181>などの保険株も売られ、エムスリー<2413>、オリエンタルランド(OLC)<4661>などのサービス株も安い。
個別では、エンプラス<6961>、テクノスJ<3666>がストップ高となり、キッセイ薬<4547>などの上げも目立った。半面、メンバーズ<2130>、アイエスビー<9702>、クイック<4318>などが値下がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,823.07 +11.88 +0.66% +2.08% +19.52% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,562.32 +8.43 +0.54% +1.46% +20.58% 15:00
日経平均株価
33,476.58 +304.36 +0.92% +0.87% +19.59% 15:15
日経500平均
3,033.35 +13.55 +0.45% +1.24% +16.38% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,337.36 +14.80 +0.64% +2.13% +19.25% 15:00
日経300指数
494.45 +3.24 +0.66% +2.07% +19.06% 15:15
東証REIT指数
1,864.44 -12.75 -0.68% +0.11% -8.42% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,171.48 +8.17 +0.70% +1.65% +23.04% 15:00
東証マザーズ指数
780.62 +3.30 +0.42% -4.33% +7.74% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,699.47 +11.70 +0.44% +2.64% +16.41% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,474.43 +22.47 +0.92% +3.55% +17.15% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,339.29 +7.03 +0.30% +1.16% +17.05% 15:00
中国 上海総合指数
3,290.95 -0.09 0.00% +2.78% +0.95% 17:29
中国 上海A株指数
3,449.93 -0.09 0.00% +2.78% +1.00% 17:29
中国 深センA株指数
2,156.76 -8.11 -0.37% +0.60% -6.39% 16:00
中国 深セン成分指数
11,143.23 -40.68 -0.36% +1.06% -10.24% 16:00
中国 上海B株指数
277.53 +0.01 +0.00% +3.95% -9.53% 17:29
中国 深センB株指数
1,222.30 -3.38 -0.28% +6.78% -4.12% 16:00
中国 上海50A株指数
2,645.89 -7.48 -0.28% +6.17% -4.88% 17:29
中国 上海180A株指数
8,515.51 -26.83 -0.31% +4.91% -2.07% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,780.73 -0.08 0.00% +2.77% +0.97% 17:29
中国 創業板指数
2,223.80 -12.87 -0.58% +0.40% -18.65% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,998.00 -16.63 -0.41% +4.05% -4.55% 16:00
中国 深セン総合指数
2,061.76 -7.75 -0.37% +0.61% -6.39% 16:00
日経平均
現在値 33,476.58↓ (23/08/01 15:15)
前日比 +304.36 (+0.92%)
始値 33,292.31 (09:00) 前日終値 33,172.22 (23/07/31)
高値 33,488.77 (15:00) 年初来高値 33,772.89 (23/06/19)
安値 33,203.88 (09:10) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続伸、東エレクとアドバンテが2銘柄で約114円分押し上げ16:43 配信フィスコ
1日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり167銘柄、値下がり58銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は続伸。7月31日の米株式市場でダウ平均は100.24ドル高と続伸、ナスダック総合指数は+0.20%と続伸。月末に伴う持ち高調整に加え、今週に控える企業決算や経済指標を前にした様子見ムードから小動きに終始した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止め期待が根強く、引けにかけて強含んだ。米株高や為替の円安を追い風に日経平均は120.09円高からスタート。一方、前日の大幅高の反動も意識され、その後はしばらく一進一退が続いた。中国7月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことも重しになったもよう。ただ、前引けにかけて為替の円安がさらに進んだことで上げ幅を広げると、午後にはトヨタ自<7203>の予想を上回る決算で投資家心理が改善したこともあり、日経平均は大引けと同時にこの日の高値を付け、上げ幅は300円を超えた。
大引けの日経平均は前日比304.36円高の33476.58円となった。東証プライム市場の売買高は16億7854万株、売買代金は4兆3077億円だった。セクターでは電気・ガス、海運、輸送用機器が上昇率上位に並んだ一方、銀行、保険、サービスが下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は39%だった。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約61円押し上げた。同2位はアドバンテ<6857>となり、ファーストリテ<9983>、中外製薬<4519>、TDK<6762>、豊田通商<8015>、トヨタ自<7203>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファナック<6954>となり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。同2位は京セラ<6971>となり、キーエンス<6861>、三菱電<6503>、エムスリー<2413>、資生堂<4911>、オムロン<6645>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 33476.58(+304.36)
値上がり銘柄数 167(寄与度+394.59)
値下がり銘柄数 58(寄与度-90.23)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 21845 600 +61.00
<6857> アドバンテス 20310 785 +53.20
<9983> ファーストリテ 35930 370 +37.62
<4519> 中外薬 4348 117 +11.89
<6762> TDK 5550 113 +11.49
<8015> 豊田通商 8625 330 +11.18
<7203> トヨタ自 2445.5 59.5 +10.08
<6981> 村田製 8689 364 +9.87
<4568> 第一三共 4437 90 +9.15
<9433> KDDI 4229 42 +8.54
<4503> アステラス薬 2130.5 50 +8.47
<4507> 塩野義薬 6138 206 +6.98
<6902> デンソー 10070 189 +6.40
<4523> エーザイ 9156 180 +6.10
<6758> ソニーG 13480 165 +5.59
<7741> HOYA 16850 320 +5.42
<7267> ホンダ 4592 79 +5.35
<6367> ダイキン工 28835 145 +4.91
<6976> 太陽誘電 4373 139 +4.71
<8031> 三井物産 5669 128 +4.34
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 4220 -128 -21.69
<6971> 京セラ 7455 -189 -12.81
<6861> キーエンス 61520 -2240 -7.59
<6503> 三菱電 1920.5 -130.5 -4.42
<2413> エムスリー 3211 -52 -4.23
<4911> 資生堂 6109 -121 -4.10
<6645> オムロン 7518 -104 -3.52
<9613> NTTデータG 1955 -20.5 -3.47
<6988> 日東電 10000 -100 -3.39
<3659> ネクソン 2673.5 -37 -2.51
<4506> 住友ファーマ 528.9 -60.5 -2.05
<2914> JT 3105 -48 -1.63
<4661> OLC 5405 -45 -1.52
<7269> スズキ 5655 -42 -1.42
<6471> 日本精工 877 -41.9 -1.42
<6506> 安川電 6130 -41 -1.39
<6770> アルプスアル 1214.5 -41 -1.39
<6702> 富士通 18140 -245 -0.83
<5214> 日電硝 2504 -77.5 -0.79
<6752> パナソニック 1738.5 -21.5 -0.73
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,337.36↑ (23/08/01 15:00)
前日比 +14.80 (+0.64%)
始値 2,327.00 (09:00) 前日終値 2,322.56 (23/07/31)
高値 2,337.91 (11:27) 年初来高値 2,330.12 (23/07/31)
安値 2,321.37 (09:07) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:電力・ガス業が上昇率トップ15:37 配信フィスコ
電力・ガス業が上昇率トップ。そのほか海運業、輸送用機器、医薬品、鉄鋼なども上昇。一方、銀行業が下落率トップ。そのほか保険業、サービス業、化学工業も下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 電力・ガス業 / 460.4 / 3.29
2. 海運業 / 1,304.67 / 2.60
3. 輸送用機器 / 4,118.61 / 2.20
4. 医薬品 / 3,600.29 / 2.09
5. 鉄鋼 / 740.55 / 1.40
6. 機械 / 2,752.29 / 1.40
7. ゴム製品 / 4,237.21 / 1.21
8. 水産・農林業 / 515.57 / 1.20
9. 精密機器 / 11,035.08 / 1.17
10. 証券業 / 428.36 / 1.09
11. 非鉄金属 / 1,175.41 / 1.09
12. ガラス・土石製品 / 1,249.61 / 1.02
13. 陸運業 / 2,139.62 / 0.97
14. 鉱業 / 535.37 / 0.94
15. 石油・石炭製品 / 1,200.77 / 0.86
16. 金属製品 / 1,284.79 / 0.79
17. 空運業 / 266.11 / 0.79
18. 小売業 / 1,603.32 / 0.77
19. 卸売業 / 3,272.2 / 0.66
20. 食料品 / 2,032.89 / 0.58
21. 繊維業 / 688.59 / 0.55
22. 建設業 / 1,459.49 / 0.52
23. 倉庫・運輸関連業 / 2,477.23 / 0.47
24. 電気機器 / 4,133.65 / 0.36
25. 不動産業 / 1,587.71 / 0.35
26. パルプ・紙 / 499.03 / 0.26
27. 情報・通信業 / 5,289.45 / 0.20
28. その他製品 / 4,249.21 / 0.13
29. その他金融業 / 855.45 / 0.13
30. 化学工業 / 2,361.57 / -0.08
31. サービス業 / 2,698.52 / -0.17
32. 保険業 / 1,586.39 / -0.34
33. 銀行業 / 237.89 / -1.23
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 21,174.71↑ (23/08/01 15:00)
前日比 +131.63 (+0.63%)
始値 21,092.76 (09:00) 前日終値 21,043.08 (23/07/31)
高値 21,188.71 (11:27) 年初来高値 21,111.86 (23/07/31)
安値 21,035.27 (09:07) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,202.96↑ (23/08/01 15:00)
前日比 +7.63 (+0.64%)
始値 1,197.09 (09:00) 前日終値 1,195.33 (23/07/31)
高値 1,203.20 (11:27) 年初来高値 1,199.15 (23/07/31)
安値 1,194.74 (09:07) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,122.81↑ (23/08/01 15:00)
前日比 +2.61 (+0.23%)
始値 1,121.19 (09:00) 前日終値 1,120.20 (23/07/31)
高値 1,122.85 (09:19) 年初来高値 1,126.73 (23/07/04)
安値 1,119.78 (10:54) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 996.19↑ (23/08/01 15:00)
前日比 +4.42 (+0.45%)
始値 994.60 (09:00) 前日終値 991.77 (23/07/31)
高値 1,002.69 (09:12) 年初来高値 1,100.78 (23/06/21)
安値 991.14 (10:01) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は続伸、積極的に買い進む動きは限定的/グロース市況16:53 配信フィスコ
東証グロース市場指数:996.19 (+4.42)
出来高:1億2365万株
売買代金:1519億円
東証マザーズ指数:780.62 (+3.30)
出来高:5834万株
売買代金:842億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって続伸、値上がり銘柄数は271、値下り銘柄数は238、変わらずは31。本日のグロース市場はもみ合い展開となった。前日7月31日の米国株式市場のダウ平均は続伸。月末の調整に伴い、まちまちで寄り付いた後、金利が上下するなか動意に乏しく売り買いが交錯した。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクル終了に近づいたとの見方が根強いほか、今週発表されるアップルなどの主要ハイテク企業の好決算を期待した買いが下支えし、引けにかけて強含んだ。ナスダック総合指数も続伸、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロ-ス指数は続伸した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、朝方に上げ幅を縮小する動きを見せた。その後は、上げ幅を広げる展開とはならなかったものの終日プラス圏で推移した。米国株は上昇したが前日大幅高となった新興株をさらに買い進む材料には乏しかった。また、ドル円が円安方向に振れており、国内決算が本格化するなか東証プライム市場の銘柄に注目が集まり、新興株はやや蚊帳の外状態となった。そのほか、米長期金利も3.9%台と高水準で推移しており、新興株を積極的に買い進む動きにはならず決算発表を終えた個別株中心に物色が向かった。出来高や売買代金も低調で東証マザーズ指数は0.42%高、東証グロース市場Core指数は0.79%高となった。個別では、アジアへの越境ECを支援するアジアンブリッジと資本業務提携契約を締結したラバブルマーケ<9254>が25%高で値上がり率トップに、23年12月期業績予想の上方修正を発表したブロードエンタープライズ<4415>が24%高のストップ高となった。また、コムニコと協業して「SNSファン育コミュニティ」の提供を開始するアジャイル<6573>が18%高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、ジェイフロンティア<2934>、TMN<5258>などが顔を出した。一方、前日まで大幅に上昇していたミクリード<7687>は材料出尽くし感が優勢となり12%安で値下がり率トップに、第1四半期の経常利益は前年同期比16.2%減の3100万円に減少したジェイテック<2479>が10%安となった。また、24年3月期第1四半期は営業赤字に転落したベガコーポレーション<3542>が7%安となった。時価総額上位銘柄では、M&A総研<9552>やカバー<5253>などが軟調に推移、値下り率上位には、ドリコム<3793>、グローバルセキュ<4417>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、フリー、JTOWER<4485>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 780.62↑ (23/08/01 15:00)
前日比 +3.30 (+0.42%)
始値 779.79 (09:00) 前日終値 777.32 (23/07/31)
高値 786.05 (09:12) 年初来高値 871.35 (23/06/21)
安値 776.25 (09:58) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,864.44↑ (23/08/01 15:00)
前日比 -12.75 (-0.68%)
始値 1,879.27 (09:00) 前日終値 1,877.19 (23/07/31)
高値 1,879.63 (09:02) 年初来高値 1,908.59 (23/07/27)
安値 1,861.09 (12:44) 年初来安値 1,746.05 (23/03/20)
日経平均VI
現在値 18.03↓ (23/08/01 15:20)
前日比 -0.29 (-1.58%)
始値 18.12 (09:00) 前日終値 18.32 (23/07/31)
高値 18.15 (09:03) 年初来高値 23.45 (23/06/08)
安値 17.41 (11:41) 年初来安値 14.63 (23/02/16)
日経VI:低下、日銀の政策修正後も株価堅調で警戒感が緩和16:05 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は1日、前日比-0.29(低下率1.58%)の18.03と低下した。なお、高値は18.15、安値は17.41。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。先週末の日銀の政策修正の後、昨日、今日と、外為市場で円安・ドル高方向への動きとなり、株価が底堅く推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードはひとまず緩和し、今日の日経VIは昨日の水準を下回って推移した。ただ、先週末の日銀の政策修正を受け、金利の先高観が強まっており、日経VIは午後はやや低下幅を縮める動きとなった。
日経平均先物
現在値 33,290.00↑ (23/08/01 06:00)
前日比 +30.00 (+0.09%)
高値 33,360.00 (21:16) 始値 33,300.00 (16:30)
安値 33,230.00 (17:21) 前日終値 33,260.00 (23/07/31)
TOPIX先物
現在値 2,330.50↓ (23/08/01 06:00)
前日比 +3.50 (+0.15%)
高値 2,337.50 (00:26) 始値 2,329.50 (16:30)
安値 2,326.50 (16:46) 前日終値 2,327.00 (23/07/31)
JPX日経400先物
現在値 21,095.00↓ (23/08/01 06:00)
前日比 +30.00 (+0.14%)
高値 21,175.00 (00:26) 始値 21,105.00 (16:30)
安値 21,070.00 (16:49) 前日終値 21,065.00 (23/07/31)
東証マザーズ指数先物
現在値 773.00↓ (23/08/01 06:00)
前日比 -1.00 (-0.13%)
高値 776.00 (16:30) 始値 776.00 (16:30)
安値 771.00 (16:49) 前日終値 774.00 (23/07/31)
NYダウ先物 円建
現在値 35,693.00↑ (23/08/01 06:00)
前日比 +148.00 (+0.42%)
高値 35,693.00 (06:00) 始値 35,568.00 (16:30)
安値 35,543.00 (22:30) 前日終値 35,545.00 (23/07/31)
CME日経平均先物 円建
現在値 33,285.00 (23/07/31 15:59 CST)
前日比 +190.00 (+0.57%)
高値 33,385.00 始値 33,075.00
安値 32,985.00 前日終値 33,095.00 (23/07/28)
SGX日経平均先物
現在値 33,305.00↑ (23/08/01 05:13 SGT)
前日比 +75.00 (+0.23%)
高値 33,355.00 始値 33,255.00
安値 33,220.00 前日終値 33,230.00 (23/07/31)
長期国債先物
現在値 146.770↓ (23/08/01 06:00)
前日比 -0.030 (-0.02%)
高値 146.940 (20:31) 始値 146.790 (15:30)
安値 146.750 (15:51) 前日終値 146.800 (23/07/31)
1日の日本国債市場概況:債券先物は147円05銭で終了16:07 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年9月限
寄付146円85銭 高値147円09銭 安値146円72銭 引け147円05銭
売買高総計22624枚
2年 451回 0.001%
5年 159回 0.173%
10年 371回 0.596%
20年 185回 1.245%
債券先物9月限は、146円85銭で取引を開始。財務省の10年債入札の結果は弱めとの見方から売りが一時強まり、146円72銭まで下げた。しかし、その後は無事通過による安心感から買いが優勢になったといわれ、147円09銭まで上げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.85%、10年債は3.95%、30年債は4.00%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.47%、英国債は4.29%、オーストラリア10年債は3.97%、NZ10年債は4.69%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.027 (23/08/01 02:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り 0.182 (23/08/01 02:05)
前日比 -0.002
日本国債10年
年利回り 0.602 (23/08/01 02:05)
前日比 -0.002
アジア株式市場サマリー:引け(1日) 2023年8月1日4:55 午後
中国・香港株式市場は反落。当局の景気支援の方針を好感して、このところ上昇して
いたが、この日は政策の具体的内容が見えないことへの警戒感から利益確定売りが出た。
本土市場では通信機器株が1.9%上昇する一方で、観光株<.CSI93063
3>や生活必需品株が1%超下落した。
香港市場では大手ハイテク株が0.3%、本土不動産開発株が2
.4%それぞれ下落した。
シドニー株式市場は続伸した。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が2会
合連続で政策金利の据え置きを決めたことを受けて金融株とコモディティー(商品)関連
株が買われ、相場を支えた。
S&P/ASX200指数は0.5%高で終了。一時0.8%上昇した。
RBAは政策金利を4.10%に据え置いた。RBAはこれまでの利上げが需要抑制
に向けて機能していると指摘した上で、インフレを抑制するためにいくらかの追加利上げ
が必要になる可能性があるとも警告した。
資源関連株が相場全体をけん引した。鉱業株指数は約1%高。BHPグルー
プは0.8%高、フォーテスキュー・メタルズは1.3%高。
産金株指数も上伸し1.9%高。ニュークレスト・マイニングは1.4%高
、ノーザン・スター・リソーシズは1.6%高。
金融株指数は約0.4%上昇。大手銀行は0.1ー0.6%高となった。
ソウル株式市場は4営業日続伸。1%超上昇し、終値としては約1年2カ月ぶりの高
値を付けた。オンラインプラットフォームやバイオ医薬銘柄が上げをけん引した。
総合株価指数(KOSPI)は1.31%高の2667.07で終了。終値としては
昨年6月3日以来の高値となる。
7月の韓国の輸出減少率は3年超ぶりの大きさとなり、財新とS&Pグローバルが発
表した7月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.2と、景気の拡大・縮小
の節目となる50を割り込んだ。
ただ、ユージーン・インベストメント・セキュリティーズのアナリストは「これらの
弱い指標は新しい要素ではない」と指摘した。
検索エンジンのネイバーは2.64%高。メッセージアプリのカカオは7.02%高
で、傘下の金融会社カカオバンクとカカオペイもそれぞれ14.04%、7.97%の大
幅高となった。 バイオ医薬品はサムスン・バイオロジクスが4.70%高、セルトリオ
ンが3.00%高、SKバイオサイエンスが5.59%高だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3290.9493 - 0.0905 - 0.00 3288.7604 3305.3402 3279.5656
前営業日終値 3291.0398
中国 CSI300指数 3998.001 -16.629 -0.41 4009.183 4031.701 3983.027
前営業日終値 4014.630
香港 ハンセン指数 20011.12 -67.82 -0.34 20211.20 20331.28 19891.81
前営業日終値 20078.94
香港 ハンセン中国株指数 6854.52 -44.79 -0.65 6951.15 7008.64 6812.92
前営業日終値 6899.31
韓国 総合株価指数 2667.07 +34.49 +1.31 2644.34 2668.21 2639.10
前営業日終値 2632.58
台湾 加権指数 17212.87 +67.44 +0.39 17141.97 17252.32 17095.86
前営業日終値 17145.43
豪 S&P/ASX指数 7450.70 +40.30 +0.54 7410.40 7470.10 7410.40
前営業日終値 7410.40
シンガポール ST指数 3373.79 -0.19 -0.01 3383.07 3385.68 3362.63
前営業日終値 3373.98
マレーシア 総合株価指数 1451.24 -8.19 -0.56 1458.90 1462.56 1449.02
前営業日終値 1459.43
インドネシア 総合株価指数 6886.496 -44.863 -0.65 6931.075 6934.387 6880.47
前営業日終値 6931.359
フィリピン 総合株価指数 6593.80 +2.33 +0.04 6627.56 6641.92 6593.80
前営業日終値 6591.47
ベトナム VN指数 1217.56 -5.34 -0.44 1222.90 1234.50 1217.56
前営業日終値 1222.90
インド SENSEX指数 66459.31 -68.36 -0.10 66532.98 66658.12 66388.26
前営業日終値 66527.67
インド NSE指数 19733.55 -20.25 -0.10 19784.00 19795.60 19704.60
前営業日終値 19753.80
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▼0.63%11,980.41-75.74H:0.00L:0.0008/01
[CFD] 日本 日経平均33,344.30日経比:-132▼0.40%H:33,483L:33,28120:28
中国 上海B株0.00%277.53+0.01H:277.90L:276.8508/01
中国 上海A株▼0.00%3,449.93-0.09H:3,465.04L:3,437.9808/01
中国 深セン成分▼0.36%11,143.23-40.68H:11,211.68L:11,102.8408/01
中国 深センB株▼0.28%1,222.30-3.38H:1,227.09L:1,216.8208/01
中国 深センA株▼0.37%2,156.76-8.11H:2,165.88L:2,149.2508/01
[CFD] HangSeng サンデー19,970.10指数比:-41▼0.20%H:20,369L:19,90020:28
香港 レッドチップ指数▼0.38%3,829.63-14.69H:3,892.53L:3,816.1916:59
1日の中国本土市場概況:上海総合0.09ポイント安で3日ぶり反落、政策期待で下値限定16:56 配信フィスコ
1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比0.09ポイント(0.00%)安の3290.95ポイントと3日ぶりに小反落した。
売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとで約2カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。中国経済対策の期待感が続く中、指数は小高く推移していたものの、上値は重く、後場に入りマイナスに転じている。朝方公表された7月の財新中国製造業PMI(民間による)は49.2に悪化した(6月は50.5)。景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んでいる。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、金融の下げが目立つ。華泰証券(601688/SH)が2.4%安、中信証券(600030/SH)が1.8%安、招商銀行(600036/SH)と中国平安保険(601318/SH)がそろって1.6%安で引けた。
不動産株もさえない。華遠地産(600743/SH)が3.7%安、新城控股集団(601155/SH)が1.9%安、格力地産(600185/SH)と信達地産(600657/SH)が1.0%安で取引を終えた。消費関連株、医薬品株、インフラ関連株、半導体株なども売られている。
半面、発電株は高い。華能国際電力(600011/SH)が4.1%、国投電力(600886/SH)が2.9%、華電国際電力(600027/SH)が2.8%、大唐国際発電(601991/SH)が2.2%ずつ上昇した。エネルギー株、素材株なども買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.01ポイント(0.00%)高の277.53ポイント、深センB株指数が3.38ポイント(0.28%)安の1222.30ポイントで終了した。
1日の香港市場概況:ハンセン0.3%安で4日ぶり反落、不動産セクターに売り17:53 配信フィスコ
1日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比67.82ポイント(0.34%)安の20011.12ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が44.79ポイント(0.65%)安の6854.52ポイントとそろって4日ぶりに反落した。売買代金は1351億9030万香港ドルに縮小している(7月31日は1825億6140万香港ドル)。
売り圧力が意識される流れ。ハンセン指数はこのところ急ピッチに上昇し、足もとで約3カ月ぶりの高値水準を回復していた。域内経済の成長鈍化も懸念。香港政府が7月31日に発表した2023年第2四半期(4~6月)の域内総生産(GDP)速報値は前年同期比で1.5%増にとどまり、市場予想(3.5%)を大幅に下回った。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が持続する中、ハンセン指数は高く推移する場面もみられた。中国国務院(内閣に相当)は7月31日の常務会議で、適時に規制を緩和し、景気回復を支える方針を示している。取引時間中に公表された7月の財新中国製造業PMI(民間による)は49.2に悪化し(6月は50.5)、景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んだ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が10.1%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が7.6%安、不動産開発香港大手の恒隆地産(101/HK)が6.6%安と下げが目立った。信義光能は中間決算の減益が嫌気されている。恒隆地産の中間決算は2割増益だったが、売上高は1.2%減で予想にとどかなかった。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した碧桂園のほか、世茂集団HD(813/HK)が30.3%、雅居楽集団HD(3383/HK)が18.1%ずつ下落した。不動産販売の低迷が懸念される。主要デベロッパー100社の7月販売額は前年同月比で33%減少し、直近数年で最低を記録した。世茂集団については、21年通期、22年通期決算がいずれも赤字となったことなども引き続き売り材料視された。同社株は前日、約1年4カ月ぶりに取引再開し、前営業日比65.6%安と急落している。広東省地盤の雅居楽に関しては、割当増資計画もネガティブ材料だ。
中国金融セクターもさえない。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が2.9%安、招商銀行(3968/HK)が1.6%安、国人民財産保険(2328/HK)が2.9%安、中国人民保険集団(1339/HK)が2.7%安、中信証券(6030/HK)が2.3%安、海通証券(6837/HK)が1.5%安で引けた。
半面、中国発電セクターはしっかり。華電国際電力(1071/HK)が2.3%高、華能国際電力(902/HK)が1.9%高、華潤電力HD(836/HK)と中国電力国際発展(2380/HK)がそろって1.4%高で取引を終えた。
一方、本土市場は3日ぶりに小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09ポイント安の3290.95ポイントで取引を終了した。金融株が安い。不動産株、消費関連株、医薬品株、インフラ関連株、半導体株なども売られた。半面、発電株は高い。エネルギー株、素材株なども買われた。