公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

今年もまた、「スタンダップ」

2007-01-07 13:44:48 | 競輪

4日から9日まで、オランダ・ロッテルダムのアホイ競技場で、「ロッテルダム6日間レース」が開催されている。

昨年はこの大会に北津留翼が招待されたばかりか、なんと全6日間のレースの模様がストリーミング放映され、私も最後のほうになると昼夜逆転の生活を送っていたわけだが、それにしてもこの6日間レース、毎日同じ番組だというのに見ていて飽きない。

この6日間レース、通常開催中は午後7時ぐらいから始まって終わるのが「午前1時」頃というのが通例だが、日曜日に限っては子供連れが多いということを配慮して午前11時頃から始まり、終わりも午後4時頃までと「昼間開催」。しかしながら、前日はもう「日曜」の1時頃にレースが終わってその「翌日」の午前11時にまたレースを行うなんて、日本のスポーツではまず考えられない。

しかもペアレースを走る選手たちは1日少なくとも150Kmぐらいは走っている。ま、途中でテオ様らの短距離選手のレースがあったり、はたまたショータイムもあるからその間は「休める」にしても、トラックの150Km走破というのはロードだと250Kmぐらい、つまりツールの1日の最長区間距離を距離を走っていることと匹敵する。

こりゃ常人ではできないし、さすがに日本人選手ではまだまだ6日間ぶっ通しで走り抜ける力を持つ選手はいないかも。

短距離種目は特にドイツあたりの6日間レースでは行われないのが通例だが、オランダは何といってもテオ様やムルダーという二枚看板を中心とした「王国」なだけに、10月に毎年開催されているアムステルダム6日間レースも同様に短距離レースが行われる。あと、グルノーブル6日間レースでも行われているみたいだ。

残念ながら今年は北津留の招待はなかったが、定番のケイリン、スプリントに加え、「チームスプリント」が今年は登場。但しチームスプリントとはいっても、フライングタイムトライアル。パーシュート方式のような、ホーム・バック交互スタートというものではない。

そしてその模様、今年もストリーミング配信されている。

http://www.zesdaagserotterdam.nl/streams/frame.htm

昨年大好評だったせいか、今年のストリーミング放映はバージョンアップされ、各競技の途中経過まで入るという詳細さ。さらに、各種目のポイントランキングまで閲覧できてしまう。

ま、深夜から朝方という時間帯だとなかなか皆さんご覧になれないかもしれないが、本日日曜日は「日本時間」の午後6時半ごろから見ることができます。

とりわけ公営競技のエンターテイメント性を強調したいと考えている方は是非ともこのレースの模様をご覧になっていただきたい。特に演出面についてのすばらしさを見ていただきたいもの。

ま、BGMを流しながらレースが行われるなんてことは去年も書いたが、「前代未聞」である。

ところで、勝利者をスポットライトに浴びせる際のBGMの曲名は、「スタンド・アップ・フォー・ザ・チャンピオンズ」という題名だそうだ。

♪Stand up 、Stand up、 for Champions、 for Champions~♪


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変わらねば終わる

2007-01-07 07:55:35 | 競輪

ダメだ、こりゃ。

いつものように「長~~~い」文章なので、切ってみるわ。

コンドル日記TOOL4より

立川競輪場に1万人以上のファンが集まり、記念開催、京王閣のグランプリも2万5000人、しかし東京であれば当然かと。田舎者にとって、沿線を走る電車は10分を待たず、それも20両近く、満員に近い人間を運んでる様を見れば他のギャンブルと比較すれば少ないかと。昔の競輪にはもっと魅力があったので普通開催でも1万はおろか3万以上が東京圏内、その波が地方でもと成り、競輪は隆盛を極めたものをと考えたら将来はどうなるのか。


昔の競輪(昭和30年代)に魅力があったというよりも、要はモノがなかなか手に入らない時代であり、カネはあってもモノは高しという時代でもあったから、レジャーも他にないし、ま、ある意味、「仕方なし」に競輪へ飛び込んだ「若者」(昭和30年代の競輪といえば、今とはまるっきり違って20代、30代のファンが多かったらしい。信じられん。)が多かったともいえる。

それとパチスロなんてものはその当時なかったし。いまや若い連中はせっせとスロ通い。その違いってのも大きいな。

ただ選手の「真剣味」という点においては、昔のほうが恐らくあったのではないか。今の競輪って、見ていても「つまらない」し、賭けても面白くない。よってよく立川に1万人の客が入ってくれていると思うよ。


それは100万都市の広島、そしてそれ以上の大阪・名古屋・北九州に神奈川・千葉・埼玉・京都、それに近い熊本・岐阜・奈良・和歌山・松山・高松・久留米・佐世保・大分と数え上げればキリがありません。入場者が5千人を割り、3千人そして2千人、1千人が現状。売上は3連単主流になり1人当りの購買額は2万ちょいに、枠複・枠単の時代は4~5万だったのはギャンブラーが認めて勝負していたから。的中させる喜び、そして推理させる楽しみが競輪の醍醐味であり、頭を使う若者に先を読むのが好きで得意な囲碁・将棋の名人に、著名な小説家の方々も戻って来られるのでは。


戻りません。

囲碁・将棋の若手棋士が競輪を好んでやるって聞いたことがないもんな。また興味すら沸かないんじゃないか。

「碁打ち」で部類の競輪好きといえば、「ろくでもないクソジジイ」としても有名な藤沢秀行名誉棋聖がいるが、藤沢のジジイは若い頃、稼いだカネを競輪や飲み屋に全部つぎ込んで、競輪の負けだけで家の5軒分ぐらいは吹っ飛ばした、なんていう、「武勇伝」まであるらしい。

だからこそ、

「秀行先生(って一応そういわねばならない)のような生き様はとても真似できません。」

と若い連中が「敬遠」してしまって、結果、競輪に興味さえいかない。でも確かに、今の時代、藤沢のクソジジイのような生き様になってもらっては困るんだよなぁ。

藤沢のクソジジイの奥さんってのがたまたま本当に「強い人」で、借金や愛人ばかり抱えてきたこのどうしようもないジジイとずっと「婚姻関係」でいてくれたからいいようなものの、今の時代だったら間違いなくすぐさま離婚だろ。したがって若い碁打ちの連中に、

「競輪なんかに首を突っ込むと、秀行「先生」みたくなる」

という先入観があるのかもしれない。となると、誰が競輪なんかやるものか。


その当時のルール・制度・賭式で育った昭和10~25年までの人達が現在のファン、それも8割強を占めてる事実。ならば一度解体して全てを戻す勇気も必要なのでは。


戻してもいいよ。ま、よく持って2年。それで「お終い」。競輪はもう「あの世行き」で~す。

だいたい一本棒のレースばかり続いて、客が果たして面白いというように思うか?まず思わないだろ。若い連中ならなおさらそのように感じる。

とにかく、競輪には今、「スリル&スペクタクル」っていうものがないんだって。

ジャンが鳴っても、「ノロノロ」。まだばんばの馬のほうが一生懸命「走っている」分、スリル感があるっていうもの。 少なくとも、今の競輪の形態を、競輪をやらない、知らない人が見たところで、寄り付こうとはだ~れも思いません。

と、ま、ここまでは相も変わらずの「妄言オッサン」だなぁ、と思うばかりの日記の内容であるが、これ以降からはかなり「真剣な話」なので、次以降はよく読んでみよう(って毎度おなじみのフレーズが出てくるだけだが)。

選手にタキシードを着せて満足されるだけでなく、飾りだけでなく権勢を振るいたいならもっと競輪の実態を勉強して如何にして競輪を残すべきかを考える時でしょう。そうしないと赤字を補填するのも無理な場が次から次に廃止を訴える事に成るのでは。別に「競輪」が消滅しても誰も困らないし、運動も起きないでしょう。


このあたりはさすがにT社長じゃねぇか、と思うようなフレーズが出てくる。確かに、別に競輪が消滅したところで困る人間なんてほとんどいない。むしろ、

「やった!社会の「ダニ」が消えてなくなった!」

とギャンブル大嫌い(といいながら宝くじをせっせと買うような)ババア連中は喜ぶかもしれないぜ。とにかく、赤字の垂れ流し開催を強要させ続けること自体、危機感が全くない現われ。


選手にしても野球・サッカー・ゴルフはプロであっても活躍しなければ20才代でもクビになる世界、ならば「競輪」を残すために今一番必要なのは赤字開催の返上は誰しもが知ってる事。そのためには選手削減は必要。FⅡを辞めれば現在の流れなら5~10年は持つし、その間に復活の道を考えれば良いだけの話。47場を残す前提で真剣に取り組んで欲しいと今年もくどいくらい訴え続ける所存。理想は月1回、そして場外を含め日曜を挟み4日間の4節がベスト。そうすれば赤字は減り、年1回の記念(特別)で大黒字。そしてファンにも休息を与えられ、家庭不和も少なくなると云うもの。


いいこというじゃねぇか。少なくとも、「頭を使って」とかどうとか関係ないんだって。

F2はとりあえずは今よりも半減すべきだろ。

それと選手削減か。いいねぇ。どんどんやれ!とりあえず、5年で1750人切れ!

A3全員、それだけじゃ「足りない」から、A2下位もクビ。

ちなみに掲示板でも書いたけど、これらを「切る」ことで、年間約80億円の賞金総額が恐らく「浮く」。

さらにF2は3日間で1500万円も賞金総額を出すという「無謀ぶり」だから、半減させれば賞金総額だけでも年間約1億の「節約」。これに開催諸経費も節約できるから当然のことながら+αってことだな。

ま、小倉とか前橋みたいなところは逆にF2を減らすと固定費が捻出できない、なんていう問題があるらしいが、少なくとも今の流れからいって、F2ではまず「稼げない」、赤字をただ垂れ流すだけ(小倉は今、F2の開催はほとんど行われていない)に過ぎない現状を考えると、T社長のいうように、F2は全廃させたほうがいいかもしれない。

ただ私は、F2全廃というのには反対だけど。

あと全開催4日間制なんてことも書いているが、4日間制だと本当に客は「持たない」。せいぜいG1とG2ぐらいで十分。

また、今の流れからいってあと5~10年は持つ?甘いよ。そんなに持たないよ。

オッサンは国際大会とか自転車競技のことについては全く無関心で、毎度話さえ出さないばかりか、たまに出せば、

「あんな「遊び」」

みたいなことをいうけど、NHKのBSでグランプリ中継をやる際、やはりどんな選手を一番クローズアップさせるかというと、五輪で活躍した選手を真っ先に取り上げる。

去年の場合だと井上昌己だな。あと神山が出たときは必ず、

「神山選手、今年はどうでしょう?」

という話が出てくるし、おととしは、

「伏見選手、「金メダル」の可能性は?」

だからな。

「だから」大事なんだって。国際大会で実績を上げることが。

ま、去年の場合は吉岡の引退レースということもあって吉岡の話も少々取り上げてはいたが、やはりNHKとすれば、吉岡よりも五輪・世界選での良績組のほうが話題としては取り上げやすいんだって。

ま、グランプリにテオ様が出てくれば言うまでもなくNHKだったら、

「世界のボスは果たして?」

という話に終始することだろう。

競輪は本当に、「世界」に面と向かってぶつかっていかねばもう、後はない。70代が主流となりつつあるが、要はこの年代に突入すればだんだん競輪を「やれなくなる」年代でもあるわけだ。

形だけ「昔に戻した」ところで、「中身は」もうその頃には戻れないのが今の時代。

昔を「壊し」未来を作る。その流れにあがなえば、ただ消え去るのみである。 

コメント (2)
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