私が医者になってまだすぐの頃、85歳のおじいちゃんが股関節に
人工関節をいれてほしい、と九州より来られました。
今やったら85歳の人工股関節置換術も患者によっては「あり」な手術かな?
と思う時代になりましたが、10年以上前の話なんで
私:「その年齢で人工股関節ですか?手術せずに様子みるのはどうですか?」
私の「その年齢」という言葉がおじいさんにとってよほど
ショック
だったらしく、その後、何回も「あのときはショックでした~」
と言われてしまいました・・・
結局、手術をしたんですが、その後もずっと年賀状をくださり
「まだお元気にしてるんや~
」と思ってたところ、
今年は年賀状のかわりに「もなか」が送られてきました。
さっそくお礼の電話
を
まだ、なんとか一人暮らしをしていること、今年はかぞえで99歳になること、
足の調子はまあまあであること・・・
今、この患者さんから学ぶことはあの当時の「手術をしない」という私の判断は間違っていて
患者さんの「手術をする」という選択肢が、結果的には正解やってんな~。
というのも、あのまま手術をせずに、痛いながら家の中での生活をしていたら、
足腰も弱り、認知症なっていた可能性があったのでは?
人工関節をいれたあと、いつもの公園まで歩いて鳥にえさをあげるという
趣味が継続できたことが、今の患者さんの自立を助けたんではないかな
耳は遠くなってますが、認知症もなく、はきはきしゃべるおじいちゃんに
電話をきったあとはなんとも言えない喜びが。
いつまでもお元気でいてください
人工関節をいれてほしい、と九州より来られました。
今やったら85歳の人工股関節置換術も患者によっては「あり」な手術かな?
と思う時代になりましたが、10年以上前の話なんで

私:「その年齢で人工股関節ですか?手術せずに様子みるのはどうですか?」
私の「その年齢」という言葉がおじいさんにとってよほど
ショック

と言われてしまいました・・・
結局、手術をしたんですが、その後もずっと年賀状をくださり
「まだお元気にしてるんや~

今年は年賀状のかわりに「もなか」が送られてきました。
さっそくお礼の電話

まだ、なんとか一人暮らしをしていること、今年はかぞえで99歳になること、
足の調子はまあまあであること・・・
今、この患者さんから学ぶことはあの当時の「手術をしない」という私の判断は間違っていて
患者さんの「手術をする」という選択肢が、結果的には正解やってんな~。
というのも、あのまま手術をせずに、痛いながら家の中での生活をしていたら、
足腰も弱り、認知症なっていた可能性があったのでは?
人工関節をいれたあと、いつもの公園まで歩いて鳥にえさをあげるという
趣味が継続できたことが、今の患者さんの自立を助けたんではないかな

耳は遠くなってますが、認知症もなく、はきはきしゃべるおじいちゃんに
電話をきったあとはなんとも言えない喜びが。
いつまでもお元気でいてください
