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大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

肉食女医

2013年07月16日 | 仕事
先日、とある整形外科の女医が再婚したという話題で
職場の上司とだべってところ、
1回も結婚していない女医が多い中、再婚ってすごいな~的な。

ふとそこで整形外科の男性医師が
「整形外科の女医って仕事内容も肉食やからか
男に対しても肉食傾向やな」・・・

ん~ たしかにそう言われると、私の周りの整形外科の女医の結婚率、
内科とかに比べたら高いかも。

意外な盲点やったわ。



私、久しぶりの患者

2013年05月02日 | 仕事
ついに、最後の親知らず(親不知)抜きました
以前、右下の親不知を抜いたときは、抜歯後、鎮痛剤が効かない
痛みで、顔も腫れまくって、あまりの痛さに3日後、受診したら
無料に?!してくれたのはなんで????

ということで、「術者は選ばんとあかん」ということを身を持って感じ
今回は、腕がいいと評判の口腔外科の部長にお願いしました。

日本の保険制度のすばらしいところは、保険の種類、支払っている保健料に
関係なく自分で医者をある程度指名できるところやね。

でもいざ、はじまると、前回のトラウマか体コチコチで、
というのも、前回は麻酔がまばらにしか効いてなくて、「先生、痛いって!!!」
ってもだえ苦しみながら抜いてもらったので、
そりゃ、トラウマにもなるわ~

でも、今回は麻酔を必要なところに必要量を打ってもらうと、
全く痛みなく抜歯してもらえたのでした

麻酔が効くと冷静になるもんで、先生が抜歯のときに使う器具をぞんざいに
私の胸の上に放り投げながら、また持ったり放り投げたり、といかにも
男性的な乱暴さに笑いがでてきました。そのほかは至って思いやりのある
対応で、またそのギャップが余計笑いのツボにはいってしまって・・

まあ、無事に終わったんですが、体質ですかね?
左半分の顔が腫れすぎて、左だけ特殊メイクみたいになってます

ドイツの師匠

2013年04月29日 | 仕事
2004年から夫の留学についていったときに、何もしないのもなんだかな~
と思い、偶然研修することになった病院の先生がProf.Pennig

 

今回は手外科学会に招待講演で来られ、私と私の次に留学に行かれた
H先生とともに、Pennigご夫妻のお供です。

リクエストが「昼に寿司食べて、友人のみやげにギャグとして
日本のタクシーにつけてるレースカバーを買うこと、そして
神戸牛を買うこと。」

寿司屋って昼間開いてないとこ多いんですね・・・
探すのに苦労しました。

しかも、レースカバーって・・・
オートバックスってドイツでもそうやと思うけど、三宮などの
都会から離れたところにあるやん~ 普通。
でもしゃーない、リクエストやし、と思いながら
もし、離れたとこまで連れて行って、売ってない!となったら
場の雰囲気凍りそうで、事前に電話してよかった~
売ってないとさ。

お決まりの神戸牛探しは、いつものことなのであらかじめ
「必ず神戸牛を売ってる店」をチェックしそこへ案内するも

結局は奥様の「神戸牛は霜降り過ぎる!」という意見で
どこ産ともかまわずフィレを買ってた
教授は最後まで「神戸牛・・・」ってささやかながら主張してましたが
全く聞きいられず。
世界共通やな、かかあ殿下ってのは。


外科医は営業職

2013年04月12日 | 仕事
若い頃は外傷、つまり骨折の手術を中心にするので
救急で運ばれた患者さんが「この病院がいい、悪い」関係なく
入院したところで悩む時間なく手術になる、
といった感じだったんですが、

仕事の年数が増えてくると、近所のクリニックから紹介をうけた
病気の患者さんを診察して、必要なら手術の説明をして手術、
となる慢性疾患が増えてきます。

そうなると、なんでこの手術がいるか、しないとどうなるか、すると
どうなるかを説明し、必要な手術の場合、患者さんを説得しないと
いけないんです

「がんで手術」「骨折で手術」って言われたらほどんとの人が
「必要な手術や
ってわかるねんけど、
例えば手の神経の手術、となれば
今のところ不便ながら使えてるねんけどな~
患者さんからしたら避けれるものなら避けたいのが手術。

で、いつも思うのが「手術って営業やな~」
と思うのです。
特に、相手が高齢者の場合なんて、何度説明してもあまりわかってない
感じで手術することもあってそんなときってなんだか
自分が強引な営業している気分なんです。
でも、手術をしたらよくなる、ってわかってるものは
やっぱ勧めたいですよね~

手術中に

2013年04月08日 | 仕事
以前、手術中に他の病院から「手術が必要な患者さんを引き受けてくれないか?」
と依頼がありました。

でも、今、まさに私は手術している途中なので、返事することもできず
とりあえず手術終わるまで待ってください、とその病院に返事したところ
その患者さんのご家族さんより怒りの電話・・・
電話までしてくる人は少ないにしても、似たような状況で
怒りを買うこと、多々あります。
患者さんの立場からすると早くしりたいもんね~

でも逆に自分の家族の手術中に
私が手術を中断して引き受けるかどうかに専念したらどうなんやろ?

「手術を引き受ける」ということは、どんな病状で、年齢はいくつで
全身麻酔が必要か、局所麻酔なのか、合併症はないのか、などの
患者さんの状態を把握した上で
手術室の空き、麻酔科の空き、病棟の空きなどをチェックして
はじめて「手術を引き受ける」ということなんですよね~

確かにそれを一般の人に知っとけ、というのは無理かもしれんけど、
あまり気分よくないよね

家族が病気になって冷静にというのも無理やけど、
私が分身の術を身につけているならまだしも、身につけてないので
いっぺんに二つのことはできない、という
病院の事情もわかってね

私色に染まる

2013年03月13日 | 仕事
この仕事も15年するとふと気づいたこと、あります。

患者さんが初診で来たときと明らかに人柄が変わっていくことに・・・

先日も中年男性の患者さんが再診で来たんですが
1年前、はじめて来たときはガラの悪いというか威勢がいいというか
「先生、痛いやないか!はよやってくれや!」
ってな調子だったんです、この横暴ぶり、許しがたいですよね

1年たった昨日は
「先生、今日も注射やってほしいねん

こういうのんっておじさんに多い傾向にあるかも。
やっぱ人間、痛みが改善すると穏やかになるものなのか、
はたまた、患者さんが主治医色に染まってくるのか。

この患者さんの変化ぶりを見るのも楽しみの一つになってきました

特におじさんは「若い女医」には横暴な人も多くて
そういう意味では「中年女医」になってしまったんやな~と悲しく思うのでした


動物好きを装う

2013年03月09日 | 仕事
病院から支給された院内履き。
なんともかわいげなく履き心地悪い靴であるが、汚い履きなれば靴
はいてるよりましか~

そこで、美術専攻で短大を卒業した秘書さんに楽しげなイラストをお願いしたところ

   

全然犬好きでもないんですが・・・
世の中ペットブームでこれを履いていると犬好きの患者さんの
高感度抜群!なんですよね~

   

本当は犬だけでなく「動物恐怖症」の私なんですがね。

大学生の頃、ウサギの実験の数日前には「ウサギがやっと抱けた夢」
でうなされたり、
オーストラリアのカンガルー野放し園に無理やり連れて行かれ
腰抜かして後ろに倒れたり・・・
私の動物体験記を語りだしたらきりがないんですが

とりあえずこの靴はいて「動物好きな優しい先生」を装っておきますわ。

健康寿命

2013年03月06日 | 仕事
先週、骨粗しょう症の薬の説明会で
「健康寿命 男71歳、女74歳」ということを知りました。
ちなみに、平成22年の「平均寿命 男81歳 女88歳」

つまり、平均寿命は長くても元気でおれる年齢は70歳前半まで
ということやん

先日、うどん屋のおかみが
80歳現役でバリバリ働いている姿がテレビにうつってましたが、
見た目は70歳、歩き方50歳、と若々しく
そういう姿みたら、

元気な老人になるためにはのんびりせんことか?!
と思っちゃいますよね

パンストの穴

2013年02月28日 | 仕事
数年前から足指の付け根裏にタコができるな~
と思ってたら、
先日は新しいパンストが1時間履いただけで親指やぶける×3日連続
という恐ろしい事態に!!

なんで?!

原因追究すると、

足には土踏まずの縦アーチと足指の付け根の横アーチというものがあって、
この横アーチが崩れるとタコができます。

本来なら、親指と小指で体重受けるのが、横アーチが崩れると
足の幅が広がって、2番3番目の足指の付け根まで地面についちゃう。

そう、最近、足の幅、広がったな~

で、元々親指は第1関節が上向いてるので
この横アーチが崩れることによって
→より親指が上向く
→パンストすぐ穴あく
→もったいな~い

ということになってしまうんです。

そこで、靴に合わせて足底板を作ってもらったらいいんですが、
靴ごとにつくられへんし、下敷きいれたら靴きついし~
という人にぴったりなのがサポータータイプ

   

なんだか足裏持ち上げられて気持ちいい~

ネットでも買えますよ。


2013年02月21日 | 仕事
 「今年中にもiPS細胞を使った世界初の治療がスタートする」
というニュースがつい先日ありましたよね~

色んな病気で治療法がない人たちに希望の光が!

ところで、山中先生がノーベル賞を受賞されたときに
ノーベルチョコをおみやげに1000個買ったそうですが

その1枚、うちにもやってきました

   

たまたま旦那様が携わった仕事が「再生医療」で
しかも、これだけ成果を残せた山中教授と少しでも
一緒に仕事ができた、というか、これだけすごい研究に
携われたというのは「幸運」といしかいいようにないんですが、
その仕事をまっとうして、その分野で必要とされている人間になっている
ことが尊敬します、
自分にはできないことなんで・・・

人生って短いな~って最近思うんですよね。
その短い人生の中で、偶然にも貴重な体験や仕事ができ、でも、
偶然でもそれに努力を足してそれが実るともっと素晴らしい結果に
なるんですよね~