2022年(令和4年)2月11日(金) 晴れ
犬は体調が良いようだ。今でも夜に3,4度犬を庭に連れ出して用足しをさせている。その時、糞をする時もあるが、形を保っている。良々である。が、用が済んでも犬が庭にいたがるので困る。じっと立って、体と首を直角に曲げて遠くを見ているようだ。こんな深夜に何かがいるわけもないのに。猫が激しく泣く時もあるが、今夜は眠っているようだ。少し待って、リードを引っ張り、抵抗が少ないと判断すると犬を引っ張って中に入れる。問題は入ってからだ。犬は寝ていた自分の布団の所に行かず、コツコツ爪音を立てながらゆっくり室内を歩く。深夜徘徊だ。ラブちゃん、ねんねするよと言って、犬を後ろから押して布団の所に行かせようとするが、なかなか動こうとはしない。もう放っておくしかない。そのうち犬は布団の上で丸くなって寝た。こっちは眠くて仕方ない。犬も屹度、そうだったのだ。
犬はドッグフードをあまり熱心に食べようとはしなくなった。もうかなり前からになる。それでTVでも宣伝しているチューブ状の容器に入っている液状の餌を与えている。犬がそれを気に入っているのは私がそれを袋から取り出すとそそくさと寄ってくるのでよく分かる。美味しいかと話しかけながら与える。開封した端から犬はチュルチュル吸うようにして食べる。いわば流動食である。これが人気があるのは人にとっては最後、犬の舌と自分の指が触れるところだろう。犬にとっては噛まなくともスルスルと胃袋に入っていくからだろう。日に2,3本与えている。
それでも依然として主食はドッグフードだ。餌皿に入れてもすぐには食べなくともその内なくなっている。他に食べるものがなければ、私が与えなければ、犬はそこにある食べ物を食べるしかないのだ。それが犬の健康につながる。
朝の散歩で犬が平らな路上で転んだ。もうかなり明るくなっていた。私のリードの引っ張る方向と犬が進もうとしていた方向が違ってバランスを崩したらしい。犬が高齢化していることを認めるしかない。
夕方の散歩でも犬はゆっくりゆっくり歩いた。朝より心許ない足取りでゆっくりだった。