「トラ&プー」の気まぐれとしたたかさで、世の中はグラグラの大激震。いつ鎮まるともしれない揺れが続き、なんとも足許の覚束ない日々が続いている。対処しようにもその方策が全く見つからないという苛立ちの日々でもある。
そんな中、九州熊本を襲った地震の本震と言われる揺れの最も大きかった震度7の発生から、今日が9年となる。あちらこちらで追悼行事が行われた。
いつも言われることだが、地震や津波など予期しない不慮の災害が起きるたびに、普段の備えはどうだったか?抜かりはなかったか?必ず議論される。そして死者など被災者が出たりすると、災害発生時の担当部署の責任者が何らかの形で責任を問われる。
災害発生の規模を予測して対策を立てる。その予測した規模以下の災害なら対策が生かされる。ところが東日本大震災の大津波のどでかい規模を誰が予測し得ただろうか。地球温暖化など地球規模の災害の大きさ、強さは人知をはるかに超えた威力で襲い掛かる。それらに対する災害発生への備えを、個人の生活レベルに求められても対応できるかどうか。難しいところである。
差し迫っている南海トラフ地震・津波の発生予測は逼迫しているが、正直なところ、満足な対策ってどこまでを言うのか理解できていないし、結局は近くの高い所に避難する、といった程度の非常に曖昧な答えしか持っていない。
トラ&プーが引き起こす世界の恐慌や侵略戦争のごたごたさえ何ともできない現代社会の中で、地球規模の自然災害が発生したら、いったいどう対処するのか、困っている。そんな災害が身近なところで起きないことをお祈りするしかないのかね~。