「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「一人の男の花道を」

2022年11月02日 | カープ一喜一憂

             

カープから巨人へ希望して移籍する選手は多い。これまで何人も見てきた。その逆に巨人からカープへ移籍する選手は滅多にいない。
なんでじゃろう。ま、つまらん詮索をするより事実がはっきり表われているのだから、そだね!で置くとしよう。
今回電撃的に決まった、カープから巨人への移籍、それも超の付くベテラン長野久義選手が巨人軍に帰ることになった。

カープ球団本部長鈴木清明氏の温情というか、男気というか、そんな粋な計らいで一人の男の花道を作ったという心温まるお話し。
「ドラフト指名を2度も棒に振って、やっとこさ待望の巨人に入団した長野選手が、ユニフォームを脱ぐのはやはり巨人であろう」という思いやりで巨人復帰が電撃的に決まった。では、なんで彼がカープに来たのか?
言わずと知れた、巨人特有のやり方で、自軍を強くするためには、強い相手の主力選手を引き抜く。そのための人的保証で仕方なくカープのユニフォームを着ることになったのが長野選手であった、というのが本音であろう。

ま、遠い過去を振り返って繰り言並べるより、今回の粋な計らいで、長野久義という著名な選手の花道を作った美談と、それに応える長野選手のカープに対する愛情表現や古巣に戻って頑張ろうという笑顔の別れもよかった。言うなれば丸く収まったいい話である。

カープには、黒田博樹という素晴らしい投手がいて、アメリカ大リーグで大活躍している最中に、「ユニフォームを脱ぐとき(選手を終える時)はカープのユニフォームで」といってカープファンを唸らせて復帰した上に、リーグ3連覇を果たす原動力になったという生きたお手本があるにはあった。同じように来シーズンから指揮を執る監督「新井さん」も、カープから阪神へ行って戻って来た人である。

プロとして活躍する選手としての短い一生なのだから、思いも悩みも色々あるだろう。兎に角今年はもう終わった。シーズンオフを上手に生かしてまた来年、楽しい野球、手に汗握る素敵な技と技の闘いを見せて欲しいものだ。長野選手、巨人復帰お目出度う!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい