地域の底力ここにあり…… 爆発!主婦パワー!!
市の中心部から4・5㎞しか離れていない我が住む地区。
過疎化の波が押し寄せているには違いないが、高校、中学校が各1校。小学校が2校。計4校が健在で、総人口は市の10分の1に相当する12000人を超える、大きい方の地区ではある。そんな地区を挙げての体育祭と言う名の運動会が、この時季に開かれる。
人口分布をおよそ4等分して、赤・白・青・黄色に色分けした地区対抗戦となる。
老若男女こぞって参加して我がチームに声援を贈る。深まりゆく秋の一日を楽しむにはもってこいの一大イベントである。
51の自治会をまとめる連合自治会が中心となり、営々と続けられ今年で54回を数える。言うなれば半世紀以上の歴史と伝統を誇る息の長いイベントでもある。
その一方で、高齢化や自治会活動から得られるメリットを計算して、自治会そのものを脱退する人が後を絶たない現実もある。
本当に高齢化が進み一人暮らしなどになったときこそ、隣近所の支え合いが必要になるのではないかと思うのだが。
人それぞれの考えや自己チューがまかり通る、厄介なご時世ではある。
そんな時代の中にあって、毎年1000人を優に超える人々が集まる体育祭。他地区には見られない、自慢の出来る自治会活動とも言える。
そこには、ママ友や主婦連、サークル仲間のつながりなど、女性パワーが欠かせない。
色んな問題を抱えながらではあるが、こうして続けていくことで、きずなの灯が受け継がれていけるといいな、とつい思ってしまう。
田舎だからできること。これが田舎のいいところ。田舎の秋を満喫する瞬間である。