「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

『季節の風物詩」

2019年10月20日 | 季節の移ろい・出来事

 
      レジャーボートがひしめく瀬戸内海               ボートの舳先に立って釣りを楽しんでいる

今年もまたその季節がやってきた。
瀬戸内海の沿岸近くに、レジャーボートがひしめくように群がっている。ボートの舳先に立って、釣り糸を垂らしているのが見える。
この季節、小イワシが周遊して瀬戸内海沿岸に入り込んだのであろう。それを狙ってヤズやハマチがやってくる。
そのヤズやハマチを人間様が狙って集まってくる、と言うおなじみの構図である。
但し地元の漁師さんの話では、魚の数より船の数の方が多いようなことでは、そうそう釣れはせんじゃろう。と冷ややかに笑っていたが、果たして釣果はどうなんだろう。

先日の台風19号のときは、波穏やかと言われる瀬戸内海でも、さすがに白波を立てて牙を剥いているように見えた。あの時は波の高さも2mに及んだ。それでも外洋の平穏時程度なのだから、普段は如何に穏やかな海であることがうかがえる。
ひとたび風がおさまり、荒れが引くとまるで鏡のような海面となる。今日の海面は鏡のような、ではなく晩秋特有のマジと呼ばれる西の風で小さな波が立っている。飽くまでもさざ波程度であり、波の高さから言えばせいぜい50cmといったところか。日本海や太平洋といった外海に面した地域から言わせれば「こんなのは波とは言わない」ということになる。

関東、東北方面の災害復旧の困難さを思うと本当に胸が痛む。
そんな折、このような風景をアップするのは確かに気の引ける部分はあるが、日本列島は縦長で広い。
今は被災地として、生き抜くことに精一杯でお気の毒であるが、再び平穏を取り戻した時にはまたこのように、趣味にも手を出せる豊かな日々が戻ることを信じてやまない。その時が一日も早く来ることに希望をつなぐ風物詩の1枚として、ご寛容いただければありがたい。

コメント
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