「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「キノコの花」

2014年09月26日 | 季節の移ろい・出来事

                

3月の何日だったか、市保健センターというところから、若い女性の声で「健康診断結果に異常がみられますので、今後の健康管理についてご一緒に考えたいと思いますので、一度お越しください」という旨の電話があった。
「自分のことは自分が承知していますから・・・」と大方の場合お断りをするのだが、その時は少しだけ気になる部分もあって、言われるまま出向いてあれこれ話してきた。

お腹周り3cm減。体重3kg減。昼食の内容と量の見直し。などいくつかの計画目標を定めた。というか、誘導尋問に乗せられ目標値を定めさせられた。
目標達成に向けての行動計画も述べさせられた。お城山登りを週に〇回。伸張腹式呼吸を毎晩5分・・・などと立派げなことを宣言した、のかな、させられたのかな。 あれから半年。

そんな努力をしたという実感がないまま過ぎた。たま~~にお城山に登る程度の運動量。ウオーキングも、なんだかんだと忙しさを理由にサボりがち。
体重が一気に増えたわけではないが、お腹周りの出具合は、我が人生始まって以来のダブつき感にさいなまれている。
同時に、何かしら胃の周辺に違和感をおぼえるので、何はともあれ健康診断に行ってきた。
さしあたっての健診結果は「特に異常はないね、まあこんなもんでしょう」と主治医の言葉。「こんなもん・・・」とは、年相応ということなんじゃろうか。
思い切って胃癌検診を申し込んだら、1ヶ月先に胃カメラ検査をしましょうということになった。

そんなこんなで、久しぶりにお城山に登ってみたくなった。さほど暑い日でもなかったが、途中から汗がしたたり始める。
お城に着いてひとやすみ。汗を拭うとタオルは重くなるほどの濡れよう。普段の運動不足を絵に描いたように見せつけられる。
爽やかである。頂上でひと休みする時の快感は自分にしかわからない。「これからはもっと登ろう」と誓わせる。なのに、降りてくるとコロッと忘れて、何かの理由を付けては足が遠のく。

汗を流すのも最高に心地いいが、途中の山道には色んな模様が見えるのがまたいい。
8月初めのゲリラ豪雨は、お城山を直撃したわけではないが、あっちこち山肌が崩れかけた生々しさも見せつける。
そして時季は秋。キノコも活発である。ただ、マッタケはこういった雑木林には生えないのが残念ではある。
マッタケは見えないが、大きなクヌギの根っこに真白い花を咲かせたようなキノコを発見。

♪♪ ドブに落ちても根のあるやつは、いつかハチスの華と咲く~ ・・・ ・・・♪
ご存知『フーテンの寅さん』主題歌の一節が、何の抵抗もなしに頭に浮かんだ。
キノコも地面ではなく、天に伸びるクヌギの根っこを我が家として見事に花開いている。
純白である。周囲に不釣り合いの色合で見る人を楽しませていた。こんな生命力を持ち続けたい、ふとそう思う。キノコには勝てないのかもしれないが。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい