「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ウオーキングツアー」

2012年05月23日 | 趣味・・エッセイ

          
                     熊野古道、語りべさん(友人ブログ拝借)

今、ウォ-キングツアーが静かなブームだと言う。
目的地までバスで行って、目的の場所を数時間かけて歩き、またバスで帰ってくる。大勢の初対面の他人と同行するわけだが、単独でも参加できる気安さはあるようだ。

富士登山に始まって、色んな山歩きや沢歩きなど、日帰りか一泊の単発的なツアーが結構人気商品らしく、旅行会社も力を入れていると聞く。
山口県にも、萩往還ウォーキングというのがある。日本海側の萩から、明治維新を成し遂げた多くの志士が行き来した道。瀬戸内海に面した三田尻(現在の防府)間を歩くツアーである。これとて1泊2日と2泊3日コースがある。

そんな折、友人が熊野古道ウォーキングツアーに参加、このほどその全てを踏破。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山を制覇。その頑張りと気力体力に心からの敬意と祝福をお贈りしたいと思っている。

この世界遺産にも登録された信仰の道、熊野古道ウォーキングコースの中でも、起伏の激しい紀伊路、中辺路全15回を無事達成された。
熊野古道ウォークは、月に1日、8~12キロを歩く。8月は休みとなるので、順調にいっても15カ月はかかる計算になる。友人の場合、スタートしたのは2010年10月であった。昨年の台風被害による山の崩落、古道の破壊などでツアーが中断された。再開を待って、ようやく述べ21カ月に及ぶ満願成就。喜びもひとしおであろう。

天候を気にしながら、服装も真冬から真夏まで、しかも体調管理は言うに及ばず、常に日常の中で足腰の鍛錬は要る。そんな気の遠くなるような日数を耐えて手にした喜び、如何ばかりか。アップされるブログで、その時その時のご苦労をただ想像するだけの身は楽である。が、段々回数が重なるにつれて我がことのように肩に力が入る。

語りべさんの説明に丁寧に耳を傾け、多くのことを知ろう、そのためには書物による予習も怠らない・・・そんな前向きな姿勢を実質2年に及び遠く近く見せて頂いた。
果たして自分にもできただろうか。途中で膝が痛いなどと逃げ出していたかもしれない。

1000年という古い歴史を持つ熊野行幸。本当にチャンスが巡ってきたら挑戦するのだろうか。満願成就の喜びを迎えられるのだろうか。ウ~~ン・・・?

コメント (6)
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