「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「裏年か・・・」

2012年05月24日 | 晴耕雨読


            例年の半分にも満たない梅の生り具合。裏年か

この時期の恒例行事、梅の下刈りに大汗を流した。
川のせせらぎも例年通り、ほったらかしの草の伸び具合も例年通り。ほぼ似たような毎年の風景。ただ一つ目をみはったのは、梅林の一角に咲く可憐なアヤメの花。

周囲の薄緑を従えるが如き濃い紫色が見事なコントラストを見せる。
これから2時間余りのしたたる汗を予想してか、ハナから気持ちを和らげてくれているようだ。花言葉は「良き便り」「吉報」「あなたを大切にします」となっている。

ところが、草刈り機を駆使しながら見上げる梅の木は、こんな花言葉とは無縁のように、実の数が極端に少ない。しかも小粒で、昨年よりもっと見劣りする。
大豊作だった一昨年から考えるとまるで半分以下に見える。裏年かなー。
「たわわに・・・」とか「枝がしなるほどに・・・」などと言う表現は全く当たらない。

いつまでも厳しい寒さが続き、梅の開花が2~3週間遅れたという気象変化は確かにあった。それにしても花が咲いたことには違いはない。花が咲けばそれなりの実が生るだろうと思うのが自然であろう。が、自然はそんなに甘くない。特に生りものの場合、異常気象には必ずと言っていいほど異常な結果をもたらす。つまり、普通どおりには実らないということ。それでも下刈りは下刈り、汗を流さないわけにはいかない。

収穫まであと1カ月。少しでも実太りするのを待つことにしよう。
残念ながら今年は、青梅外交が出来そうにない。当然梅ジャム使節も控えめになるのだろう。惜しいことだが仕方がない。こんな不作がもしも我が家だけの現象だとしたら、思い当たるのはただ一つ。忙しい忙しいと言って剪定の時期を逸したこと。剪定はもちろんやったのだが、例年より3週間ばかり遅かったことを認める。

梅酒での晩酌の期間が短くなるのを我慢しよう。そして来年に夢を託そう。
あまりにも正直な梅の木に、襟を正して時季を外さないお付き合いをして行こう。

コメント (8)
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