2週間は遅れたが、確かな春を呼ぶ梅の花
♪♪ 三日遅れの便りを乗せて 船がゆくゆく波浮港・・・ ・・・ ♪
と作詩されたのは星野哲郎さん。
今年の梅がようやくほころび花を見せてくれたのは、昨年と比べると2~3週間遅れ。
三日遅れくらいなら可愛いもんだが2・3週間も遅れてはねー。いささか気がもめる。
小さな庭の小さな梅の木。
今年も真っ白い八重の花を、ややうつむき加減ではあるが、寒さに耐えてほころんだ。
そう言えば、昨年は梅のほころびは例年通りだった。が、寒アヤメが季節になってもまるで咲かなくて、3月に入ってようやく咲き始め、狂ったように咲き乱れたのを思い出した。
今年の寒アヤメは12月終わりごろから順調に咲いたのに、梅の開花が遅れた。
なんかしらちぐはぐな、昨年今年の冬ではある。
『 梅さくや 白くも濃くも 大自在 』
学問の神様・菅原道真を祀る、京都北野天満宮は、天満大自在天神・北野聖廟とも呼ばれた。と、京近江名所句巡りに記されている。
遅れようとも弥生3月の声と共に見事に咲いた梅の花。
だから、何がどう変わるというわけでもないが、これまで生きてきた中で、3月という月は何かしら節目となることが多かったように思う。
節目の年に迎えた節目の3月。意識して大事に過ごしてみよう。