「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

那珂川の鮭

2008年10月15日 13時05分11秒 | 水戸
那珂川の鮭

水戸市の北側を流れる那珂川は、水戸に住むものにとって、農業用水や水道など多くの恵みを受けている。支流の桜川や千波湖は市民の憩いの場だ。西の谷の湧き水も桜川に注ぐ。
源流は栃木県の那須岳(標高1,915m)に発し、河口まで150km、四国の四万十川は清流として有名だが,那珂川も引けを取らないと思う。

今の季節になると、那珂川に遡上した鮭と鮭の卵が魚屋の店頭に並ぶ。
そろそろかな?と思っていたら、魚屋の店頭に並んでいたので、早速買い求め昼飯とした。この季節、新米の薫り高い焚きたてのご飯と那珂川の鮭は、最高の贅沢と思っている。頭は葱を入れてあら汁にする。目の玉、眼の周り、氷頭(ヒズ)、頭の皮、それぞれに異なる味を楽しめる。白子の場合は白子汁にする。
身は塩焼きか醤油漬けにしてから焼く。卵は醤油と酒を合わせ漬け込み、熱々ご飯に載せて食べる。

現在は加工や冷蔵技術が進み、何時でも北海道産、或いはノルウェーなどの北海産の脂の乗ったものを何時でも食べられるようになった。以前は、この季節の那珂川に遡上した、小ぶりで、淡白、卵も小さめな鮭は季節の味。
年に一度のご馳走だ。
那珂川は鮭の遡上する南限に近い。今では多摩川辺りまで遡上するらしいが。
江戸時代には、水戸藩から江戸の将軍家に早馬で献上されたという。
当時は、貴重品であった。

時代は変わって、この10年以上、那珂川の鮭は人気が無く安く買えた。
最近の健康志向で、さっぱりした味が見直され、今年は例年の倍位の値段だ。
とはいえ、そう高額ではないが。
今年も那珂川の鮭を味わう事が出来て幸せだ。

コメント
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