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「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

1月12日 水曜日

2011年01月13日 01時43分30秒 | 生活
1月12日 水曜日





今年は貰い物の「日めくり」(毎日、1枚ずつはぎとって使う暦・ひめくりカレンダー)を使っている。
僕の属している俳句の会も『日めくり俳句会』。
要は、“毎日句を作る”。との趣旨だが、月に一度句会に無理やりひねり出しているのが現状だ。
何れは、一日一句、日記のごとく作りたいと思っている。

さて、この日めくりをしみじみと見るに。
2001年・平成23年・昭和86年、とある。
平成と年号が変わってから、西暦を使用することが多くなったが、昭和何年といえば計算が楽で、昭和86年というのは、有難い。

睦月とも記されている。
睦月(陰暦の1月の異称で、この言葉はすでに『万葉集』の時代から使われていたという。太陽暦でいえば二月頃だが、二月に用いることは適当でない。
しかし、陰暦のほうが日本人の生活感に適合していると思う。

「初卯」とも記されているが、 初卯は正月の最初の卯の日。




福地靖作 『吹き墨の兎』


今年は『卯』(うさぎ)年。
十干 ・ 十二支の辛卯(かのとう、しんぼう)で60年に一回りする。
それ故、今年60歳の人は『還暦』ということ。

更に「一粒万倍日」とも記載されている。
一粒万倍日は新しいことをスタートするのに良い日とされ、特に仕事始めや開業、種まき、お金の支出に吉であるとされる。

さらに、『四緑・友引』
二十八宿では『壁』。
月齢は『小潮・上弦』

たった一枚の暦に、沢山の情報が込められているが、全てを理解するのは難しい。



メリー・メリー・クリスマス

2010年12月25日 23時01分59秒 | 生活
メリー・メリー・クリスマス




何はともあれ、クリスマスおめでとうございます。
お正月も間もなくです。
なんと素晴らしいことでしょう。

キリスト教徒ではありませんが、クリスマスという言葉に、そこはかとない希望を感じます。

宗教を超越し、地球上の全てが、幸せであれ。
と願わずにはいられません。










Nさん宅でのクリスマス会



今年もお世話になりました。
来る年も、よろしくお願いいたします。



『古くて美しいもの 古美術入門』 平凡社 コロナブックス

2010年12月25日 15時16分30秒 | 生活
『古くて美しいもの 古美術入門』 平凡社 コロナブックス
関 美香 著





東京の銀座で古美術「祥雲」ニューヨークでは「ミカギャラリー」、を運営している関 美香さんが“古美術好きとして、古美術商として本音で書いた”本を出版した。
俗にある「骨董入門」の本とは大きく趣が変わっている。

主題は4項目になっている。
*美とこころをむすぶ 新数奇者の古美術 
*美のありかをめぐって  
*古美術とのつきあい方  
*蒐集する目とこころ

それぞれの項目の中で、縄文土器や土偶・古代中世の焼き物・仏教美術・鏡・書など幅広い分野が網羅されている。
かといって総花的ことにはならず、あくまでも。著者が美しいと感じたものを取り上げている。

お茶、お花についても「喫茶往来」「古器と花の一期一会」などのタイトルのもとに書かれてはいる。伝統に根ざしながら、その世界にどっぷりとはまらず、新たな見方で取り組もうとするすがすがしさが感じられる。

使用されている写真の枚数も多く、目で楽しめて理解できる。
「蒐集するめと心」と題し3人の収集家の考えや所蔵品も紹介されている。
従って、共感する部分もおい。

完品ばかりでなく、残欠にも心をよせ「見捨てがたきもの」も多く取り上げられている。
名品より“身辺に置いて愛玩したいもの”を集めましょうという姿勢ともいえる。

収集家として「目」と「心構え」をどうするか。
常に持ち続けなけばならない「こころ」を認識させられる座右の一冊だ。



師走の声

2010年12月01日 23時58分55秒 | 生活
今日から師走

今日から師走に入った。
だらだらと、気まぐれな日々を送っているが、師走の声を聴くと一応の区切りを付けなくては。と云う気にもなる。

先月は何かと忙しかった。
短い期間ではあったが、イタリアに旅することが出来た。
その紀行文がまとまらないままだ。
感激が薄れないうちに書きたい。とは思っているが時間が経過して、反芻するのも良いのだろう。

東京へも、何度か往復する機会もあった。
『ゲストハウス東京』はパソコンが設置され、テレビも新型に更新、こたつも置かれ、今まで以上に快適な空間となった。
滞在するゲストが増えたのも楽しい。



月末には、Kさんご夫妻のお招きで、日光から鬼怒川温泉に1泊の旅。
念願の「小杉放菴美術館」を訪ねることが出来た。
放菴の常設の展示作品が少なかった、のは残念だったが。



予想以上に、黄葉(紅葉)を堪能できたのは幸いだった。










更に、久しぶりに温泉旅館に泊まり、非日常的な華麗な食事。
何故、このような料理メニューになるのか理解できないが、これが今時のスタイルだから、やむを得ない。

この頃、酒をなるべく控えよう。と考えている、
しかし「旅先で、酒なし」というのは寂しい。
土地の人たちが集う居酒屋やバーカウンターでのひと時は楽しいものだ。

何度も露店風呂に浸かり、身心をリフレッシュ出来たことも幸せ。
有難いことだ。



帰り道、眞壁の友人宅を訪ね、「雨引き観音」や「椎尾の観音堂」を、お参りできた。




特に、椎尾の地は樹齢数百年の椎の大木が立ち並び、まさに天然記念物。
神社・仏閣によって太古の自然が残されている例は多い。

筑波周辺は自然が豊かで、歴史的にも価値ある場所が多い。

柿岡に抜ける道には柿やミカンの栽培農家が多く、路傍で直販の屋台がある。
これまた、この地の特色。

長い旅、短い旅。
遠い旅、近い旅。

旅は人生、人生は旅。
師走から正月、どのような旅が待ち受けているのやら。



「猛暑につき夏休み」の言い訳。

2010年08月20日 22時53分41秒 | 生活
「猛暑につき夏休み」の言い訳。

昨日今日はいくらか涼しい風も吹いたが、今年の夏は連日の猛暑。
立秋は8月7日だから残暑厳しき毎日、書きたいことは山ほどあるのに、書く気になれず。ということで、ブログを1週間サボってしまった。

8月15日は終戦記念日だから、何か書こうとした。
戦争に関することを書くのは難しい。
関連したドキュメンタリー番組を幾つか観た。
真珠湾攻撃を期して太平洋戦争に突入したが、今から見れば勝ち目のない戦であった。
開戦からまもなく、反撃されたにも拘らず大本営発表ほ信じ込まされた。
終戦の時、僕は4歳だったから殆ど記憶は無い。
疎開していたから、戦後の焼け野原の様子も、いくらかしか知らない

NHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』に出てきたラバウルの話など、知らないことばかり。ドキュメンタリーは凄惨だった。

戦争や原水爆弾に関しての解答は誰も出来ない。

大きな話題をさておき、Jリーグで一番観客動員が少ない「水戸ホーリーホック」
これまた、テレビで取り上げられている。

15日のFC岐阜戦の応援に行った。
前半先制されたが、後半間もなく同点にした。
何とかいけそうかと思ったら、すかさず反撃されてしまい1-2で敗戦。
さらに、観客は2637人で3千にも届かなかった。

29日はサガン鳥栖戦。勝利を願い応援に行こう。
水戸市民が年間に1度でいいから観戦すれば、観客1万も夢では無い。

5月に行ったスペインの紀行文の最終章。
7月下旬の横手・酒田への旅の、「酒田編」も未完。
8月上旬の磐梯周辺の寺巡りも未整理。

22日は『日めくり俳句会』の当番で、その準備もある。
と云うような、言い訳でごめんなさい。


鮎は鮎でも

2010年06月04日 23時24分50秒 | 生活
鮎は鮎でも



6月1日に鮎漁が解禁になった。
昨年秋に、Uさんご夫妻と那珂川上流の簗に行き、鮎を頬張った。
落ち鮎の季節だったが、その味が忘れられない。
しかし、鮎は香魚とも書く、稚鮎の爽やかさを愛でるのが常道。
解禁になったら、又出かけましょう。
との話しにはなっているが未だ実現していない。

お茶の先生をなさっているSさんから「今日の午後、如何ですか」と電話があった。

30年前頃、友人に誘われ、お茶の稽古をしたことがある。
楽しくはあったが、時間の都合がつかず、1年ほどで止した。

最近、Uさんのお宅で抹茶をいただく機会が多くなった。
たまに、我が家でポットから注いだお湯で、お茶をたてるようにもなった。

どうせなら、作法を少しは身につけたいと思っていたので、喜んで参じた。
お稽古の日なので2人のお弟子さんが一緒。

鮎の形のお菓子が、篭に入って出てきた。
「本物の鮎が、この篭に入れられれて送られてきたものを、使ってみました」とのこと。
鮎の形でカステラ状の外側で、中は餡とギュウヒと云う普通のお菓子。
細い竹で編まれた篭に、笹の葉が敷かれた中に納まっている。
本物の魚篭を菓子器に見立てたことで、趣がまるで異なる。
「うつわ」は見立て、使う人の感覚による、と再認識した。

茶室に響く釜鳴り音が心地よい。
その音を『松風』と呼ぶが、松林を吹き抜ける風のような爽やかさが在る。
「いい音ですね」と言ったら「良く鳴る仕掛けが在るのですよ」と答えられたので「何処に」と再び問えば「釜の底に3つの突起がついています」とのこと。
後で見てみると、出張った部分が認められた。
些細なことが素晴しい音を出す秘密。

お菓子の鮎を頂き、抹茶を一椀。
久し振りの茶室は身も心も引き締まり、かつ楽しいひと時であった。



床の花は「ユキノシタ」

皐月晴れ

2010年05月05日 22時44分16秒 | 生活
皐月晴れ

寒いの何のと言ってる内に五月となった。
特別のことはないのに、浮世のさだめ。

一気に夏の陽気になり、蛙の声。
季節の移りは早い。

笠間の「陶炎祭」を始め水戸の近郊の行楽地は何れも人々。

さて、これからの予定。
何処の町にさすらうか?

美の世界の探求に!

川端康成の世界に影響を受けすぎ。

「Cool Japan」-発掘!かっこいいニッポン-

2010年04月30日 23時31分20秒 | 生活
「Cool Japan」-発掘!かっこいいニッポン-
クールオブクール2009 




NHKのテレビ番組「Cool Japan」は在日の外国人から見て、日本の素晴しい点や奇異なことなどを司会の鴻上尚史さんとリサ・ステッグマイヤーさんの愉快な対談で進行する番組。日本人には“あたりまえ”が外国人の印象は?


吉野の桜を観にいった帰り道、国立奈良博物館と東大寺に行った。



南大門に向う参道のお土産屋のショーウインドが「Cool Japan」のタイトルの下に飾られていた。
外人向けの土産店も進化?変化?

主には「Cool」(かっこいい)と思われる日本文化。
具体的には、漫画・アニメ・ゲームなどのポップカルチャーを指す場合が多い。
さらに、自動車・オートバイ・電気機器などの日本製品、料理・武道などの伝統文化など、日本に関するあらゆる事物が対象となっている。

Uさんが録画した「クールオブクール2009」をダビングしてくれたのを見た。 
2009年度に発掘したジャパニーズ・クールをジャンル別に一挙に発表した総集編だ。

グルメ部門はカニカマ、枝豆、醤油。
ハイテク部門は免震技術、圧縮袋、ロボットスーツ。
ライフスタイル部門はプチプラ、カタログのギフト、婚活などなど。

「みのもんた」が司会をする「県民ショー」と云う番組を見ていると、国内でさえ『常識』と思われていることが多いに異なる。
まして、外国とでは大きな違いがあるのは当然かも。
異なる、ということを分かるのも楽しい。



モバイル再開

2010年04月03日 09時18分46秒 | 生活
モバイル再開

リタイアしても残務整理などもあり、二年程経過してからモバイルを持つのをよした。
仕事上は必需品であったが、町中に住んでいるとはいえ世間と付き合いを少なくしたい。と考えたからだ。

西の谷の清掃ボランテアを始めて、賛同者を募ろうとブログを始めて3年がたった。
賛同者が沢山増えた訳ではないが、市の対応が良くなり、清潔な状態が維持されるようになった。それなりの成果はあったと思っている。
今後は、西の谷の緑地が偕楽園や千波公園と中心市街地(京成百貨店を中継地点ととする)を結ぶルートとして活用されるように提言をしたいと思っている。
さらに、何処の地方都市にも共通する悩み・旧商店街の活性化(あまり好きな言葉ではないが)に役立ちたいと思っている。

生きていると言うことは、世間との縁がきれない事。
ジャニーからのお勧めもあったが、モバイルを再開することにした。
以前は電話しか使用しなかったが、今回はメール・写真・ムービーなどを主体に、モバイルからブログを書くことをマスターしたいと思っている。
購入したのは旧式、今年は次世代型が続々と登場する。
旧式といえ、以前のモバイルよりは数段の機能、使いこなすのは難しそう。

何とか、頑張ってみようと思っている。



バレンタインデー 

2010年02月10日 23時52分24秒 | 生活
バレンタインデー 



2月14日は旧暦の元日で、新年おめでとう!

近頃は、バレンタインデーの習慣が定着し、旧正月は忘れさられた。
旧暦が季節としての感覚に近いのだから、尺貫法等と同様に忘れるべきではない。
と思っている。

ところで、バレンタインデーの起源は沢山あるにせよ、春が来た喜びを分かち合うことに由来するのだろう。

仕事の関係で15年間、2月初旬のイギリスを訪れた。
バレンタインデーと重なることが多く、ホテルのレストランはカップルで満席だった。

日本では、チョコレート会社の販売促進として導入された、と言われている。
1、女性が男性に愛情表明できる機会。
2、贈るのはチョコレート。
の2点が強調され、習慣が広がるに連れ「ギリチョコ」なる言葉も一般化した。
この時期、テレビのコマーシャル、デパートの店頭、食品売り場など、いたるところでチョコレートの販売合戦となってしまった。

欧米では、男性・女性にかかわらず、花やケーキ、カードなど様々な贈り物を、夫婦や恋人や親しい人に贈ったり食事をして楽しむ日と見受けた。

チョコレートの贈答もマンネリとなってブームも下降線らしい。

そろそろ、春を寿ぐ"Happy Valentine"となりますように。


新年おめでとう御座います。

2010年01月01日 12時55分07秒 | 生活
新年おめでとう御座います。

年末から新年にかけて予想外の出来事が多く、あっという間に過ぎてしまいました。
大晦日から元旦にかけてのカウントダウンや初詣など決まったパターンは無いのですが、
今回は、何処へも外出せず炬燵に入ってノンビリしました。

年賀状はここ数年出したり出さなかったりですが、今年は未だ一枚も書いていません。
遠方や暫らくお会いしてない友には書こうと思っていますが、今月中には返信したいと思っています。
メールや電話等と新年のご挨拶のスタイルも変わりました。




「新年おめでとう御座います。
本年もよろしくお願いいたします。」


ノンビリ・ユックリとした生活を心がけ、一日一日を大切に生きたと思っています。



アメリカングラフィティーバンドの年末パーティー

2009年12月29日 11時22分26秒 | 生活
アメリカングラフィティーバンドの年末パーティー
12月29日午後6時~  @自由が丘スタジオ 





フィリピンでの教育支援や癒しのロッヂ シー・ブリーズの運営、 陶芸作家で公民館や学校などでの陶芸指導、自家菜園の 畑仕事など、多方面に活躍する星見晴雄さん。
メインとしているのは音楽活動。




アメリカングラフィティーバンドを主宰して、かれこれ四半世紀。
オールデーズと称される60年代のアメリカン・ポップスをレパートリーにしている。
ポール・アンカ、ニール・セダカなど、僕にとっても青春時代の思い出、正しく懐メロの世界。水戸市を拠点に各種パーティー、「陶炎祭」などのイベント等の大小様々なステージに出演している。
今日(30日)自由が丘スタジオで恒例の「年末のパーテー」が開催される。
会費は1000円、更に飲み物か食べものを持参して音楽やダンスを楽しむ。
星見さんご夫妻を中心とした家族パーテーとも言える。
参加する年齢も幅広い。

星見晴雄さんは常に謙虚で丁寧な好人物。
彼の仲間も素晴しい。
今宵は皆さんの顔を拝見に出かけようと思っている。


会場の自由が丘スタジオ について。
水戸市東原2-7-39 石田外科裏の別荘を思わせる白壁と木目の作り。
1996年に建設以来数多くのミュージシャンたちを迎え、ライブやレコーディングを行ってきた。
プロを招いての公演が200回を越す。
採算が合わないのに、良く継続されていると感心する。

オーナーの石田さんの心意気に拍手と感謝。


星見さんのブログに詳細が乗っていました。
コピーして載せます。

音楽忘年会
2年ぶりに音楽忘年会を企画いたしました。アマチュアで音楽大好きな皆さんとの交流会
今年はダンスの3グループ(ハワイアン・オールディー・ヒップホップ)の参加を予定いたしております。
年末のお忙しい時期ですが、是非お出かけください!
日時 12月29日(金) 6時から10時ごろまで
    *長時間のため 出入り自由です お好きな時間帯でどうぞ
ところ 水戸市東原 石田外科内 自由が丘スタジオ
会費 ¥1000 (2~3ドリンク付き) できればご自分のお飲み物ご持参ください(飲食物持込自由)
現在のエントリー  ブルーグラス・ハワイアン・ヒップホップダンス・ジャグバンド・オールディー・Jazz Piano・・・
会場でグループの忘年会をされてもOKです(音楽を無視して・・・)
皆様と楽しい時間を過ごせたらと願っております。



*写真をアップしました。







年越しの「蕎麦がき」

2009年12月26日 17時31分48秒 | 生活
年越しの「蕎麦がき」

クラチュウさんから以下のようなメールを戴いた。

さて、年越しの「蕎麦がき」でもいかがでしょうか。
手打ちの蕎麦は細く長く健康を願って食べる・・・
「蕎麦がき」は人生を粘り強く楽しく暮らせることを願って。
暮れの習慣になるかもしれませんね(笑)。


クラチュウさんのペンネームの由来は、クッラシック音楽が大好き!ということのようだ。
エビネンコさんとも親しい。
誘い合わせてお伺いした。



クラチュウさん宅の「蕎麦がき」はケンチン汁、きな粉や黒蜜、海苔巻き等とバラエテーに富んでいる。
毎度毎度、ご馳走様です。

食後はクラチュウさん、エビネンコさんのクッラシック音楽談義。
僕はもっぱら聞き役。
もっとも、詳しい内容は僕には良く分からない。

共通の話題は「水戸芸術館」のこと。
開館20年を迎えた水戸芸術館のお陰で、新たな体験を数多くすることが出来た。
ありがたいことだ。
残念だが、予算削減のあおりで次年度の催しは縮小せざるをえないらしい。
お金が無いなら何かアイデアを、と思うが妙案は見い出せない。
芸術館は水戸市民の誇りである。
アイデアが有ったらお聞かせ下さい。

クラチュウさんとは今年になって知り合っばかりだが、旧知の間に思える程に親しくして頂いた。
来年も宜しくお願いいたします。





津軽三味線(つがるじゃみせん)

2009年12月26日 10時10分52秒 | 生活
津軽三味線(つがるじゃみせん)


毎年、12月25日に仲間が集う。
当初は家族ぐるみのクリスマス会だったが、30年以上も続いていると子供達は巣立ってしまい、年寄りの忘年会となってしまった。

例年、余興として何らかのバンドが入るが、今年は津軽三味線だった。



奏者は白藤ひかり、武田佳泉の若き乙女の二人組。
2008年、09年の「津軽三味線全国大会」デュオ部門の優勝者だそうだ。

津軽三味線は青森県津軽地方に伝わる音楽。
本来は津軽民謡の伴奏に用いたが、高橋竹山(ちくざん)らの名人によって、はでな曲弾きが加わり、独奏・合奏楽器として確立された。
楽器は太棹(ふとざお)で通常の三味線よりやや大ぶりだ。
太鼓の皮は普通は猫の皮だが津軽は犬の皮とのことだ。
バチ捌きが激しいから、猫の皮ではもたないのだろう。



コンクールの優勝曲のオリジナルや、「じょんがら節」など演奏した。

22日の水戸芸術館“新作能”の公演で邦楽器の魅力を再認識したが、津軽三味線の演奏も新たな発見であった。



うしろすがたのしぐれてゆくか

2009年12月16日 18時54分17秒 | 生活
うしろすがたのしぐれてゆくか

今日の午後は、にわかに時雨(しぐれ)模様になった。
南町を歩いていたら托鉢の僧に出会った。





思わず、『うしろすがたのしぐれてゆくか』という種田山頭火(たねだ さんとうか)の俳句が浮んだ。
山頭火は世間から脱し、自由を愛し、酒を愛し、行脚(あんぎゃ)の旅を続けながら俳句を作り続けた。別な見方をすれば、脱落者・落伍者でもあった。
つぶやくような、平易で飾り気のない言葉で詠む自由律(じゆうりつ)俳句(五七五の形式にとらわれない俳句)は親しみやすく、僕も俳句に入門した時は真似をして“山頭火”風なる俳句を作った。しかし、真似は真似でしかなかった。


店頭に立ち、念仏を唱えている通り過ごしたが、幾つか訊きたい事が浮び戻って、話しかけた。
「どちらから?」「盛岡からです。勿論、途中は車を使いますが」。



[承福禅寺]と染め抜かれた頭陀袋をしている。

「何処まで?」「埼玉まで行き、盛岡に戻る予定です」。
若そうに見受けたので「おいくつ」と尋ねると「26歳です」と言う。
雲水の粗末で薄い衣は見るからに寒そうだが、表情は凛としている。
現代にも、このような人がいるのだ、と嬉しくなった。

奈良や京都なら托鉢の僧を見かけることは当たり前のことだろうが、水戸では珍しいことだ。
以前、歳末には日蓮宗の僧侶が列を成し[南無妙法蓮華経]を唱えて歩くのは普通のことであった。
ポケットには小銭しかなく、幾ばくかを喜捨した。

この僧のように、或いは山頭火の如く、出家し行乞(ぎょうこつ、お坊さんが乞食をして歩くこと)を夢見たこともあったが、しょせんは意気地なし。実現しないで終わりそうだ。

しぐれの雲水との遭遇は、「空」・「無」」の境地をかすかに感じた。