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「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

「日本美術院の作家たちと五浦の風景」@水戸市立博物館

2013年09月15日 20時51分33秒 | Weblog
「日本美術院の作家たちと五浦の風景」@水戸市立博物館

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図書館に『ヘンな日本美術史』を借りに行って、博物館に立ち寄った。

天心・波山記念事業関連展示として、「日本美術院の作家たちと五浦の風景」と題する展示が行われていた。

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隣の部屋では、その人たちに関連する作家の展示も在った。

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その中に、小又光さんの「五浦海岸」と題する作品もあった。
小又光(おまたひかる・1919-1978)は創元会会員で日本舞踊の踊り子などを描いた画家で、骨董愛好家だった。
お宅には何度もお邪魔して話蒐集談を伺ったり、トランプゲームに興じたことがあった。
1973年没とあったから、40年も前の出来事か。
それほど昔のこととは思われない。

友人のUさん宅を訪ねる際、旧居の脇を通る。
今では更地となってしまい、コスモスの花が咲いているが、当時は趣味を凝らした素晴らしい住まいで、この様な家に住みたいと憧れた。


『ヘンな日本美術史』山口 晃著 祥伝社

2013年09月15日 12時44分13秒 | Weblog
『ヘンな日本美術史』山口 晃著 祥伝社

『ヘンな日本美術史』


現代の都市を、大和絵や浮世絵のようなタッチで、人物や建築物など俯瞰した視点で、細密に描き込む画風で知られる美術家・山口 晃。
現在の都市がベースとなっているが、時代背景は重層し、鎧を着た武人、大正時代の市電、昭和の電信柱が林立した裏路地など、時空間は自由自在。
広大な画面の制作状況を展示する試みなどもしているが、鉛筆画を基に描き込まれた画面はノスタルジックでありながら未来を感じる楽しさがあり、観飽きない。
会田誠と共に好みの現代美術家だ。
共に美術史にも詳しく、伝統を踏まえたうえでパブリックアートやインスタレーションまで幅広い作品を制作している。

第12回小林秀雄賞(新潮文芸振興会主催)に山口 晃の『ヘンな日本美術史』(祥伝社 2012/11発売)が受賞と報じられた。
小林秀雄賞について詳しいことは分からないが、ノンフィクションの人物評論と思っていたので、カルチャースクールで「私見 にっぽんの古い絵」として語ったことに、補筆しまとめた本とのことだ。

「ヘンなとは変な」との意味のようだが、既成概念に囚われない「本音」のということだろう。

水戸市立中央図書館に行ったら「見和には在庫されていますから、取り寄せましょう。」とのこと、申し込んだ翌日には「着いてます」と連絡が有った。

台風による風雨の強い中、早速受け取りに行ってきた。
カラーの図版も多く、読みたい気持ちがはやるが、今日は月に一度の俳句会。句会とは云いながら、作句より雑談が楽しみ。
この本を持参し、諸兄の感想を聞きながら、拾い読みしたい。

後記
『ヘンな日本美術史』の内容は

第1章 日本の古い絵―絵と絵師の幸せな関係(鳥獣戯画;白描画 ほか)
第2章 こけつまろびつの画聖誕生―雪舟の冒険(「破墨山水図」 ほか)
第3章 絵の空間に入り込む―「洛中洛外図」(単なる地図ではない、不思議な絵;とっつきやすさの「舟木本」、:王者の貫録「上杉本」:上手さとはとは別な迫力「高津本」ほか)
第4章 日本のヘンな絵―デッサンなんかクソくらえ(松姫物語絵巻;彦根屏風:岩佐又兵衛 ほか)
第5章 やがてかなしき明治画壇―美術史なんかクソくらえ(「日本美術」の誕生;河鍋暁斎、月岡芳年、川村清雄ほか)

この本を読んで2011年・マガジンハウスノ「ブルータス」719号の必修:古美術研究旅行を思い浮かべた。
東京芸術大学の美術科のカリキュラムの一つで略して「コビケン」
合宿して奈良・京都の寺社仏閣などを訪ね歩く研修旅行。
約70の寺などが取り上げられているが、山口晃も一部を担当している。



セゾン現代美術館 @長野県北佐久郡軽井沢町

2013年09月12日 00時34分43秒 | Weblog
セゾン現代美術館 @長野県北佐久郡軽井沢町

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水戸芸術館は1990年に音楽・演劇・美術の三部門からなる複合施設として開館した。美術部門は「現代美術センター」として、現代美術専門のギャラリーとして内外に知れ渡っている。
それに先立つ1981年、現代美術を対象とする美術館が軽井沢に誕生したのが現在の「セゾン現代美術館」。
日本における現代アート蒐集の先駆で「聖地」ともいえよう。
軽井沢の駅から少し離れ、中軽井沢に近い立地はいくらか不便。
言い訳がましいが、今まで行く機会に恵まれなかった。

今回、やっとその夢が実現した。
この日は雨模様、「軽井沢美術館・観光循環バス」の発車時刻まで「(旧)軽井沢駅舎記念館」を見られたことは、想定外の楽しみだった。

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「美術館・観光循環バス」はボンネットタイプのレトロ調。
一日乗車券が700円と割安で、其々の美術館の門前まで行けるのも魅力だ。

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雨のカラマツ林を巡る様に進む。


緑溢れる千ヶ滝の麓、入り口の壁は鉄板が張り付けられている。

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三浦雅士・企画「魂の場所」展 2013年7月13日? 10月6日

門を入ると、なだらかな坂道。

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その先に小川が流れ、橋は鉄製のオブジェの様だ。
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庭園にはイサム・ノグチを始め、多くの野外彫刻が配されているらしいが、雨の為に散策を断念した。
入口から始まる庭の全体計画は若林奮によるもの、とのことだが、正に現代美術を思わせる構成ながら、自然を感じる見事な演出で、雨に濡れた姿もそれなりの美しさ。

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橋を渡って緩やかなスロープの先が菊竹清訓設計の建物。


「魂の場所」展の企画は文芸評論家の三浦雅士氏による館蔵品による構成。

ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ジャクスン・ポロック、マーク・ロスコ、イヴ・クライン、アンゼルム・キーファー、サム・フランシや荒川修作、宇佐美圭司などを基に「魂の場所」に迫るとのことであるが、理屈はともかく、建築の空間と展示作品、窓から望む庭園など全てに感動した。

この日の夕方からは、東御市の「ワインフェスティバル」に参加予定のため、概観したにすぎないが、次なる機会が有ることを願い「セゾン現代美術館」を辞した。

ホームもアウェーもスタジアムで@ケーズデンキスタジアム水戸

2013年08月29日 11時03分18秒 | Weblog
ホームもアウェーもスタジアムで@ケーズデンキスタジアム水戸


8月25日(日)コンサドーレ札幌を迎えてのJ2・31節。
水戸ホーリーホックは前半押し気味だったが得点に至らず、後半になって先制した。
気が緩んだか、あれ・あれと瞬く間に3点を献上してしまい1-3で敗れ、順位も10位に後退した。観衆は5,609人。

結果としては残念であったが、リーグ戦の四分の三を戦い、残すは四分の一となった節目の試合、夏休みも終盤のこの日は「常磐大学コラボデー」「笠間市の日」に加えハーフタイムには水戸商工会議所南部ブロックの「必勝花火」の打ち上げなど沢山のイベントがあった。
常磐大学主催のスタジアムイベント、ピッチイベントは高校女子サッカーの試合や吹奏楽演奏、チェアリーデイングなど多彩で楽しめた。
「笠間市の日」笠間名物のお稲荷さん販売、観光大使やユルキャラの登場で街をPR。
試合ごとの周辺の市町村の日も定着した。
老若男女で賑わったこの試合、やっと水戸にもサッカーチームが定着しつあると実感できた嬉しさがあった。

水戸の街が賑わいを取り戻すには?と考えている時、喫茶店主のKさんが「ホーリーホックの観衆が1000とか2000とか言ってるが、それだけ集められるのは、大したもんですよ!コンサートだって2000人は凄いことでしょ」と言われた。考えてみればその通りだ。
2009年にケーズデンキスタジアム水戸(Ksスタ)が竣工し名実ともに水戸のチームになった頃で、サッカーが話題に上ることが多くなった。

ある会合で、沼田 邦郎社長・萩原武久GM・柱谷哲二監督などから話を伺う機会が有って、サッカーを中心とした街づくりは意義あることと思うようになった。更に「日本サッカー協会の「100年構想」も時間をかけてのスポーツ振興やホームタウン主義は街づくり人づくりでもある。

賛同して自分が出来ることはスタジアムに足を運び、応援すること、と思いスタジアムに足を運ぶようになった。

スタジアムに行けば、テレビ中継とは異なって臨場感がある。
メインスタンドよりはバックスタンドのサポーターが居る辺りはなおさらだが、立ちっぱなしでジャンプしながらの体力はないから、その辺りに席を占める。

サポーターは旗や横断幕、さらに太鼓などの楽器を使い、唄いながら声援するが、自然に応援歌や拍手のタイミングなども身についてくる。

当初は他のチームの応援から見たら格段にレベルが低かったが、ここ数年、水戸のサポーター軍団は充実し、J1や外国程ではないにしても、他のチームに引けを取らないレベルに達しつつあるように思える。

今回の札幌のサポーターは首都圏を含めスカイマークの茨城空港経由札幌からも来たようだ。
僕が乗った茨交の水戸駅~競技場のバスの半分以上の乗客が札幌のサポだった。
スタジアムを見回しても、入場者5,609人の1500人位は札幌のサポーターと云う感じがした。

サッカーのゲームの良さはホーム&アウェー方式にある。
相手チームのホームタウンに遠征してその地を観光し名物を食べたり飲んだり。
数回しかないが、宇都宮餃子を食べたり、平塚の市立美術館に行けた。
なるべく多くに機会にと思っているが実現しない。

場所によっては、バスツアーも用意されるから便利だ。
遠方で宿泊すれば、さらなる楽しみもある。
残り試合の一つ位は遠征したい。

冒頭の「ホームもアウェーもスタジアムで」は札幌のサポーターが掲げた横断幕「札幌はホームもアウェーもスタジアムで」(たぶん、そう書いてあったと思う)に感心し、「水戸もホームもアウェーもスタジアムで」でありたい。との願いである。
札幌の皆様有り難う。


札幌戦 @ケーズデンキスタジアム水戸

2013年08月24日 13時42分24秒 | Weblog
札幌戦 @ケーズデンキスタジアム水戸
8月25日(日)18:00~


戦コンサドーレ


21日は福岡を迎え、15本のシュートで主導権を握ったが、最後までゴールを奪えず、スコアレスドローに終わって9位。
明日は8位の札幌と対戦だが、7位から10位までが同じ勝点で並ぶ混戦を抜け出すためにも、勝利しかいらない。

明日は日曜日とあって多くの観客を望みたい。
観客動員でJ2リーグ平均が 6,463人、水戸は4,534人で15位だ。

『7月30日、本拠地のケーズデンキスタジアム水戸の収容人数がJ1クラブライセンスの条件である1万5000人以上という基準を満たさないため、2014年度のJリーグクラブライセンス申請においても前年に引き続きJ2ライセンスの対象となり、2013年度のリーグ戦の成績が6位以内でもJ1への自動昇格もしくはプレーオフ参加の対象とならないこと』と発表されたが、収容人数の前に、観客動員が平均以上でなければ、話にならない。

とはいえ、どの試合もスタジアムの雰囲気は盛り上がっている。
21日の福岡戦、観衆は2826人だったがそれを上回る熱気を感じた。
家族連れ、或いはカップルでゲームを楽しむ雰囲気は真に嬉しくなる。

明日の試合は勝利と観客動員の両方を願う。


アビスパ福岡戦@ケーズデンキスタジアム水戸

2013年08月21日 16時50分16秒 | Weblog
アビスパ福岡戦@ケーズデンキスタジアム水戸

ホーリーホック

若干小雨がぱらついているが、今日(25日)19:00からアビスパ福岡戦。
6月に福岡に行った際、西鉄バスの全車両の乗車口上に、アビスパのホームゲームのポスターが貼ってあり、市民一丸となって応援する姿勢を感じた。

水戸の前節は岐阜と対戦し4-1で勝利し、2試合連続で4得点を挙げ攻撃陣は好調だ。
順位は7位まで浮上した。

今日は同じ勝点だが、得失点差で8位の福岡。
3月31日のアウェー戦は、1-1の引き分けだった。
今日のホーム戦は、勝利しかない。
後記
対戦相手の福岡のサポーターは数十人、今日は戴きと感じた。
押し気味で、前半の終盤にポストをたたく場面が二度あるが枠を捉えず。
後半も幾度も好機を迎えるが、得点には至らず、0-0の引き分け。
観衆は2826人で3000人まで届かず。平日だったにせよ、これまた残念。
8月25日(日)18:00~のコンサドーレ札幌戦は大観衆で応援したい。


記録作者 箕川恒男さん

2013年08月21日 15時49分04秒 | Weblog
記録作者 箕川恒男さん

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常陸大宮市(旧美和村)で平飼の卵と無農薬野菜やプリンなど生産している「環の花」の宮永賢治さんと知り合った。ほどなく、自宅と鶏舎や農園を拝見する機会を得た。

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自分の畑と借地を含めた広い土地で、奥様と二人三脚、本格的農園をめざそうとしている。
下には緒川が流れ、なだらかな山裾の地で桃源郷のようだ。
この地は、計画が中止となった「緒川ダム」のダムサイト近辺と聞きさらなる興味を感じた。

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「緒川ダム」に関しては、記録作家の箕川恒男さんが長期間に渡り取材されている。
僕の古くからの友人でもあるので、仕事ぶりを注目してきた。
箕川さんは『禁断の海辺―国策に翻弄された半世紀の記録』 (1984年)を発刊して以来、茨城県内や那珂川流域の水に関わる問題や暮らしを調査し、事実を記録することをライフワークとしている。

『水をめぐって: 「緒川ダム」の軌跡』 筑波書林(茨城図書・ 1994年)と
『村は沈まなかった: 緒川ダム未完への記録』( 那珂書房,・2001年)を一応読んではいたが、現実に計画地を見たことで、ダムとの関わりを知れたくなり、上記2冊を市立図書館から借りて再読した。

常に現地に足を運び、自分の眼で確かめながら資料を検討し記録する手法は。
地味だが、事実を年表化すると多くの真実が浮かび上がってくる。

ダムは下流の人達の生活を潤わせる要素はあるにしても、ダムに水没する上流の人達にメリットは少ない。
1967年(昭和42年)の発端から2000年夏の中止まで、ダムに翻弄された美和村と緒川村の人達。
『村は沈まなかった: 緒川ダム未完への記録』の「あとがき」の中に

「村」は、ダム底に沈まなかった。その事実だけはのこった。後遺症がないわけではないが、これを新たな出発点として里山の典雅な風景を素地とする共同体がいきいきとよみがえることを、下流に住まう筆者は祈るばかりである。

とある。僕も同感だ。宮永賢治さんの「環の花」の活動が実践されんことを切に願う。
また、箕川恒男さんの著作を拝読し、立派な仕事をなさっていると改めて尊敬の念を捧げたい。


夜の動物園

2013年08月20日 22時12分06秒 | Weblog
神峰動物園

久し振りに日立に、水戸の街とはだいぶ異なって山から海に急激に迫る。

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神峰動物園の夜間開放の最終日、大勢の人達で賑わった

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ライトアップされると幻想的

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行燈祭りも開催されていた。

動物園の下には日立市立博物館が在るが、震災以降は休館となっている。
改修工事が完了し、再開されんことを願っている。


環の花(わのはな)宮永賢治さん@常陸大宮市氷之沢

2013年08月16日 13時20分51秒 | Weblog
環の花(わのはな)宮永賢治さん@常陸大宮市氷之沢

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那珂市の薪窯・天然酵母のパン工房「EATSARTS」は毎週土曜日(11:00~14:00まで)一日だけの営業だ。
同日、ローフード(非加熱料理)のカフェも営業する。
5月4日に行ったら、たまたま、オーガニックマルシェが開催されていた。

常陸大宮市(旧美和村)で平飼卵、無農薬野菜、プリンなど生産している「環の花」の宮永賢治さんが出店していた。
ファッション業界から転身して、自然に沿った農の暮らしを実践されているようだ。40台にして困難な道を選択した暮らしぶりを観てみたいと思った。


近くまで出かける機会があり、突然に訪問させて頂いた。

「環の花」の宮永賢治さんは、水戸生まれ。
洋服のデザインを15年間していたが、常に新しいものを追い求める生活に疑問を感じ、本当に美しいもの、或いは持続可能な農の暮らしに憧れるようになったそうな。

栃木県烏山の「帰農志塾」にて2年間有機農業研修をうけた。
自営のための農地を探した際、現在地と出会ったとのこと。

神奈川県の藤野で行われたパーマカルチャー(自然環境に負担の少ない農と暮らしの考え方)の体験講座で知り合った奥様の康子さんと二人三脚の生活。

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萱葺き古民家との出会い、内外装を施し住居に。

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鶏舎を建設し、平飼い有精卵の玉子を生産。
現在、鶏舎は5棟になった。
餌は100%国産飼料と有機野菜と草で1坪7羽以下の薄飼い。

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玉子を自家製のプリンにする加工所。

無農薬、無化学肥料の有機栽培の畑。
鶏糞を肥料に用い、農園内循環でゴミはほとんどない。

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自分の畑と借地を含めこれから本格的に取り組もうとしている。
農業体験のお手伝い、歓迎とのことだ。

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下には緒川が流れ、なだらかな山裾の地で桃源郷のようだ。
計画中止になった「緒川ダム」予定地であった。

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「環の花」は自然に沿った農業は循環により持続可能。
それこそ、求めた世界と名付けたのだと。
  
毎週1回、もしくは隔週に野菜や卵をセットにしてお届け、もしくは宅急便で配達もしている。

困難な道を選択した宮永さんご夫妻を応援してあげたいと思った。

*詳しい問い合わせは
〒319-2513茨城県常陸大宮市氷之沢2899
Tel/Fax 0295-58-3412
090-8173-5456 (宮永携帯)
E-mail wano-hana@a-net.ne.jp



「戦争を語り継いで下さい」@水戸市博物館

2013年08月15日 16時56分12秒 | Weblog
「戦争を語り継いで下さい」@水戸市博物館

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終戦の日の8月15日、水戸市立博物館で「わたしは戦争を忘れない」と題して戦争を語り継ぐイベントが開かれた。

夏休み期間中とあって子供さんを連れたお母さんさんの姿が目についた。

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水戸市のユルキャラ「水戸ちゃん」が登場。
子供達にお菓子のお土産をプレゼント。

語り部、お二人の戦争体験。

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滝田浩氏は戦後間もない頃の自作のスケッチを示しながら、戦前戦後の水戸の街を話した。


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佐藤隆男氏は「中沢啓治の『はだしのゲン』、大岡昇平の『野火』、五味川 純平の『人間の條件』などを読んでほしい。戦争が終わったわけでなく、深く刻まれた痛みはまだ消えていません。今日聞いた話を、皆さんで話し合い、語り継いで下さい」と前置きし、ご自身の艦砲射撃や空襲の体験を話された。

戦争という場での無条理な殺戮、無差別の爆撃。
話を聞いて、NHKのBSで深夜に放送されている『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史』を思い浮かべた。

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お二人の話の後、食糧難の時代を偲び《すいとん》がふるまわれた。
当時よりかなり美味しかった。
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続いて、茨城大学教育学部学生が手作りした紙芝居。
終戦前後の物語を創作の紙芝居に仕立てた。
この紙芝居は見和図書館・西武図書館・平和祈念館などでも上演される。

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焼夷弾の実物なども展示されている。

国立考古学博物館@ソフィア

2013年08月13日 12時00分30秒 | Weblog
国立考古学博物館@ソフィア

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2本の地下鉄が交差する「セルディカ駅」はソフィアの中心。
この辺りは、古代ローマ「セルディカ」と呼ばれた時代の時代の城塞でもあり多くの遺跡が遺されている。ローマの偉大さは、ヨーロッパ各地を旅すれば必ず眼にすることだ。

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駅の上の広場のソフィア像。


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重要な施設なども、ここから徒歩圏内で、旧共産党本部の威圧的な建物、大統領府、ブルガリア銀行、旧王宮で現在は博物館と美術館。

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その一角に国立考古学博物館が在る。
15世紀のオスマントルコ時代のモスクを利用し、1905年に開館したブルガリアで一番古い博物館。

開館以来、展示品が増え、建物は数回に渡り増築されてきた。

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従って、中央のホールを除けば2階の部屋は、迷路のようでもある。


吹き抜けの中央ホールでは、青銅器時代後期から中世時代後期までの遺産
両脇には墓石、神をかたどった彫刻、土器など。

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黒海とエーゲ海岸から出土したものが多く並んでいる。
英文の解説もあるが、多くはブルガリア語。
感を働かせて見るが、詳しくは分からない。

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世界中の古代土器は共通の要素が多く、人類はみな同じ、と云うことを実感する。

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古代トラキア繁栄を偲ばせる金・銀の工芸品は素晴らしい。

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数多くの発掘物はトラキア人、ギリシャ人、ローマ人、ビザンティン人、スラブ人、ブルガリア人などの歴史を語り続けている。

今回の旅でトラキア人に対する理解は深まり、中近東からギリシャ・ローマとの繋がりなど興味はあるが、日本での資料や本を探すのは難しそう。
旅の終わりにこの博物館を観ることが出来たのは大きな収穫。

帰国後、ブルガリアのHPを観たが日本語に対応し内容も素晴らしい。


栃木SC戦 @ケーズデンキスタジアム水戸

2013年08月11日 13時18分06秒 | Weblog
栃木SC戦 @ケーズデンキスタジアム水戸

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8月11日


所用と日程の具合や、旅が続いたりなどで6月15日のガンバ戦以来、ホーリホックのゲームに足を運べなかった。
今日、8月11日は栃木SC戦に久し振りに参戦。
関東ダービー優勝とホーム100勝のかかったゲームだ。18:00キックオフ。
現在水戸11位。栃木14位で、お互いに譲れない所。
どうしても勝たなければならない一戦だ。
暑い一日だが、18:00キックオフ。
熱い戦いになるだろう。

サポーター飛田 


FBで那珂市在住のTさんと言う方と友達に成った、
Tさん、アウェー戦も欠かさない熱心なサポらしい。
やはり、若者の力は大きい。
熱烈応援を期待し、勝利を確信している。

8月21日 17:00~アビスパ福岡
8月25日 18:00~コンサドーレ札幌

何れも観戦を予定してます。
後記

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キックオフ時には上がったが、開始前に突然の雷雨。
気温は下がったが、ピッチには水が溜まる状況での戦い。
序盤に先制するも後半に追いつかれたが、打ち勝って4―3で勝利。
「北関東ダービー」を制し、「J2ホーム通算100勝」を達成した。
観衆は、開始前の悪天候に関わらず5195人。栃木のサポーターもかなり多かった。




立秋の日に

2013年08月07日 11時59分02秒 | Weblog
立秋の日に

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今日(8月7日)は暦の上では立秋、あくまで暦の上で、これから1週間位は猛暑が続くそうで、残暑厳しき折というところだ。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、あと一か月位は我慢の日々が続く。

1945年8月2日未明は水戸が空襲を受けた日。
1000トン以上の爆弾が投下され、市街のほぼ全域を焼失し、300人以上が死亡した。水戸市銀杏坂の「平和記念館」では戦時中の品々や戦災の遺品や絵画が展示されており、当時の一端が偲ばれるが、より充実した展示にしてほしいと願う。

8月6日に広島市への原子爆弾投下。
8月9日に長崎市への原子爆弾投下。

昨晩NHKの深夜番組で『オリバー・ストーンが語るもう一つのアメリカ史』第2回を観た。歴史は人によって見解が異なる。
今夜の第3回は( 水曜深夜・木曜午前 0時00分~0時50分)「原爆投下」。
是非、見たいと思う。


広島原爆の日 8月6日

2013年08月06日 23時07分46秒 | Weblog
広島原爆の日 8月6日

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(NHKテレビ、朝のニュースから)

被爆地・広島は6日、68回目の原爆忌を迎えた。
この1年間に死亡が確認された被爆者5859人、死没者数は28万6818人となった。
3月末現在、被爆者は全国で20万1779人で、前年同期から9051人減った。平均年齢は78・8歳で、前年より0・7歳上がった。
(2013年8月6日 読売新聞)


『竹山道雄と昭和の時代』平川祐弘著 藤原書店

2013年07月18日 15時05分39秒 | Weblog
『竹山道雄と昭和の時代』平川祐弘著 藤原書店

昭和の時代

水戸を中心に配布されている隔月のミニコミ誌『おとな日和』はこの手の雑誌では群を抜いた内容で、編集者と版元の「茨城弘報社」に心からの尊敬の念を捧げたい。さらに、息長く継続されんことを願っている。

特に、創刊以来連載されている吉田光男氏のエッセイは、内容豊富で“読みやすくためになる”ので楽しみにしている。
前回18号の『竹山道雄と加藤周一』を興味深く読んだ。

竹山道雄は『ビルマの竪琴』の著者だが、市川崑が監督した二度にわたって制作した映画が有名で、原作者はあまり知られないらしい。僕も。勿論知らなかった。
先ずは、市立図書館で『ビルマの竪琴』を借りて読んだ。
昭和22年から23年にかけて、童話として書かれたそうだが、単なる児童文学でなく、国のために死んだ人達への鎮魂歌だ。
この映画の一部はYouTubeでも見られる。

さらに、
竹山道雄を思い出したのは『竹山道雄と昭和の時代』を読んだからとあった。
そこで、再び水戸市立中央図書館に行ったが、収蔵していないとのことであったが、リクエストしておくと購入されることもある、とのことだった。

予想以上に早く、図書館から入庫したとの知らせがあり借りに行った。

『竹山道雄と昭和の時代』は竹山道雄の評伝で、人名索引を含めて五百三十ページに及ぶ大著で、読破するには難儀だったが、とにかく読み終えた。
竹山道雄は戦前戦後を通じ、日本の軍部、ヒトラーのドイツ、共産主義のロシア、毛沢東の中国を批判してぶれなかった、自由と中庸の精神を鮮やかに浮かび上がらせている。
「中庸」を行くのは一番難しい。
誰しも、その時代の波に巻き込まれてしまう。
昨今の政治状況を見ても、僕もそうだし、多くの人が時流に流されている

巻末に教え子であった芳賀徹の弔辞が掲載されている
「時流を恐れるな、時流から隠遁いんとんするな、時流を見つめよ、しかし時流に惑わされるな、時流をこえて人間と世界を思え、そのために歴史を学べ、古典に触れよ、コレルリの音楽にも海北友松の絵にも神魂(かもす)神社の建築にもおののく深い広い心をもて」とある。