ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
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第四回亀治郎の会 短観劇記

2005-08-11 23:18:48 | 歌舞伎
※最近「短」ばっかり(ーー;)明日も社内でテストなので・・・

なんとかご助力を頂き、本日夜の部観劇可能となりました。

少し前頃より「娘」がぴったりはまっていて、
今回のお舟、とても良かったです。
継続的に亀治郎の会を観ている友人らと、
落ち入りそうもないパワフルな玉手、天翔る鷺娘
(ジョークなので怒らないように~!!・笑)と違って、
ちゃんと等身大の哀れが浮き彫りになり、芝居が届くね~
などと話しておりました。

無邪気な娘から思慮する女へと変わる刹那
ふと、『あのときかもしれない』の“四”を思い出したり。
(by長田弘「遠くへ行ってはいけないよ」から始まる詩)
お舟は戻ることの出来ない遠く、へ来てしまったのだと。
遠い、こちら側に・・・

船弁慶は、後シテは見る前からいいだろうな~というのは
常のキレのある踊りから予想はついたけれど、
前シテはなかなか手ごわいですね。

尾上右近という名前よりは、まだなんだか「研佑」←呼び捨てご容赦
の方が馴染みがあるのですが(とにかく上手くて、なんの芝居だったか
忘れてしまったけど、以前歌舞伎座で、まったく別々の日に観たカブキチ
さんたちの一致した意見が(なにかの場で)「今回一番良かったのは
研佑だね~」と幹部役者を差し置いて好評だった事も!)
やることはしっかりしているけど
さすがにビジュアル的にまだまだ「子供」なので、バランスという
意味では(刀も大人仕様だし、抜く時に手に余るのか
ちょっともたついたりはしていましたね。)シンドイかな~。
あるいはお能の子方の意匠?

でも、亀ちゃんも自分の勉強会の場で、
更に後進にも場を与えるということは素晴らしいと思いました。
共演者の方々にも支えられ、盛況でいい会でしたね。
詳細はまた。ひとまずご報告。チケット入手にご尽力頂いた皆様
心より御礼申し上げますm(__)m

kamejiro.netの表紙に舞台の模様がアップされています。



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