島田紳助引退事件のなぞ 第1回
紘一郎雑記帳
タレントの島田紳助さんが活動自粛ではなく
いきなり引退を表明したことで、
様々な憶測が出ている。
吉本興業による解雇説から、
紳助さんのクーデター説などまであるが、
どれが真相なのか。
島田紳助さんは、2011年8月23日夜の
緊急会見でこう明かした。
紳助さんにとっては、
暴力団関係者らとのメールのやり取りは、
「この程度」のものだった。
しかし、700人もいる若い吉本芸人に
示しがつかないと思い、
異例の芸能界引退を決意したという。
とはいえ、やはり「この程度」で
引退までするのかと、
ネット上では疑問がくすぶっている。
テレビ番組でも、
コメンテーターのデーブ・スペクターさんが
「どう考えてもおかしいですね」と首をひねっていた。
そもそも、メールがやり取りされていたのは、
2005年6月~07年6月までのことだ。
報道などによると、その相手は、
山口組系暴力団の相談役だった
元プロボクシング世界王者の渡辺二郎被告だった。
紳助さんは十数年前、
渡辺被告から紹介されたこの暴力団の組長に
トラブルを解決してもらい、
以降2人と親密な関係を続けていたという。
紳助さんの黒い交際のうわさは、
数年前からも度々週刊誌に報じられている。
最近では、週刊現代が
11年5月7・14日合併号で、
この暴力団組長が05年6月に
家宅捜索を受けたときに、
紳助さんの手紙や写真が
多数見つかったと指摘した。
それが、11年8月20日になって、
外部から吉本興業に情報提供があって
発覚したというのだ。
事情に詳しい芸能関係者は、
真相は分からないものの、
警察の動きが何か関係しているのでは
ないかと推測する。
(続く)
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