紘一郎雑記帳

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第一回・・消費税のカラクリ 紘一郎雑記帳

2013-10-21 03:14:00 | Weblog
消費税のカラクリ 
紘一郎雑記帳
 
消費税8%が決まりましたが、それが何なのか?
私たちの生活がどう変るのか?日本はどうなるのか?
考えてみましょう
 


消費税は、応益税であり、したがって、外形標準課税ですから、
担税力を無視して課税されます。
企業が消費税増税で致命的な打撃を受けるのは、担税力を無視して、
赤字でもかかる税金が増税されることになるからです。


消費税も、基本的にはガソリン税、たばこ税、酒税などのような物品税と同じ
消費課税ですが、消費税が、ガソリン税、たばこ税、酒税と異なるところは、
ガソリン税、たばこ税、酒税は仕入れ段階において一種の統制価格で
取引されており、消費税は、下請け、仕入れ、小売などについて、
全く統制の効かない取引価格に課税されていることです。


消費税は「納税者は消費者」であり、
「納税義務者は消費税を預かっている企業」と
いうことになっています。

消費税は、人件費と利息に課税されないと言われていますが、
それは、制度上、給与を受け取る労働者、利息を受け取る債権者が
納税義務者ではないというだけで、会社の商品全てが課税対象商品の場合、
会社の売上の全てに消費税がかかりますから、
会社の商品を売るという
行為によって
「売上」=
「仕入費+一般管理費+減価償却費+人件費+利息+税引前利益」

全てに消費税をかけて売っていることになります。
税務署もそのように計算します。


このうち、「仕入費+一般管理費+減価償却費」に相当する分は
先に支払っているので控除されますが、
「人件費+利息+税引前利益」に相当する分に消費税率を掛けて、
税務署に支払わなければなりません。企業に対しては、
消費税は「人件費+利息+税引前利益」に課税されているのです。
続く・・



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