安倍総理大臣 米国でウケる!
紘一郎雑記張
安倍首相の明るさ、意外にも米で好意的な反応
安倍晋三首相は先月、米ニューヨーク証券取引所で講演し、「世界第3位の経済大国の日本が復活することは、世界経済回復の大きなけん引役となる」と日本経済再生の必要性を訴えた。
さらに、投資家約300人を前に「世界経済回復のためには3語で十分だ。
Buy my Abenomics(アベノミクスは『買い』)」と“ブロークン・イングリッシュ”
で日本への積極的な投資を呼びかけた。
これまで米国には、日本からつまらないオッサン(首相)ばかりがきて、
“日本ナッシング”と揶揄されていた。
それが小泉純一郎元首相以来の変なリーダーということで、「このオッサンは
何かやるかもしれない」と関心は高かった。
26日の国連総会の演説で、紛争下の女性への性的暴力対策に取り組む
国連女性機関「UN Women」に対して資金援助などを明らかにしたことも、
好意的に見られている。
将来への漠然とした不安から意味のない貯金を続ける日本人について、
心を少し刺激して、いてついた心理を開放するだけで消費に向かう
「心理経済学」を提唱してきた。
心が明るくなるだけで1500兆円以上といわれる個人金融資産が
マーケットに出て、経済は活性化するのだ。
その意味で、安倍さんの根拠のない自信と明るさは、希望を持たせてくれた。
安倍さんのやっていること、言っている内容がプラスになっているわけではない。
内容よりも明るさがプラスに働いているのだ。
これは重要なことだ。これまで暗いイメージの首相が多かった中、安倍さんの
自信に満ちた表情と明るさは、何かいいことがありそうな雰囲気をかもし出している。ただ、今回の国連演説で気になったのは、安倍さんが「積極的平和主義」を
強調したことだ。
戦後、日本は「消極的平和志向」だった。一方、この「積極的平和主義」は
「平和を守るためには、世界のどこにでも出ていくぞ」という表明。これは、
米国のやっていることと同じだ。
かつて米国の政治学者ジョセフ・ナイやアーミテージ元国務副長官ら保守派論客も
同様のことを日本にアドバイスしていたが、最近では中国と軋轢が生じると
厄介なので、「日本はそこまでやらなくてもいいよ。期待もしていないから」と
いう考えに変わっている。
この「積極的平和主義」という言葉が一人歩きしないように、
慎重に使わないといけないと思っている。
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