邪魔者は誰だ! ばか者・民主自民の大阪市議
紘一郎雑記長
都構想、党中央とねじれ…自民市議「鉄砲玉が」
大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長が掲げる大阪都実現に向けた「大都市制度推進協議会」の設置条例が28日未明、維新と、昨秋の大阪ダブル選後、連携を強める公明の二人三脚で市議会で成立した。
一方、自民と民主系は「市の解体につながる」と反対に回り、次期衆院選をにらんで維新への接近を図る党中央との「ねじれ」が際立った。
午前3時半過ぎ、本会議開会から半日以上が過ぎ、居眠りする議員がちらほら出始める中、演壇に立った民主系のOSAKAみらい市議団の松崎孔幹事長は採決に先立つ討論で訴えた。
「堺市は(協議会への)不参加を決めた。府と大阪市だけで、大都市制度の議論をすべきではない」
市議会の自民、民主系は「大阪市を解体すれば、都市の活力がなくなる」と訴え、一貫して「アンチ都構想」の立場をとってきた。
「選挙目当てで維新を利用しようとしても、最後は逆に利用されるだけだ」
自民市議は先月10日、東京で党幹部と面会し、こう訴えた。自民市議団は今年に入って3回上京。谷垣総裁や安倍晋三元首相らに都構想の問題点を説いてきた。
昨春の市議選では、自民議員が維新入りするため大量離党したうえに、維新に刺客を送り込まれたベテラン議員が相次いで落選。自民市議は「最前線で必死で維新と戦っているのに、後ろ(党本部)から(維新を後押しする)鉄砲玉が飛んでくるのはつらい」とため息をつく。
橋下維新の国政参加はどうなる!!