ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

シカゴピザ&建築ツアー

2007-06-29 11:43:49 | 日々の出来事、雑感
週末の全米女性学会のために、斉藤正美さんがシカゴに昨日到着。昨日はピザの有名店Lou Marnati'sに行った。シカゴに3年弱もいながら、シカゴピザの有名店に行ったのはなんと昨日が初めて。シカゴスタイルのピザはさすがによく食べたが、いわゆる「有名店」は行っていなかったのだ。普段近所でとるシカゴスタイルピザに比べ、クラストがさくさくして、トッピングもそんなにくどくなくて、美味しかった。

今日は船での建築ツアー。2度目だが、かなり楽しめた。ツアーガイドのおばさん、建築オタクぶりをいかんなく発揮していた。

しかし、昨日は30℃をはるかに超え、とんでもなく暑かったのに、今日は一転。朝は心地よかったが、建築ツアーの途中から寒いくらいになってしまった。

明日の夜から学会の会場のセントチャールズ、という街に行く。何もなさそうな予感はあるが、どんなところなんだろう。

アパートに引っ越しに

2007-06-26 12:25:04 | 日々の出来事、雑感
週末の全米女性学会にむけて、慌ててペーパーを書いている。本来なら学期がようやく終わって、のんびりしているはずの時期というのに、、今年はやたらと忙しい。この後にも論文の締め切りがあるし、来学期のシラバスも作らねばならないし、、そして長距離引っ越しも控えている。かえって、学期が始まってからのほうが落ち着くのかもしれないなあ。

今日、ようやく坊主マンのアパートのリース書類が送られてきたので、ちょっとだけ安心した。だが、これから引っ越し屋を探さねば、、。モンタナのアパートのリースって、アパートから出るときのじゅうたんクリーニングがテナントの責務として書かれているのがなんか変だ。今まで、そんなところに住んだことないぞ。

Checkerboard Lounge

2007-06-24 01:33:13 | 音楽
昨晩は、家から徒歩3分くらいのところにある、Dixie Kitchenというcajun系レストランに行き、その後Checkerboard Loungeというブルースバーへ行ってきた。来客があると時折行ったこのブルースバーも、引っ越すと行かれなくなるのか。。見かけはまったくミュージシャンに見えない感じだった人たちがステージにあがり、演奏はじめると実はとんでもなくうまかったり。バンドで唯一の白人だった、太ったお兄ちゃん(実はかなり若いのかも)、演奏開始前はブルースとあまりにほど遠い、イリノイの田舎地区の白人青年的な雰囲気に思えたのだが、始まってみるとギターもうまいし、歌わせてもかなり渋い声でびっくり(人は見かけで判断してはいけないな)。ほかののバンドメンバーもかなりのエンターテイナーぶりで、ボーカルもパワフルだったし、とても楽しめた。

このCheckerboard Lounge、かなり著名で歴史的なブルースバーで、私がシカゴにうつって2年目頃にオープンした。以前はBronzevilleという、やはりシカゴ南部地域にあり、そこから引っ越してきたのだ。今の店は、家からとても近いので、私個人的には便利なのだが、この引っ越しをめぐって様々な議論があったらしい。以前あった場所は歴史的にも重要であるばかりか、地域自体も貧しく厳しい状況におかれている。だが、シカゴ大学が大学から近い現在の地域にこの著名店を移させる目的で、場所の賃料を通常より大幅に安く提供したのだそうだ。(シカゴ大学はハイドパーク地域の不動産を多く所有しているらしい。)
http://maroon.uchicago.edu/news/articles/2004/01/13/neighborhood_activis.php

同じシカゴのサウスサイドでも、大学のあるハイドパークは中流地域、それを取り囲むほとんどの地域は貧しい地域だ。文化的リソースがハイドパークに集中し、ほかの地域から奪われて行くことの問題、シカゴ大学の過去の人種差別的だったり、地元コミュニティを切り離そうとするような立場にたってきた歴史、それでもサウスサイドに位置するハイドパークに引っ越させることで、とりあえずこのブルースバーがサウスサイドに残るからいいのだという立場など、様々な意見があり、難しい問題だ。

でも結局、このブルースバーはハイドパークにオープンし、2年が過ぎた。何度か行っているけれど、以前いったときは、大学生のフラタ二ティー、ソロリティー軍団みたいにみえる、若い白人客が大量に来ているときがあった。バンドの真正面に集団で陣取った彼らは、音楽を聞きにきているというより、飲んで友達と騒ぎにきているという感じ。かなり興ざめで、演奏している人たちもこういうお客さん相手に演奏したいのではないんだろうな、、と思えるものがあった。これはハイドパークに越してきたことによるマイナス面なのかと考えさせられた。昨日は地元のアフリカンアメリカンの常連客が多かった感じだ。大学院生と思われるグループもいたが、明らかに違う雰囲気を醸し出していた。(私と私の友人も、違う雰囲気だったのだと思うが、、)私としては、今までブルースなんてほとんど聞いたことなかったが、Checkerboardがハイドパークに越してきてくれたことで、触れ親しむことができてよかったのだが、、難しい問題だ。演奏者側の立場からの意見など聞いてみたい気がする。

しかしながら、こういう文化は、今度の引っ越し先の坊主マンにはまったくないと思われるので、寂しいものがある。音楽はカントリーとかになってしまうのだろうか。バンジョーでも習うべきか、、?

先日の坊主マン滞在では、久々に白人だらけの中にぽつねんといるマイノリティで外人の自分、みたいなものを意識させられ、妙にセルフコンシャスになったりした。これは、マイノリティのコミュニティであるハイドパークでは、あまり意識してこなかった感覚で、以前のアナーバーにいた頃時々感じていたものが戻ってきた感じがした。そして、坊主マンはアナーバー以上に白人社会度が高いと思われる。かなりのカルチャーショックがありそうな予感。

パンケーキ屋爆発事件

2007-06-23 01:20:47 | 日々の出来事、雑感
友人が来訪しているので、いっしょに家の近所のパンケーキハウスに行こうとしたら、、店の前に人がいて、「入っちゃいけない!」と言われた。よく見てみれば、テレビカメラが数台来ているではないか。どうも、ちょっとした爆発事故があったらしい。けが人などは出なかったようだが、窓が壊れたりなどの被害があった様子。従業員のおばさんがテレビ局にインタビューされていたので、横で聞いてみたら、そのおばさんはパンケーキ屋で働き始めて35年が経過するが、こんなことは初めてだ!と言っていた。アナウンサーが「有名人も35年の間にはきたんじゃない?バラック(オバマ)とか来たりした?」と言うと、おばさん、「バラックは最近来たばかり。モハメド・アリとかも来たことあるのよ」と得意げに説明していた。お昼のローカルニュースで放映されるのかもしれないので、見てみようと思う。
(追記:お昼時間帯のニュースを見損ねたようなので、夕方にみてみよう。。)

というわけで、パンケーキ屋はお休み。仕方ないので、別の店で朝ご飯を食べた。こうなるとパンケーキ屋、すごーく行きたい気分になるな。修理にいつまでかかるんだろう。

追記:ネットのニュースに出ていた。しばらくパンケーキ屋、閉じるらしい。私がシカゴを離れるまでに再開してくれるといいのだけど、、
http://cbs2chicago.com/topstories/local_story_173103407.html

CSOの第九

2007-06-22 13:43:41 | 音楽
今日は、今シーズン最後のシカゴ交響楽団の演目である、ブロムシュテット指揮のベートーベンの第九を聞きに行ってきた。木曜から日曜まで四日間あるのだが、全日売り切れ状態である。売れ行きがずいぶんよかったので、思い切って一番安かった木曜日のlower balcony席を買ってしまったのが、買ってよかった。。
さすがシーズン最後だけあって、CSOはほぼ一軍。なぜかほとんどいつも出ていた、ファゴットの首席奏者が今日はいなかったが、、。金管はいつもながらさすがで、相変わらずオーボエ、フルートなどうまい。第九は低弦がけっこう目立つ曲だが、よかったな=Bそれに比べて第一バイオリンがちょっと目立たない感じで、音量的にも弱い気がしないでもなかったが、、指揮者の指示なのか、今日はセカンドバイオリンが外側で、チェロが真ん中にはいる配置だった。
最後、ホルンの首席ではない人(でも目立つフレーズを吹いた人)を、ブロムシュテットがオケの中で最初に立たせたのは、なかなか粋だった。

あと、コーラスがとてもよかったな。ソロは、バリトンの声量がかなりあって、この歌手は一人なんだかノリノリという感じだった。先日のレクイエムはソプラノが声量があったが、今日は逆でバリトンが一番目立っていたような気がする。

ああ、これでシカゴ滞在中に聞ける、CSOのシーズン演奏も最後かと思うと寂しいものが、、これだけコンサート行きまくると、演奏している人たちが知らない人たちながら、顔も何度も見て、演奏も何度も聴いたことがあるという状況なので、自分の友達みたいな気分に陥ってくるな。またシカゴに来たら、旧友を訪問するような気分で、CSOを聴きにこよう。

これからは坊主マンシンフォニーか、、ううう、シカゴと比べてなんか悲しすぎる。それでも、地元オーケストラをサメ[トするのも重要なのだろうし、たまには聴きに行くべきなのかもな。。