久々のブログ更新。COVID-19が日本より少し遅れてアメリカにも本格的に広がり、一昨日モンタナでも感染事例が4件報告された。
モンタナ州立大学のシステム全体で、学期の残りの授業がオンラインに移行することに水曜夕方に決まった。そして、金曜日が対面での最後の授業。週末から、翌週の春休み期間にかけて、オンライン授業用に移行作業を行なっている。
「オンライン授業」と言うと、リアルタイムで、ZoomとかWebExなどのツールを使って授業をする、と言うのを想定する人が日本だと多いようで、アメリカでもオンラインで教えたことがない人たちはそれをやるのかと思ったケースがかなりある感じだ。だが、実際、オンライン授業は多くの場合、同時に教員や学生がオンラインで、動画配信ベースの授業をするのではなく、asynchronous、つまり学生がそれぞれ都合の良い時間にオンラインになって、自分のペースで学習できるスタイルをとることが多い。なぜかと言えば、学生の都合や時差などがあり、同時にオンラインになることが難しいこと(学生数が多ければ多いほど困難になるだろう)、また、学生のネット環境は様々なので、全ての学生がハイスピードのWiFi接続環境があるとは限らないこと、などがあるからだ。
オンラインで授業をしたことがない教員はアメリカにもたくさんいると思うので、特に今回のようにいきなり「オンライン授業」への移行を言われて慌ててパニクってる教員もいるだろう。また、学生もオンライン授業をとったことがない場合も多い。今回はそもそもオンライン授業を履修するつもりで学生も登録したわけでもないので、かなり特殊状況で大変ではある。
それでも、急遽オンライン移行と言われて、なんとか移行が成り立つ背景として、アメリカの大学ではLMS (Learning Management System)、例えばMoodle, Blackboard, D2L Brightspace(私の大学はこれ)などを使ってきた教員が多いからだと思う。教員によってどのような使い方をしてきたかには違いはかなりあると思うが、全くLMSを使わずに授業を行うのは昨今は珍しくなりつつあるのではないか、というのが私の実感。オンライン授業は、基本的にLMSを主に使って進行していくので、普段LMSを使っているかどうかで、移行のしやすさにかなり影響が出るのではないか。
LMSには、論文、記事やビデオへのリンク(図書館経由で教材用映画のストリーミングのサービスを使えるのでそれへのリンクを貼るなど)など教材をャXトしたり、短いレクチャー動画を使う場合はそれをャXトしたり、また、ディスカッションボードの機能を使ってそこで議論をしたりするのに使う。また、学生が課題を提出するのも、試験もオンラインでLMSを使って行うことができる。
教員が自らレクチャーをする場合も、長時間のレクチャー動画を必ず学生が見ると考えるのは非現実的でもあり、そもそもネットへのアクセス環境がよくない学生もいるので、レクチャー動画を録画するときには10分程度を目安にするように、というのは、私が今までオンラインティーチングのワークショップなどを受けてきた中で、何度も言われたことだ。長い動画を1本よりは、10分のを数本ャXトしたほうが見やすい。さらに動画があまりたくさんあっても見なくなっていくもので、数も限定する必要があるだろうと思う。
レクチャーのキャプチャには私の大学はTechsmith Relayというのを使っている。パワモゥせながらレクチャーできるし、慣れれば結構楽に使える。
そんな感じで、オンライン授業は授業用のLMSのコースサイトの作り方がかなりャCントになってくるので、それを春休みの一週間でなんとか仕上げる予定。
モンタナ州立大学のシステム全体で、学期の残りの授業がオンラインに移行することに水曜夕方に決まった。そして、金曜日が対面での最後の授業。週末から、翌週の春休み期間にかけて、オンライン授業用に移行作業を行なっている。
「オンライン授業」と言うと、リアルタイムで、ZoomとかWebExなどのツールを使って授業をする、と言うのを想定する人が日本だと多いようで、アメリカでもオンラインで教えたことがない人たちはそれをやるのかと思ったケースがかなりある感じだ。だが、実際、オンライン授業は多くの場合、同時に教員や学生がオンラインで、動画配信ベースの授業をするのではなく、asynchronous、つまり学生がそれぞれ都合の良い時間にオンラインになって、自分のペースで学習できるスタイルをとることが多い。なぜかと言えば、学生の都合や時差などがあり、同時にオンラインになることが難しいこと(学生数が多ければ多いほど困難になるだろう)、また、学生のネット環境は様々なので、全ての学生がハイスピードのWiFi接続環境があるとは限らないこと、などがあるからだ。
オンラインで授業をしたことがない教員はアメリカにもたくさんいると思うので、特に今回のようにいきなり「オンライン授業」への移行を言われて慌ててパニクってる教員もいるだろう。また、学生もオンライン授業をとったことがない場合も多い。今回はそもそもオンライン授業を履修するつもりで学生も登録したわけでもないので、かなり特殊状況で大変ではある。
それでも、急遽オンライン移行と言われて、なんとか移行が成り立つ背景として、アメリカの大学ではLMS (Learning Management System)、例えばMoodle, Blackboard, D2L Brightspace(私の大学はこれ)などを使ってきた教員が多いからだと思う。教員によってどのような使い方をしてきたかには違いはかなりあると思うが、全くLMSを使わずに授業を行うのは昨今は珍しくなりつつあるのではないか、というのが私の実感。オンライン授業は、基本的にLMSを主に使って進行していくので、普段LMSを使っているかどうかで、移行のしやすさにかなり影響が出るのではないか。
LMSには、論文、記事やビデオへのリンク(図書館経由で教材用映画のストリーミングのサービスを使えるのでそれへのリンクを貼るなど)など教材をャXトしたり、短いレクチャー動画を使う場合はそれをャXトしたり、また、ディスカッションボードの機能を使ってそこで議論をしたりするのに使う。また、学生が課題を提出するのも、試験もオンラインでLMSを使って行うことができる。
教員が自らレクチャーをする場合も、長時間のレクチャー動画を必ず学生が見ると考えるのは非現実的でもあり、そもそもネットへのアクセス環境がよくない学生もいるので、レクチャー動画を録画するときには10分程度を目安にするように、というのは、私が今までオンラインティーチングのワークショップなどを受けてきた中で、何度も言われたことだ。長い動画を1本よりは、10分のを数本ャXトしたほうが見やすい。さらに動画があまりたくさんあっても見なくなっていくもので、数も限定する必要があるだろうと思う。
レクチャーのキャプチャには私の大学はTechsmith Relayというのを使っている。パワモゥせながらレクチャーできるし、慣れれば結構楽に使える。
そんな感じで、オンライン授業は授業用のLMSのコースサイトの作り方がかなりャCントになってくるので、それを春休みの一週間でなんとか仕上げる予定。