ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

大統領選挙マップ

2004-11-29 21:12:16 | ニュース、時事ネタ
先日から、何とかリンクを紹介しようと努力しつつ、失敗ばかりしていた
ミシガン大学の人が作った、大統領選の人口比に忠実なバージョンの赤青マップサイト、左側のリンクに「大統領選マップ」として加えました。なぜブログの本文だとうまくいかないんだ?~が全角の大きさになっちゃうんですよね。これってAOLダイアリーの欠陥なんだろか。

つけたし:
再度リンクはりに挑戦。プレビューで見た限りでは大丈夫っぽいので、載せてみます。(macskaさん、有り難うございます!)
http://www-personal.umich.edu/%7emejn/election/


シカゴ大学の保守性とマイノリティ問題

2004-11-28 13:11:38 | 大学関係
Yokoさんご紹介の、最近の大学の多様性に関する宣言の中で、Queerコミュニティーが無視されているという、シカゴ大学新聞記事 に関連して。

この大学って、すごーくコンサバだということが最近わかってきました。伝
統のある私立のリサーチ大学って、かなりコンサバなところが多いのかもしれません。

大学のある場所がアフリカンアメリカンだらけのコミュニティーなのに、アフリカンアメリカン研究センターがほんの数年前にやっとできたとか、Gender and Sexuality Studies Centerも同様な状態で、こういう面は州立のミシガンのほうが全然しっかりしていました。これらのセンターを作る際にも、大学当局の反対はただならぬ激しさだったんだそうな。

先日会った院生さんによれば、とにかくこの大学はコミュニティと大学をいかに隔離するかに燃えている面があるんだとか。数年前、コミュニティの人が乗っているバスに学生らが乗らなくてよいように、すでに存在するバスラインとまったく同じところを通る、大学関係者専用バスを走らせたんだって。それはさすがにやめたようですが、いまでも夜には、大学関係者しか乗れないバスを走らせています。(まあ実際にはIDチェックしてないから、誰でも乗れるとは思うけど。)

あと、私立だからなんだかわからないけど、図書館にはいる際にも、ID cardを通さないと入れない。これは日本の大学図書館では当然なのかもしれませんが、州立のミシガンの場合、図書館自体には誰でも入れて、閲覧もできるようになっていました。本を借りるのはできないけれど、単に図書館内で調査をするのなら、誰でもできました。

そういえば、シカゴには、ミシガンにあった、LGBTQ Affairs Officeにあたるオフィスがないようです。ミシガンの場合、このオフィス(Queer communityの中でも賛否両論のスタンスをとることも時々あったが)がadvocateとして、大学へのプレッシャーをかけるのにかなり機能していたし、女性学の授業でも、このオフィスにコンタクトして、LGBTQに関連する講義のときの、ゲストスピーカー(学生や教員のカミングアウトストーリーのパネルとか)を集めてもらったりなどしていました。しかし、ここシカゴで、唯一サーチして見つかったのはLGBTQ mentoring programなるものだけ。これは、教員やスタッフをメンターとして、学生にあてがうというだけのものと思われます。(ほとんどコストはかかってないとみた。)とてもマイノリティ問題への取り組みが弱すぎる大学だと思います。

こういう取り組みにはケチる一方で、大学内でしょっちゅう行われている、トークやらワークショップの際に出てくる、アルコールと食べ物の量はすさまじい。とくにアルコール。この大学のアルコール用予算は相当なものだと思われます。タダ飲みできるのはいいけど、でも本来必要なところにもっとお金使ってほしいよねえ。

記事アップ

2004-11-28 11:50:20 | フェミニズム
We誌に書いた記事「『ジェンダー・フリー』をめぐる混乱の根源(1)」をアップしました。ご感想、ご意見などありましたら、お寄せくださいね。

あわせて、ぜひ同誌掲載の、三井マリ子さんの論文「男女平等を嫌う反動勢力の実像~日本にはびこるバックラッシュ現象~」もぜひお読みください。三井さんのサイトの、Articles & Essaysのコーナー中にアップされています。

先日、ボストン(ハーバード大学の近所のケンブリッジエリア)に行ったのは、この記事で触れているバーバラ・ヒューストンさんの使う「ジェンダー・センシティブな教育」という概念を最初に提唱した、フェミニスト教育哲学の草分け、ジェーン・ローランド・マーティンさんに会い、インタビューをするためでした。マーティンさん、とてもよい方で、本来インタビュアーのはずの私だったのに、いろいろ話しすぎてしまいました。とても刺激的かつ楽しいお話をさせていただきました。お連れ合い様も交え、ディナーもご一緒させていただき、とても楽しいひとときでした。

こういうフェミニスト学者が教育分野で頑張ってくれたからこそ、私ものほほんと、大学で研究したり教えたりしていられるのですよね。本当に感謝しなければ。

またマーティンさんへのインタビューへの内容については、ウェブにアップしていこうと思います。

Thanksgiving

2004-11-26 20:31:26 | 日々の出来事、雑感
昨日はThanksgivingでした。今日はその翌日で、また休み。長い週末です。

昨晩は大学の学生さんのお宅でのパーティーに行ってきました。Thanksgivingってのは、実家に帰るアメリカ人がほとんどなので、少数のアメリカ人のほか、アジア系外国人が多いパーティーでした。ターキーだのパイだの食べて、それなりに飲んで帰ってきました。

実は私、Thanksgivingに人の家に行ったのは、とても久しぶり。ここ数年、博論でこもっていたのもあるけれど、どうも面唐ナ、家でのんびりテレビでも見ながら過ごすというパターンだったんです。アメリカ来たばかりの頃は、Thanksgivingのターキーなんてのも「これぞアメリカ文化」って感じしたし、またホリデーに一人で過ごすってのもいけないことのような気がして、招待されたらせっせと行っていたのだけど・・最近は新鮮さも薄れ、考えてみればThanksgivingなんて自分自身にとってのホリデーという感覚もなく(クリスマスも同様)、ひとりでのんびり過ごすパターンが全く気にならなくなっていたのでした。

まあでも、Thanksgivingくらいなら、たまには出かけてもいいかなと思い行ってきたパーティー、人との会話は楽しかったし、久々のターキーもまあ美味しかった。パーティー主催してくれたひとたち、大変だったと思う・・
お疲れさまでした~、って感じです。

でも、クリスマスはアメリカ人関連パーティーに行くのは、やはり避け続けたいかも。なんでかって、プレゼント買わなくちゃいけないのが嫌なのよねえ。家族だけ、とかならいいけど、パーティーに来る人たちの分すべて買いそろえるってのはかなりの苦しい。で、アメリカ人は、せっかく買ったプレゼントを返却する人々も、実はかなーり多い。(返して、自分の好きなものを買うのね。だったら商品券システムにしてくれればいいのだが。)このプレゼント習慣、なるべく私は関わりたくない~、という感じなのだ。

ついでに、アメリカ人宅に行くと、皆さんゲームをやりたがる。それも、大学という環境のせいかもしれないが、scrabbleとかの手の、言語能力を何気に必要とされてしまうゲーム。ネイティブスピーカーじゃない私が参加するには、あまりに苦しすぎる類い。「小グループくんで、協力しながらやれば大丈夫よ」なんて言われて参加したこともあったが、でもやっぱり辛いんだよね。私が辛いだけならいいけど、私に気を使ってゲームをするまわりのアメリカ人が苦しそうなのを見ているのがまた辛い。それが数年あると、ゲーム活動が始まる前に「勉強しなくちゃ」とか何とかいい訳つけて帰る、という技を覚えるようになりました。で、もう最近になると、パーティーそのものに行かない、ということが多くなり・・anti-socialでいかんなあ、と思いつつ。

しかしね、このシカゴでは、24時間ソープオペラチャンネルのソープネットがない!Thanksgivingみたいな祝日には、絶対楽しい特集(過去の名エピソード特集とか)がありそうなのに。何で見られないんだか、シカゴのケーブル会社、何とか改善してほしい。また文句電話かけちゃおうかしらん。