ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

田舎在住者にとっての在外投票制度の困難

2009-08-25 00:04:00 | ノンジャンル
もうすぐ日本は総選挙。投票率があがるというニュースを見るたびに、モンタナに住む私も投票したいなあと思う。だが、残念ながら今回の選挙は私は投票できない。

在外投票の制度が今はあるので、海外在住者でも投票できるようになった。だが、この制度、大使館や領事館が比較的近所にある人にはそう困難なく使えるのだが、私のように、領事館が遠い田舎に住んでいると、ちょっと難しいのだ。

投票自体は郵送でできる。だが、その前に「在外選挙登録」という手続きを行わねばならない。手続きの説明は、たとえばシアトル領事館サイトに記述されているものをみると、以下のようになっている。

申請者本人又は在留届に記載されている同居家族等が、当館領事窓口で直接申請して下さい。また、地方で行われる領事出張サービス(一日領事館)会場でも申請できます。

「当館領事窓口で直接申請」。これがネックなのだ。領事館までこの申請のために行くのが大変だ。
私が住む坊主マンから、シアトルまではクルマで片道10時間はゆうにかかる(それ以上かも)。行くとしたら宿泊なしでは難しい。宿泊代プラスのガソリン代もかかるということだ。とはいえ、飛行機を使おうといっても、それも小さい田舎の空港発着便というのはけっこう高くて、3~400ドルとかすぐかかってしまうのだ。

「同居家族等」はいないから、どうしたって自分で行くしかない。でも、シアトルにたまたま用事でもない限りは、このためだけに行くのはどうにも大変すぎる。遠方の人で時間がない人、貧乏な人は登録が非常に困難ということになるわけだ。

「地方で行われる領事出張サービス(一日領事館)」というのを、そういえばモンタナ州の州都ヘレナでやっているという宣伝をみたが、平日開催だったので、仕事と重なり行かれず終わった。州といっても、日本と同じくらいの面積がある州であり、坊主マンからヘレナに行くのも片道2時間弱はかかる。ちょこっと立ち寄る、というわけにもいかず、平日に開催されてもちょっと困ってしまうわけだ。

結局、何らかの用事がシアトルでない限り、おそらく次回パスメ[ト更新でどうしても領事館に行かなくてはいけない状況に陥るまで、登録できずに終わりそうである。なんとか、もうちょっと便利な制度になってくれないものだろうか。私のように田舎在住で、登録できない/する機会がないために投票できずじまいの人たちも、けっこういるんじゃないかという気がする。




夏休みももうすぐ終わり

2009-08-24 13:31:00 | 日々の出来事、雑感
しばらくブログを更新していなかった。夏の坊主マンはあまりに平和で、ぼやぼやと過ごしているため、とくに書くネタがない、というのもある。

平和なのはいいが、最近家畜が盛大に外にでているのかわからないが、夕方になると牛か馬の糞の匂いが窓からぷーんとはいってくることがある。涼しい日はいいが、暑い日はけっこう困る。いかにもこれは、近所に家畜だの時には野生動物がいらっしゃる、坊主マン的現象なのだろうが。

夏休みもついにあと一週間で終わってしまう。先週くらいから、大学のほうも、もうすぐ学期が始まる的なムードが漂い始めた。一時期、ちょっと気温が下がったりもしたが、またちょっと夏らしい気候が続いたりもした。でも確実に9月にはいれば涼しくなっていくのだろう。あー、ついに秋だ。イヤだなあ。シラバスも作り直さなくてはならず、少しずつやってはいたのだが、だらだらやっていたためまだ終わっていない。そろそろ一気にやらねばいけない。

これで、新たに寮にはいる一年生たちが来週になるときっと親につれられてキャンパスにやってくるのだろう。そうなるとキャンパスも混雑してくる。がらがらだった駐車場もこみはじめ、遠いところにとめなくてはならなくなってくる。この時期は、寮で使う電化製品だの日常用品などを売っている店も混むんだな。

動物の糞の匂いもちょっと困るが、この時期、たくさんの人間が帰ってきていろいろなところが混みだすのも、どの大学にいても、好きになれない現象だ。






アメリカ人と原爆に関する記事とラジオ番組

2009-08-02 06:30:00 | 原爆・核・原発問題
今、アメリカの人たちが原爆や核問題にどう向き合い、核廃絶の動きにつなげていこうとしているのかをテーマとした記事やラジオ番組のお知らせです。

まず、シカゴにあるデメ[ル大学の学生で、元海兵隊員だったパトリックさんが、全米原爆展を通じて何を感じ、そして広島を訪れ、ほかの学生たちとともに、核廃絶を訴えるためのアメリカ大陸横断ツアーを企画しているという内容の記事です。

核廃絶訴え、米大陸横断へ 原爆展に衝撃の元海兵隊員

パトリックさんについての英文記事。先日ボーズマンを取材された、朝日新聞の武田記者によるもの。

A-bomb tales inspire U.S. youth to spread message

デメ[ル大学教員の宮本ゆきさんと、学生さんたちの動きに焦点を当てたラジオ番組です。先日私もシカゴにいって、この番組のために宮本さんと、シカゴ大学のノーマ・フィールドさんと対話をしてきたので、少々登場するかも?
当初は中国地方のみの放送ということだったのですが、全国放送もされることになったとのことです。

原爆の日ラジオ特集
「今こそヒロシマの願いを伝える ~動き始めた在米被爆二世とアメリカの若者~」


8月6日 午前9時5分~午前9時55分 エリア:中国・四国地方+長崎
8月15日 午後10時15分~10時55分 エリア:全国放送



イエローストーンへ行ったものの悪天候

2009-08-01 09:40:00 | 日々の出来事、雑感
ブログに書くのが遅くなってしまったが、月曜にイエローストーン国立公園に行ってきた。去年一度行ったことがあるが、二度目である。今回は同じ州内のミズーラという街に住む、「のりさんさん」が前日にミズーラから坊主マンにきて一泊し、二人で早朝坊主マンを出て、イエローストーンに行った。そこで、引っ越しのために大陸横断中の共通の友人と会うためだった。待ち合わせはOld Faithfulという有名な間欠泉の前にある、Old Faithful Innというホテルのロビー。

イエローストーンの入り口までは何も問題もなくついた。しかし、公園にはいったらいきなりの渋滞。待ち合わせ時間があるために焦る。何の渋滞かと思いきや、、一匹のコヨーテが遊んでおり、それを見物するための渋滞だった。イエローストーンというところは、こういう動物見物渋滞がいつ何時あるかわからないため、時間の予定がたたないのだ。このコヨーテ渋滞のほかに、イーグル渋滞、バイソン渋滞をくぐりぬけて、Old Faithfulに着いたときには待ち合わせ時間から30分も遅れていた。焦ったが、実は待ち合わせ相手の友人たちも遅れており、結局ちょうどよい時間帯に着いたのだった。

公園内は、観光スャbト以外はほぼ携帯電話も通じない状態だった。しかもモンタナ在住のため、携帯会社としては田舎地区でも強いVerizonを使っているのだが(それしか選択肢がない)、それでもほぼ通じない。さすが、というか何というか。で、待ち合わせ相手に連絡がとれず、焦ったのだった。

Old Faithfulが噴水のように吹き出すのを見学していたのだが、なんだか曇ってきて、ゴロゴロと雷が、、吹き出すのはかろうじて見られたものの、途中で巨大な雨粒が落ちてきて、それどころではなくなり、慌ててホテルのロビーに戻っていったのだった。その後、なんと雨はヒョウに変わり、ずいぶんしばらく降っていた。そして、なんだかやたら寒くなってしまった。夏用のTシャツと薄いカーディガンをきていた私だったが、とてつもなく寒い!ホテルのロビーも、風がずいぶん外からはいってくる場所にいたせいか、とにかく寒く、気づけばまわりの人たちはスウェットとかフリースとか、人によってはダウンなどきているではないか。

友人たちは出てしまい、ランチを食べ、大雨/ヒョウもちょっと小降りになったところで、出発。しかしながら、公園内の観光スャbトまわりに行くたびに大雨状態。帰りに、Chico Hot Springsという野外温泉プール施設のようなものに寄ろうとかいっていたが、あまりの天気の悪さに野外温泉どころではない状態。仕方ないのでおとなしく坊主マンに帰り、室内の温泉プール施設である、Bozeman Hot Springsに行ってみたのだった。

結局イエローストーンくんだりまで出かけてやったことは、友人に会い、ホテルでランチをたべ、間欠泉吹き出しの前半だけ見物したくらいという、、まあでも、友人に会えただけよしとするか。国立公園系統にいって、ここまで天気に恵まれないのは初めてだったな。