ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

美容院での一こま

2008-10-31 12:30:46 | 日々の出来事、雑感
今日、勇気をふるって美容院にいってきた。(坊主マンで美容院にいくのは勇気がいるのだ。)髪の毛の一色染め(前、別の美容院でハイライトにしてもらって悲惨な結果になったので、一色染めのほうが安心かと思ったのだった)と、そろえる程度のカットをしてもらった。ちょっと色が暗すぎた気もするが、カットもそろえる程度だったので(ラインはモンタナ風でダサイとはいえ)そう悲惨な出来ではなかった。だがしかし、そのあとのブローが、、でかいカーラーみたいなブローブラシを使って、髪の毛をずいぶんふくらませてくれてボリュームたっぷり。アメリカでも一昔前の髪型風なイメージとなってしまった。家に帰って、膨らんだ部分をぺちゃんこにすべく、ブラシで格闘したのだった。

それはまあいいとして、美容院にきていた他の客がすごかった。白人おばさんなんだが、美容師のおじさんが「選挙」という言葉を一言口にしてしまったら、、暗い声で、「その話はしたくないの、、」とか言ったと思いきや、すごい勢いで「オバマはおそろしいマルクス主義者」とかなんとか話し始め、とうとうと演説状態。それが止まらないし、興奮しているのでやたらでかい声で、うるさいものがあった。美容師、大失敗した、、という様子だが、相手が客だしはっきり反論するわけにもいかず、、で、適当に相手してこの話を終わらせたいとしているのがよくわかった。「ミシェル・オバマは、100ドルもする高級なランチを食べている!」などというどうでもよさげなことも興奮して語っていた。(たぶん、ペイリンの洋服にお金かけてる話に対抗しているつもりなんだろうかな。)

ああ浮ゥった。。でも、こういうふうに行き場のない怒りを抱えていそうな共和党支持者白人が、とくにモンタナには多そうでもある。そういう人たち、ぜひロン・メ[ルに投票していただきたいものだ。

点字離れと博物館

2008-10-29 22:41:07 | 人類学
Museum of the Rockiesという博物館が坊主マンにはあって、恐竜、化石、モンタナの歴史などの展示がある。大学とも関係が深いようだ(っていうか、大学の施設という位置づけに近いのだろうか。)私の家からクルマで3分くらいのところにあるのだが、ここに先日初めて行った。友人の、日本の国立民族学博物館で研究員をしておられる広瀬浩二郎さんが大学を訪れていたので、いっしょに行ってみたのだった。

広瀬さんは全盲の研究者。「ユニバーサルミュージアム」という概念に基づく展示を民博で企画されていて、点字や「触る」ことに焦点をあてた展示を行ったりもしておられた。というわけで、ど田舎坊主マン自慢のミュージアムがどんなものだか見てみたいということもあった。

その博物館でバイトをしている学生によれば、盲学校だかのツアーが組まれた事もあるとのこと。前日に博物館に電話はしてあったのだが、急だったためアモヘとれていなかった。だが、研修があるとのことで、担当者は全員出勤しているはずだといわれていた。

だが、、受付の人に視覚障害者のための情報が知りたいと言っても言っても、「うちの博物館は何もやっていない」と冷たい対応。それでも粘りに粘って、ゲストサービス担当者に来てもらうことに成功した。その人が、もう一人関連担当の人を呼んできてくれた。その二人の人たちの話によれば、いちおう機械による、オーディオサービス的なものの導入を計画したりと、今後にむけて何か考えているらしい。受付の人、全然わかってないじゃないか。。受付がこれでは、視覚障害者がこの博物館にきたら、受付で「何もありません」といわれて帰ってしまって終わりだろう。

しかし、機械によるオーディオ案内は広瀬さんによればわかりづらく、実際に人がガイドしてくれるほうが全然いいらしい。ということを博物館担当者に聞いてみたのだが「前もってアモニってくれれば準備するけれど、、」とのこと。でもツアーとかで来ない限り難しそうでもあった。視覚障害がない人たちは、ふらっと好きなときに博物館に行く事ができるけれど、何日も前から団体でアモニって行かなくては楽しめないとは、、

さて、この博物館、ケースの中に陳列している以外に、いくつか触れる展示もあるということだったので、展示のほうにいってみた。だが、結局触れるものは古代の岩石や、ありがちな化石の一部くらい。とくに岩石は、見るだけでも色が多少違うくらいで同じようにみえるのに、触ってみてもほとんど違いもわからない。私も触れるものは触ってみるようにしたが、私の触覚は広瀬さんより圧涛Iに鈍いこともあるだろうが、それでも違いはほとんどわからなかった。同じような岩に触っても「なんだこれは」と思うだけ。そして、展示に関する点字の説明も何もないのだった。「子ども室には触れるものがある」といわれて行ってみたけれど、そこにあるのは恐竜のぬいぐるみとか、蛇のおもちゃとかばかり、、。

点字については博物館の人にも聞いてみたが、まったく用意していないのだという。各国語に末オたパンフはあって、日本語もあると言われたけれど、日本語パンフもその場では視覚障害者の方々になんら役にたつものではないのだ。そして、今後も点字のパンフ、点字での点字説明などを設置する予定もないのだという。理由をきいたら、「たしかにいろいろなところからお客さんはくるけれど、地元の視覚障害者のための団体いわく、この近所には全盲の人は少なくて、法律的に盲人だと登録されているのは2名しかいない。だから、優先すべきは、少し見えるけれど全部は見えないという人たちで、その人たちのために字を拡大したパンフなどをつくることは企画している」とのことだった。
予算が限定されており、とくに点字はお金がかかるから、、という理由なのだろうが、それにしてもその2人の人たちと、ほかの土地から来る全盲の方々はどうなるんだろう、、と思った。

しかし、広瀬さんによれば、こういった「点字離れ」はアメリカのみならず、日本でもすすんでいるのだという。とくにコンピューターの発展があり、点字ではなくコンピューターで、オーディオで、あるいはこの博物館のように字を拡大して、、のような流れがあるのだということだった。

だが、その後にランチを食べにいったレストランに、点字メニューがあった!レストランが点字メニューをつくっているのに、博物館ができない、っていうのもおかしいよな、、と思ってしまったのだった。

翌日、授業で、この博物館訪問の話を学生たちにしたら、「2人しかいないから点字つくらないって、ひどい言い訳だ」という発言があった。学生の反応に私も同感だった。予算や、地元の視覚障害者サメ[ト団体の考える優先順位がからんでくると難しい問題なのかもしれないが、なんとかこの博物館に展示およびガイドを改善するよう働きかけしていきたいものだ。

民博では 点字を発明したルイ・ブライユ生誕200周年を記念して、来年、点字に焦点をあてた展示を広瀬さんを中心に企画しているそうだ。



MacbookかMacbook Airか

2008-10-29 08:30:48 | 日々の出来事、雑感
今使っているDellノートパソコンが重すぎて、移動には著しく向かないので(怒濤の肩こり状態)、軽いのが欲しいなと思っている。長年使ってきたPowerbook G4 12inchがついにバッテリーがなくなってきてしまったし、、今更新しいバッテリー買うのもいまいちだからな。

いちおう、日本にもっていって1≠Qヶ月過ごすときにもそれなりに使えるものが欲しいので、流行のNetbookだとそれには難しいか、、と思う。そこで、最近でたばかりのMacbookか、Macbook Airかなあ、と思っているのだが。基本的には持ち運びようなので、奮発してできるだけ軽いAirのほうにすべきなのか、それともお値段的にリーズナブルでパワーがちょっと上で、DVDドライブもあるMacbookにすべきなのか。。どちらがいいんだろう。



ついにマケインもモンタナでコマーシャル開始

2008-10-29 06:49:04 | ニュース、時事ネタ
モンタナ最大の都市(といってもたいしたことないけど)ビリングズの新聞掲載のAP配信記事によれば、モンタナでの大統領選挙の世論調査が、オバマとマケインで拮抗する状況になってきたため、マケインがテレビコマーシャルを開始することになったという。大統領選挙は共和党がとることが大部分だったため楽勝を予測し、今までほとんどモンタナで何もしてこなかったマケイン陣営が焦り始めたのだろうか。

とはいえ、人口の少ないモンタナ州がもつ票はたった3票。もっと人口が多い州にくらべ、候補がせっせと訪れるということはないわけだが、それでもオバマは今年5回訪れたという。それに対して、マケインはゼロ。大学キャンパスでみるキャンペーンのブースも、私がみたのはほぼすべてオバマ陣営のもの。先日州知事(民主党)のスピーチもあったラリーも民主党系。大学の授業にきて、せっせと投票の登録をよびかけていた人たちも、おそらく民主党系なのだろう。圧涛Iにオバマ陣営のほうが資金をかけているのが見受けられる。

田舎でバトルグランドになりつつある、モンタナやダコタは、ネイティブアメリカンが多い土地でもある、大統領候補が注目してくれるのは、それを考えてもいいことだと思う。オバマはリザベーションも訪れてキャンペーンをしたことだし。

ぼちぼちとマケイン/ペイリンのヤードサインもあるものの、ここモンタナはずっとロン・メ[ルの看板が一番目立っていたくらいの土地。さすがに最近はオバマやマケインにおされてはいるが、ロン・メ[ルが投票用紙に記載されることから、選挙結果を左右するような影響力をもつことが予測される。

さて、どうなることか。あと一週間。




モンタナ、完全なswing state状態へ!?

2008-10-24 21:57:39 | ニュース、時事ネタ
昨日でた世論調査の結果、大統領選挙的にはバリバリのRed Stateだったはずのモンタナなのだが、マケインとオバマで拮抗しているという状況になってきたようだ。ノースダコタとともに、swing state化を完全にしてきているど田舎州の一つになった。

ここでなんと鍵になるのが、このブログでも数回報告してきた、モンタナでのロン・メ[ル人気。なんとモンタナは、ロン・メ[ルの名前も投票用紙に書かれる唯一の州らしく、このロン・メ[ル票がいったいどうなるのかで、選挙結果にも大きな影響がでてくることになるかもしれない。ロン・メ[ルファンが、ロン・メ[ルに投票するのか、それともマケインなのか、、。

参考記事。ロン・メ[ル、4%の支持を調査では集めたようだ。
http://www.billingsgazette.net/articles/2008/10/24/news/state/21-poll.txt

なかなか楽しい展開になってきたな。