ふぇみにすとの雑感

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遊覧船ミシガンの「アメリカ」コンセプト?

2007-08-15 09:45:39 | ニュース、時事ネタ
asahi.comの、「遊覧船ミシガン、米国風で再浮上 琵琶湖観光人気じわり」という記事を読んだ。

2年ほど前に、滋賀県の琵琶湖畔に行ったときに、やけに浮きまくっていた船が「ミシガン」だった。滋賀県とミシガン州は姉妹関係にあるらしく、私が以前いたミシガン州のアナーバーも彦根市と姉妹都市だったりして、"Hikone Road"なんて道があったのもおぼえている。(アメリカ人は「ハイコネ・ロード」と呼んでいたが)

「ミシガン」号に私は乗った事がないが、まあ姉妹関係ということだし、ミシガンをテーマにした船なのかなあ、、程度に思っていたのだが、朝日の記事を読んでみると

19世紀の米南部の河川外輪船をイメージしたミシガンは82年に就航。当初はベルサイユ宮殿風の豪華内装と、米国人研修生の接客が注目された。しかし乗客数は83年度の45万2千人をピークに減り、03年度には14万2千人に。


なぜに「米南部の河川外輪船」?ミシガンは南部じゃないぞー。そしてなぜ「ベルサイユ宮殿風」なのかも不明。

危機のなか、04年6月に京阪電気鉄道のレジャー部門から、琵琶湖汽船社長に転じたのが元ひらかたパーク園長で、京阪きっての「アイデアマン」と言われる中井保さん(57)だった。

 「ミシガン船内を、娯楽空間としてリニューアルしたかった」と中井さん。船のコンセプトをこれまで以上に「アメリカ」で統一。船内を「トム・ソーヤの冒険」のイメージにし、飲食施設などを「トムソーヤダイニング」「ハックルベリーカフェ」などに改称した。内装や家具も米南部らしい木目調に一新した。


コンセプト「アメリカ」とは、「トムソーヤ」「ハックルベリー」のことなのか。ちなみに、両方とも舞台はミシガンとは無関係。そして、改装してもこだわる「米南部」。木目調って「米南部らしい」のか。。

京阪系ホテルが船内で提供していたフランス料理をやめ、シェフも自社で採用。メニュー作りで社員をミシガン州などに派遣し、ローストビーフやオマールエビなど米国らしい食材を新たなコース料理に仕立てた。


やっとでてきたミシガン州。だが、派遣されたのはいいけれど、オマールエビ(ロブスター)は、海のないミシガンではとれない食材だしな。。

はななだしく実在の「ミシガン」からかけ離れた、遊覧船「ミシガン」のコンセプトなのだった。