ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

coming out in Soaps

2004-08-12 19:30:16 | メディア、テレビ
ABCのソープオペラ、One Life to Live (OLTL)にて、だいぶ以前から噂されていたゲイ・ストーリーラインがようやく本格化してきた様子。

私の好きなOLTLキャラクターの一人、マーシーちゃん(リンクにはってある、Kathy Brierという、ブロードウェイ・ミュージカルHairsprayの主役もはった女優さんが演じている役)が現在関わっている、"Love Project"なる大学生たちによるプロジェクトのメンバーの一員が、つい最近自分はゲイだとカミングアウトしました。絵に描いたようなホモフォビア白人男に嫌がられつつ、このゲイの男の子はアウトして強くなっていっています。そして、このマーシーちゃんの兄(弟かな?)の一人がゲイで、パートナーとゲイ・マリッジをしたいがほかの兄に反対されているとかいう展開になってきました。このゲイのお兄さんのほうはまだ登場していないのですが、近いうちに出てくるのでしょう。たぶん、現在政治的、社会的に話題の、ゲイ・マリッジ問題と関連づけたストーリー展開になることが予測されます。これは注目だなあ。

もうひとつのソープ、All My Children(AMC)では、主役の娘ビアンカちゃんのレズビアンカムアウト、そして去年は(今頃、という感じですが)デイタイムソープ初のレズビアンキスシーンがかなり話題になりました。そして、ずーっとストレートだと思ってきたが、ビアンカちゃんが好きだと気づきつつある女の子、マギーちゃんとのストーリーが近いうちに発展してくるかもしれない状況。

ソープって、こうやって小出しに社会問題系を扱うんだよね。秋の大統領選の争点にゲイマリッジ問題がなることは確実な情勢。その中で、比較的保守的なソープオペラにおける関連ストーリーがどういう展開になっていくのか、ちょっと注目かも。

ニュージャージー州知事辞任、イラクサッカーチームなど

2004-08-12 18:29:57 | ニュース、時事ネタ
秋が近づいてきたのか、ここ数日間だいぶ涼しい日々が続いています。もう8月も中旬、私の引っ越しまでもあと一週間となりました。家でだらだらと、テレビを見ながら荷物整理をしているところです。でもケーブルの契約も月曜日で切ってしまうので、テレビもこの週末で終わりなのでした。

今日のテレビでは、ニュージャージー州知事が、実は自分はゲイで、男性と不倫関係を結んでいたと公表し、辞任したというニュースを大きく報道していました。バリバリ保守派のパット・ブキャナンのコメントが出ていましたが、この州知事のカムアウトを、正直だと評価していたのがちょっと意外。でも、不倫関係はまだしも(これも個人的なことだと思うけど)、ゲイであるというプライベートな範疇に属することを公表していなかったからというのが、辞任の理由になってしまうというのは、アメリカ社会の後進性を表しているともいえます。しかし、先ほどのテレビ報道では、セクハラでこの州知事を訴えようとしている男性がいるとかも言っていたので、今後この件がどのように発展していくのか不明な点も多くあります。

あとは、オリンピックでイラクのサッカーチームが勝ったというニュースかな。イラクチームの選手は大変な状況の中、すごいと思うけど、アメリカのニュースでこれが「アメリカがイラクを民主化してあげたから」という方向に持って行こうという兆候がすでにNBCニュースで見えたので、何だかなあという感じ。あと、ギリシャでの女性政治家の躍進ぶり、そのシンボルになっているアテネの女性市長がいかに人気者かというニュースもありました。