木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

目覚ましで起きた時に、雨音がしないので、もしかして走れるかもと

思ったのですが、傘も要らない程度のポツリとした雨、

路面も濡れています。

練習をあきらめ、朝食と弁当用のサラダを刻み、

伊豆シイタケと野菜出汁でコンソメスープを作りました。

さて、昨日は予定通り、午前は刃物研ぎ、午後は金輪継ぎやりました。

そして、練習を積んで、腕をあげるはずでした。

これ、訓練校の講義で習ったことなんですが、

「技術は継承できるが、技能は個人に宿るもの。」

なので、技能は自分で習得するしかないのです。

さあ、訓練校に今週持って行く刃物を研ぎましょう。

土曜日、石橋先生に言われたことは2つ。

 ・カンナの耳を落とすこと

 ・合わせ砥(仕上げ砥石)の最後は水をあまり落とさず、砥クソで研ぐこと。

耳とは、人差し指が振れているところです。

もう一度、裏押しからやり直します。

カンナは寸六(大きめのカンナ)から中カンナ、小カンナへと

進んで終わった時には正午の時報放送が流れていました。

ただ、厨房の流しを片付けないと昼食は食べられないので、

ノミまで研いでしまうことにしました。

使う予定の3本を研ぎます。

カンナ4丁、ノミ3本を研ぎ終えたのは40分過ぎ。

お昼は空心菜とシイタケと豚肉の炒め物とポテトサラダです。

午後、金輪継ぎをやるには1時間休んでいる暇はなく、

40分ほど休んだら、雨が上がったので、軽トラの荷台に道具箱と練習用角材を積んで

久々に工房に向かいます。

角材に芯墨をして、角材に墨をしていきます。

墨刺しを使い慣れていないので、角材、尺金、手が汚れます。

さらに墨を付け間違いました。

そこで、午前中に研いだ寸六を出して、刃先の出を調整して、

間違った墨を削って消します。

ところが刃が切れません、午前中の研ぎは何だったの?

一歩前進どころか、さらに半歩後退しているではありませんか!

結局、今日は加工をあきらめて、ここで切り上げることにしました。

思い通りの切れに仕上がらないのは、包丁でも何回も経験しています。

それでも、繰り返すことにより、今はほぼ満足いく切れになっています。

だから、カンナも今週しつこく研いでいきます。

技能は自分で身に着けるしかありません。

それでは今週も元気に行きましょう。

 



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