政府は南スーダンにPKO派遣している自衛隊を5月末で撤収する方針を発表した。南スーダンが内戦状態にあって、PKO派遣の条件を満たしていないことは、この間の国会論戦を通じて明らかになっている。稲田防衛大臣の答弁も支離滅裂で、自衛隊派遣の正当性を証明できていなかった。政府が撤収の方針を決めたのは当然であるが、「道路整備などが終わったから」という説明には納得いかない。南スーダンに「駆けつけ警護」なのどの新任務を付与して自衛隊を派遣した誤りを認め、そのおおもとになった「安保法制」を廃止すべきだと思う。
レンタルDVDで映画『彩り河』を鑑賞。1984年公開の三村晴彦家督作品。原作は松本清朝の『彩り河』。元商事会社の取締役だった男が、現在は首都高速の通行券授受員となっている。ある日霞が関料金所で、以前親しかったホステスが元のライバル会社の社長と同席しているのに出会う。商事会社の争いやら、銀座のクラブをめぐる男女のどろどろした争いなど、松本清朝の原作らしい映画だ。
3月11日。おはようがんす。今日は東日本大震災・津波発災から6年目の朝を迎えた。あの日、わが家ではススが詰まって燃えにくくなったストーブの煙突掃除をし、おおの健康の湯で汚れを落としている時に地震が起きた。すぐに大津波警報が発令され、町議である連れ合いとともに種市庁舎に向かい、種市庁舎から津波の押し寄せるところを見た。あれから6年、比較的被害の少なかった洋野町では、復旧が進み最後に残された防潮堤の工事が進んでいるところだが、陸前高田市など県南部から宮城県北部の沿岸の復旧復興はまだこれからである。
大震災の発生した日だからというわけではないが、冷蔵庫の残り食材を可能な限り使い切るよう料理をした。もうご存知だと思うが、今日は土曜日なので山クジラ♂が料理をしている。大震災後しばらくが停電が続き、ガソリンや灯油などの供給も途絶え大変だった。幸い、わが家には薪ストーブがあって、しかも地震の直前に煙突掃除をしておいたので、薪ストーブのある部屋では寒いということはなかったので助かったし、ストーブからでる「オキリ」を使って料理をすることもできた。便利になるのは良いが、いざという時には天然、自然に生きていた方が対応力があると思う。