先日、全国チェーンの古書店から買ってきた葉室麟の小説の2冊目、『月神』(げっしん)を読んだ。この物語の主人公は福岡藩出身の月形潔、明治13年に北海道に集治監建設のため、横浜から汽船で北海道に向かう。その旅のさなか、亡き従兄弟の月形洗蔵のことを思う。福岡藩の尊王攘夷派の中心となり、藩を尊攘派として立ち上がらせようとした洗蔵だったが、維新を前に刑死してしまう。「月は日を導くさきがけ」と言っていたことを思う。潔は樺戸集治監の典獄として囚人の監視役を任命され、維新への志との違いを思い悩むのだが。少し重い作品だ。
1月29日。おはようがんす。甘利大臣が辞任しましたね!国民に知らせず“TPP大筋合意”した張本人が辞めざるをえなかったのだから重大なことだ。辞任だけで幕引きをすることは許されない。安倍総理の任命責任も当然問われなければならないし、甘利氏が議員でいることだって問題だと思うが。
今朝も春の食材、ナバナのおひたし。山クジラ♂の故郷は群馬県で、春になると露地物のナバナが栽培される。伸びてきた花芽を摘み取って湯がき、カラシ醤油でいただくのだが、そこはかと苦みのある味がたまらないのだ。こういうものを食べるたび早く春が来ることを願う今日この頃だ。
「隅田川御用帳」シリーズの16、『花野』を読んだ。この本には第1話『花野』、第2話『雪の朝』を掲載。今号で、「橘屋」の主・お登勢と、「橘屋」用心棒である塙十四郎はついに祝言を揚げる。同時に十四郎は新たな役目を帯びて旅立たなければならない。いったいこの先どのような展開が待っているのか、それは作者に聞いてみないとわからないことだ。
実写版の『宇宙兄弟』を視聴した。もともと漫画で同名の作品があって、アニメ作品をあるということだ。残念ながら山クジラ♂は原作の漫画も見ていないし、アニメ作品も視聴していない。たまたまレンタルDVD店で『宇宙兄弟』のでDVDがあったのでレンタルして視聴した次第。2025年の話しで、今から10年後でしかない。UFをみた兄弟が宇宙飛行士をめざし、弟が先に宇宙飛行士になり後を追って兄も宇宙に飛び出す話しだが、この先の時代にはありそうな話である。宇宙が現実の世界に近づいてきていることを実感した。
1月28日。おはようがんす。昨日は午後からトラクターを使って裏庭にできた雪の山に挑戦。崩してバケットに入れ近くの河川敷まで運んで堤防の上から投棄する作業をして、半分を排出できた。今日も朝から残りの分をやってしまう。
今日の朝食には早採りワカメが登場。早採りワカメとは、今の時期に養殖ワカメの間引きをしたもので、まだ十分育っていないので柔らかいものだ。これをさっと湯にくぐらせて、鮮やかな緑色の変わったものを酢醤油などをつけていただく。海の中はすでに春の装いだそうで、海藻たちが元気に育っているという。これも北国の春の便りだ。