山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『三国志』第4巻=宮城谷昌光著

2013-03-13 07:22:14 | 読書

 『三国志』もようやく第4巻を読み終えた。後漢朝の末期、袁紹は新たな王朝をたてることを画策している。そうした時代、後に3国の内の1つである呉をたてる孫氏の最初の登場人物・孫堅が登場。そして曹操もまた、1武将として登場してくる。劉備はまだ、ならず者の仲間にいて頭角を現す前の段階である。董卓が殺されたあと、後漢の最後皇帝である献帝は、それぞれの軍閥の争いに巻き込まれ、流浪の旅をつづけ馬車を失い牛車で北へ向かう。第4巻は「そのため統率は紊(みだ)れ、上下関係は崩れてゆくことになる。なにはともあれ、こうして興平2年は暮れて、建安元年(196年)となる。建安年間は、曹操の時代であるといってよい」と終わる。いよいよ、私たちが知っている三国志の時代になるのであろう。まだまだ先は長い。