中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

根性焼き

2022-11-07 22:22:00 | 危機管理
 「おくのほそ道」で、芭蕉が旅に出る前に、脚にお灸をする描写がありますよね。私はあの場面が好きです。

 整体でやられているからわかりますが、お灸は熱い。というか痛い。普通にやけどですから。それを「これから旅にでるぞ!」という気合いを込めて、自分の脚にやる。…男らしい(というのは今の時代では問題があるのかも知れませんが江戸時代なので勘弁)覚悟というか、決意のほどが感じられる。「水ごり」とか「闘魂注入」みたいなものですね。

 ところで、少し前から、左手の小指が痛い。まあ、酷使していますから経年劣化でしょう。朝起きた時には、曲げると「引っかかる」感じもある。

 諦めていたのですが、整体の先生にそれを言ったら、手のひらに二ヶ所、お灸をされました。

 熱い熱い。言わなきゃよかったと思いましたが後の祭り。普通に「焦げあと」がつきました。

 …しかし、心なしかその後、楽器を弾いた時に、前よりも痛みを感じなくなったような気がする。朝の「引っかかり」も軽減されました。

 気のせいもあるかとは思います。それでも、そもそも東洋医学は「気」を扱っているので、「気」の流れが良くして、体の不調を治す。馬鹿にできない部分もあります。

 自宅でも「せんねん灸」で焼くようになりました。

 …芭蕉を見習って、まだまだ頑張らないと。

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