中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

つくしんぼコンサート

2009-04-06 09:10:11 | 山形弦楽四重奏団
 たとえば、先生が生徒に
「なんでできないの?」「そんなこともわからないの?」
と言ってしまうのは、とても怖いことなんです。

 「なんで、できるようにしてあげられないの?」「そんなことも教えてあげられないの?」
という言葉が、自分に向けられているのと同じだからです。おおこわ…。

 昨日は毎年恒例になった「つくしんぼコンサート」でした。山形Qのメンバーの生徒達の合同発表会です。もう7回になりました。昔、中腰で調弦してあげていた子が、もう自分より背が高い…。歳とるわけだ。

 すごい緊張感の中で演奏することは、子供にとっても大きなストレスです。ドキドキするのはもちろんですが、生まれて初めて胃の痛みを感じるほどの、子供にしては強烈過ぎる体験なのです。もちろんそれだけに、得るものも大きいんですけどね。

 しかし発表会の場合、ためされるのは子供だけでなく先生でもあります。子供時代の貴重な1年を費やさせて、何をやらせてきたのかが問われるわけですから。演奏がうまくいかないと、子供以上にへこみます。「やることに意義がある」みたいなことを、先生が言うのは自己弁護です。

 
 さて今年のできは…一安心。みんなよく頑張ってた。感謝。

 
コメント
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