中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

てんかのけん

2008-08-14 20:08:13 | 危機管理
 ♪箱根の山はぁ神奈川県!♪

 という非常につまらない替え歌がありましたが、家族で箱根にやって来ました。親戚の別荘があるのでたびたび来ていたのですが、もうこの夏で人手に渡すという事なので最後の記念にと、混む時期ですが、負けずにやって来ました。

 箱根は、やはり標高が高いだけあって東京より風が爽やかです。

 小涌園の近くですが、この辺りも昔とは大分変わりました。小涌園には毎年、会社の忘年会で来ていたので、少しは懐かしさを感じます。

 泊まりがけでコンパニオン付きで忘年会をするのですから、今から考えるとバブルの余韻がありますね。

 進学塾とは言っても会社でしたから、社長や社長室長やら役員など、講師ではない、運営に携わる偉い人達もたくさんいます。こういう人種は特に偉ければ偉い程、品が無いのです。

 会社で顧問かなんかを頼んでいた、会計事務所かなんかの社長は今思い出しても最悪でした。ひたすらコンパニオンにセクハラまがいのベタベタぶりでした。

 そんな下品極まりない奴らにも、我々新入社員は酒を注ぎに挨拶に行かなければなりません。僕も仕方なく行きました。

 行くと、だらし無くコンパニオンを抱きかかえるようにしていて、「おい、どうだ?俺の新しい秘書なんだ。いいだろぉー。」

 まだ大学を出たばかりだった自分は、まだまだキャパが狭かったのです。思いきり軽蔑した表情で「ほぉー、そいつぁー良かったすね。」と言ってしまいました。

 一瞬そのテーブル(偉い人席)が凍りつきました。「なんだお前は!馬鹿者がっ!」と言われました。

 そういうお前はなんなんだ?、という顔つきをしてしまいましたが、後でたしなめられました。

 そんな小涌園もすっかり雰囲気が変わり、リゾートという感じになりました。あの時、おねえちゃん付きだった暗い二次会ルームも、もうなくなっていました。

 (写真は宿からの景色です。写真ではわかりませんが、右側の山には大文字焼きの「大」の字があります。)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする